緊張した初演から約6年、花澤香菜が再びクレア役に挑む 「予習なしで自然と世界観に入っていける作品」

緊張した初演から約6年、花澤香菜が再びクレア役に挑む 「予習なしで自然と世界観に入っていける作品」

 第78回トニー賞で6部門受賞したミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』が約6年ぶりに再演。人間をサポートするために作られたヘルパーロボット達の交流を描く、愛らしくちょっと切ない物語で、初演でクレア役を演じた声優の花澤香菜が続投する。

 「このミュージカルが大好きで、絶対再演するものだと思っていました。初演は私自身2回目のミュージカルで、稽古からずっと緊張していたんです。あれから6年経って、その間にいろいろなキャリアや経験を積んで、今回それらを活かせることが出来てすごく嬉しいです」

 花澤が演じるクレアについて、そして本人と似ている部分を聞いてみた。

 「クレアはとても純粋で、ロボットだけど人間に近い部分があって、思ったらすぐ行動するアグレッシブなところがある前向きな女の子です。私もオフの日は用事を作って外に出かけたいタイプなので、そういうところはクレアに似ていると思います」

 花澤とともに、オリバー役の浦井健治が続投し、新キャストの木下晴香と飯田洋輔は花澤と初共演となる。

 「浦井さんは性別や年齢関係なく、“浦井さん”というキャラクターです(笑)。明るさと可愛さは6年前と何も変わらなくて、すごく安心します。Wキャストの晴香ちゃんは、可憐さと歌が素晴らしくて、彼女なりのクレアをどんどん作り上げているので、私も頑張らなきゃと思っています。飯田さんはジェームズ役に加えて複数の役を演じます。ジョンというヘルパーロボットを演じる時に、毎回異なる“変な人感”を見せてくれて、『本当に変な人かな?』と思うこともあるんですけど(笑)、ユニークで優しくて、とてもチャーミングな方です」

 初演はコロナ禍の影響で様々な制限があった中での上演だったが、今回はいわば“完全版”での上演となる。

 「再演を心待ちにされている方は、オリバーとクレアが楽しい時間を積み重ねていく姿や、お互いに影響を与え合って変化していく繊細な過程を、改めてじっくり味わっていただきたいですし、本当にあっという間に時間が過ぎてしまうので、その一瞬一瞬を大切に楽しんでください。今回が初めてという方は、本当に説明がいらないくらい、自然と世界観に入っていける作品なので、予習しないで劇場に来ていただけたら嬉しいです」

(取材・文:冨岡弘行)

プラス
劇中ではロボットが音楽に癒やされる場面がありますが、、花澤さん自身が疲れた時に聴く“特別な1曲”は何ですか?

「『空気公団』というバンドが大好きで。1曲を挙げるとしたら、私も声優として出演していたテレビアニメ『青い花』の主題歌『青い花』を選ぶと思いますが、とにかくすべての曲が大好きです。本当に癒やされるんですよ」

プロフィール

花澤香菜(はなざわ・かな)
2月25日生まれ、東京都出身。2003年放送のテレビアニメ『LAST EXILE』のホリー・マドセイン役で声優デビュー。主な代表作に、アニメ『鬼滅の刃』、『PSYCHOPASS サイコパス』、『五等分の花嫁』、『〈物語〉シリーズ』など。またソロアーティストとしてデビュー以来4作連続でのオリコンTop10入りを果たし、2015年には日本武道館での単独公演を成功させた。俳優としては、2026年に声優の関智一との二人芝居『日々、日々』に出演。

公演情報

ミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』

日:2026年11月20日(金)~12月13日(日)
場:シアタークリエ
料:土日祝・千穐楽13,500円 平日12,500円(全席指定・税込)
HP:https://www.tohostage.com/maybe/
問:東宝テレザーブ tel.0570-00-7777

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