
第2回大阪学生演劇祭で大賞と審査員賞、第11回全国学生演劇祭で大賞・審査員優秀賞・観客賞・メニコン賞を受賞した本作。二大都市ツアーで主演を務める横山奏夢と、脚本・演出の渡辺嵩宗に話を伺った。
渡辺「面白い作品を作るのはもちろん、全国学生演劇祭で大賞をいただいた作品ということで、学生演劇の魅力をアピールできたらと思っています。審査員の方からすごく勉強になる講評をいただいたうえでの再演で、より良い作品にできると思います」
横山「僕は演劇の面白さと魅力をもっとわかりやすく広めたいと思っています。今回の出演は様々なご縁があって決まりました。多数の選択肢の中で選んだものに意味を感じたいという気持ちがあり、台本と通じるものを感じます」
本作は、コロナ禍を舞台にしている。
渡辺「僕は中学・高校の時にコロナ真っ只中の世代。コロナによって母のうつ病が再発し、僕は反抗期だったこともあって少し苦労しました。でも、うつ病をきっかけに母親も1人の人間なんだと捉えられるようになって付き合い方が変わったんです。そういった経験から、生きづらさを抱える人たちや家庭を励ます、肯定するような作品にしたいと思いました。最初は二人芝居でしたが、より多くの人に届けるために、様々な生きづらさを抱える人たちの群像劇のような作品になっています」
物語について、横山は「すごく実直な思いがそのまま綴られていると感じました」と語る。
横山「色々なことを経験し、話し合いながら作ったんだろうなと。映像を観て再演へのプレッシャーを感じています。余韻を楽しめる作品なので、それを受け継ぎつつ、今回ならではの“いてマリ”を作りたいです」
初めて演劇に触れる方からコアな演劇ファンまで、幅広い層に楽しんでもらえる作品にしたいと、意欲は充分だ。
横山「関西の小劇場を牽引する方がたくさん出演していますし、本当に素敵な作品です。初めて演劇を観る方に楽しんでもらえたら嬉しいですし、学生演劇祭で観た方に『再演はこんなもんか』と思われないように気合いを入れて挑みたいです」
渡辺「初めて演劇を観にくる方は緊張すると思います。扱っている内容はヘビーでも、コミカルな部分が多い作品なので、肩の力を抜いて純粋に楽しみにきていただけたら嬉しいです」
(取材・文:吉田沙奈 撮影:河西沙織 取材協力:YES T HEATER)

プロフィール

横山奏夢(よこやま・かなめ)
石川県出身。近畿大学文芸学部芸術学科・舞台芸術専攻卒業。劇団ヘラヘラ企画などの舞台作品に出演し、2025年度WINGCUPにて俳優賞を受賞。2026年、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN 新世界』に出演。舞台で培った確かな演技力と、独自の表現力を持つ俳優・表現者として活動している。

渡辺嵩宗(わたなべ・たかむね)
茨城県出身。大阪芸術大学在学中。「ペイント・タレント」の旗揚げに参加。2025年には自身の演劇ユニット「青少年の煮干し」を旗揚げ。作・演出作品、ペイント・タレント『いってしまえばマリッジブルー』が、第11回全国学生演劇祭にて大賞を受賞。
公演情報
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『いってしまえばマリッジブルー』
日:2026年10月20日(火)〜22日(木) ※他、大阪公演あり
場:I’M A SHOW
料:特典付きチケット9,000円 一般チケット6,500円 ※他、U-22チケットあり。詳細は下記HPにて(全席指定・税込)
HP:https://x.com/itemari2026
問:公式HP内よりお問合せください https://x.gd/Cm3JO
