連続対談企画㉖『“演劇”のある生活』[6月放送分](BS松竹東急プロデューサー・湯浅敦士×カンフェティ編集長・吉田祥二)

連続対談企画㉖『“演劇”のある生活』[6月放送分](BS松竹東急プロデューサー・湯浅敦士×カンフェティ編集長・吉田祥二)

第26回 無料放送局『BS松竹東急』 6月の演劇・音楽ラインナップをご紹介!

 BS松竹東急は、映画・歌舞伎・一般演劇などのエンターテインメントを通じて人々に感動を届けてきた松竹グループと、渋谷をはじめとした街づくりによって、人々の豊かな暮らしの基盤を構築してきた東急グループがコラボレーションして、2022年3月26日に開局した放送局。編成コンセプトに、『誰もが楽しめて親しみやすい歌舞伎や劇場文化』を掲げている。
 また演劇以外にも、映画・オリジナルドラマなど、あらゆるジャンルの番組を編成し放送する無料総合編成チャンネルとして、上質感やワクワク感をお届けするという……、なんとも謎に包まれた放送局である。
 この企画では、かねてより親交のあったBS松竹東急の湯浅プロデューサーを迎え、カンフェティ編集長の吉田とともにBS松竹東急のラインナップを紹介しながら、ざっくばらんと各々が思う演劇について月いちペースで語っていく、そういう対談企画である。

※過去回はリンク先にて公開中!

(第1回~第25回)

(第1回)2022年4月のラインナップ
(第2回)2022年5月のラインナップ
(第3回)2022年6月のラインナップ
(第4回)2022年7月のラインナップ
(第5回)2022年8月のラインナップ
(第6回)2022年9月のラインナップ
(第7回)2022年10月のラインナップ
(第8回)2022年11月のラインナップ
(第9回)2022年12月のラインナップ
(第10回)2023年1月のラインナップ
(第11回)2023年2月のラインナップ
(第12回)2023年3月のラインナップ
(第13回)2023年4月のラインナップ
(第14回)2023年5月のラインナップ
(第15回)2023年6月のラインナップ
(第16回)2023年7月のラインナップ
(第17回)2023年8月のラインナップ
(第18回)2023年9月のラインナップ
(第19回)2023年10月のラインナップ
(第20回)2023年11月のラインナップ
(第21回)2023年12月のラインナップ
(第22回)2024年1月のラインナップ
(第23回)2024年1月後半~2月前半のラインナップ
(第24回)2024年2月後半~3月のラインナップ
(第25回)2024年4月のラインナップ

6月のラインナップはこちら!

日曜ゴールデンシアター
6月9日(日) 夜7時~
『海援隊 50周年コンサート~故郷 離れて50年~』

6月23日(日) 夜7時~
歌舞伎『二人藤娘』(平成30年12月・歌舞伎座)
   『傾城反魂香 将監閑居の場』(平成18年5月・歌舞伎座)

6月30日(日) 夜7時~
さだまさしコンサート『さだ丼~新自分風土記Ⅲ~さだまさしコンサートツアー2021~』

そのほか……お酢偏愛番組『お酢きびと』で酢!

湯浅 「5月はお休みをいただいてしまい、恐縮です」

吉田 「いろいろとバタバタされていたと思いますので、仕方ないと思います」

湯浅 「人生、いろいろありますね……。
 さて……というところで話を切り替えまして、先日は東京ヴェルディ観戦いかがでしたでしょうか?」

吉田 「お誘い、ありがとうございました!試合が始まる前の演出、サポーターの熱気、スタジアム全体が興奮に包まれている臨場感は、テレビ観戦ではなかなか味わえないものがあって、とっても楽しかったです」

湯浅 「インドア派なので、サッカーのルールはゲームで学んだような人間ではありますが、やっぱりライブ感があって生で観るのは、僕も楽しかったです!」

吉田 「おうちで手軽にエンタメを楽しむのも良いですが、観劇と同じで、わざわざ会場に足を運んでその空間で体験するというのはやはり特別感がありますよね。お手軽じゃない分、その日がやってくるのをワクワクソワソワしながら待つというのも、醍醐味の一つですよね」

湯浅 「では、6月の日曜ゴールデンシアターのラインナップです。6月9日は『海援隊 50周年コンサート~故郷 離れて50年~』をお送りします」

吉田 「海援隊は、1971年に武田鉄矢・中牟田俊男・千葉和臣の三人で結成されたフォークグループ で、『母に捧げるバラード』『思えば遠くへ来たもんだ』など、人間味があってメッセージ性の高い名曲が多いですよね。私は『スタートライン』という曲が好きです。早朝にジョギングする時など、気づいたら口ずさんでいます」

6月9日(日) 夜7時~
海援隊 50周年コンサート
~故郷 離れて50年~

湯浅 「早朝にジョギングされるということは、今年も……参加されるんですか?」

吉田 「はい!12月に湘南国際フルマラソンに参加します!」

湯浅 「昨年は途中棄権でしたよね。今年はどういったところを強化されているんですか?」

吉田 「昨年の反省点は、前半にトイレへ行き過ぎたことなので、今年は前日から水分を一切取らず、臨む!そうしたら完走できるという計算です」

湯浅 「そうでした!前回はトイレに行き過ぎて時間切れになったんでしたよね」

吉田 「35キロ地点ですね、悔しかったです。湯浅さんもよかったらいかがですか?」

湯浅 「12月1日ですよね?……やりますか!」

吉田 「長距離は得意ですか?」

湯浅 「短距離、長距離の概念がありません!」

吉田 「歩かなければ、ゆっくりでも6時間進み続ければ大丈夫ですよ」

湯浅 「人生と同じですね、前向きに検討してみます。今年は挑戦の年にしてみようと思います」

吉田 「挑戦という意味では、むちゃくちゃ最高峰の挑戦と思いますのでぜひ!」

湯浅 「結構やる気が出てきました!……脱線しましたが(笑)というわけで、9日には海援隊のコンサートをお送りします」

吉田 「はい(笑)」

湯浅 「そして、23日は歌舞伎をお送りします」

6月23日(日) 夜7時~ 
歌舞伎「二人藤娘」(平成30年12月・歌舞伎座)
「傾城反魂香 将監閑居の場」(平成18年5月・歌舞伎)

湯浅 「『二人藤娘』(平成30年12月・歌舞伎座)と『傾城反魂香 将監閑居の場』(平成18年5月・歌舞伎座)を放送します。『二人藤娘』は歌舞伎舞踊の代表的な作品のひとつで、ふたりの藤の精が華やかに踊る艶麗な一幕です。そして、『傾城反魂香 将監閑居の場』は近松門左衛門作、絵画の奇跡をモチーフにした夫婦愛の物語です」

吉田 「『傾城反魂香 将監閑居の場』は、又平とおとくの夫婦の絆、命を懸けて起こした奇跡が胸を打つ、心温まる作品です。生まれつき吃音で、思いをうまく伝えられない又平に変わって、それを伝えようとするおとくの弁舌の見せ場は特に注目です」

6月30日(日) 夜7時~
さだまさしコンサート
「さだ丼~新自分風土記Ⅲ~さだまさしコンサートツアー2021~」

湯浅 「30日には、さだまさしさんのコンサートです」

吉田 「すごいですね!海援隊に続いてのさだまさしさんですか!さだまさしさんは、長崎市出身のシンガー・ソングライター、小説家。フォークデュオ・グループとしてデビューの後、ソロ・シンガーとして活動を開始。言わずと知れた国民的アーティストですよね。昨年、レコードデビュー50周年を記念して豪華アーティストが参加したトリビュート・アルバム『みんなのさだ』が発売され話題に。現在、50周年ツアー・アンコール公演『2024さだまさしコンサートツアー “51”』が開催中です」

湯浅 「おっしゃるとおり、絶賛ツアー中でもありますので、放送を見てこれは実際に見てみたい!という方がいましたら、コンサートに行ってはどうでしょうか?」

吉田 「そして、5月が(この連載企画が)休止だったので触れられませんでしたが、『お酢きびと』がスタートしていますね」

湯浅 「演劇でも音楽でもない、この番組をこの場でご紹介させていただき感謝です」

吉田 「何をおっしゃいますか、2年以上続いているコラムですからね!(笑)」

湯浅 「ありがとうございます!」

吉田 「先日のニコニコ超会議ではイベントもされましたよね!」

湯浅 「須田亜香里さんとお酢博士の赤野さん、MCになすなかにしさんを迎えての、イベントを実施。大盛りあがりでした」

吉田 「行きたかったのですが都合つかずでして、申し訳ないです!」

湯浅 「いえいえ、生配信もしていたのできっとチェックしてくださっていましたよね?」

吉田 「え……」

湯浅 「そんな『お酢きびと』ですが、しつこいようですが再度番組紹介をさせてください。
この番組は、前代未聞のお酢偏愛番組となっていまして、お酢をこよなく愛してやまないお酢きびとの須田亜香里さん、そして、新お酢きびととして、なすなかにしさん、筧美和子さんが、酢の酢っばらしさをただひたすら褒めちぎるだけの番組となっていま酢!」

お酢偏愛番組「お酢きびと」
毎週木曜夕方6時から放送中!
※TVerでの見逃し配信も実施!

吉田 「お酢は私も大好きですが、日常生活に当たり前にあるものなので、正直これまで生きていてお酢について深く考えたことはなかったです。でも湯浅さんのこの番組で、お酢の可能性を再発見して、ますます大好きになりましたね」

湯浅 「昨年、単発番組として制作したのですが、全国のお酢きびとの皆様に支持されまして、この4月からレギュラー化しました。放送後にはTVerでの見逃し配信も実施しています!」
https://tver.jp/series/srs1a9ismc

吉田 「この番組を見て、改めてお酢に目覚める人、絶対多いと思います。ぜひ要チェックですね」

湯浅 「そんなこんなで、フリートークですね。
先ほども言いましたが今年は挑戦の年にしたいと思っています。
フルマラソンもそうですが、なんとなく今年は海外旅行に行こうかなと思ってます」

吉田 「どちらに?」

湯浅 「これまた、なんとなく”タイ”か”ウズベキスタン”かなと思ってます」

吉田 「どうしてですか?」

湯浅 「ウズベキスタンについては(英語が話せる)同僚がこの夏、家族で行くといっていたので、同行してやろうかと画策しています」

吉田 「ウズベキスタンって有名なスポットってどこですか?」

湯浅 「サマルカンドです!青い都らしいです」

吉田 「サマルカンド……!名前は聞いたことありますね」

湯浅 「響きがなんかかっこいいですよね。そのくらいしか知りません(笑)」

吉田 「タイはすごく僕も興味があります、行ってみたいです。料理が美味しそう」

湯浅 「”コムローイ祭り”って知ってますか?あのランタンみたいなものをみんなで空に飛ばす。ラプンツェルとかでも話題になったやつです。なんか最近悲しいことがあって、ちょっと落ち込む日々なのですが、なんとなく世界の祭り動画を見ていたときに、このお祭りの美しさに目を奪われ、なんか呼ばれているような気がしたんです」

吉田 「今、映像を見たのですが美しいですね!」

湯浅 「よかったら一緒にどうですか?」

吉田 「余力があれば検討します!」

湯浅 「なんか仲良しのメンバーに声かけてみんなで行きますかね」

吉田 「素敵です。」

湯浅 「今、本当に“異世界”に行きたいのでいろいろとリサーチ中です」

吉田 「ぜひ、ご一緒できるところがあればマラソン以外もお願いします!」

湯浅 「ありがとうございます!そんなところで、今回は終わりですかね」

吉田 「はい、引き続きよろしくお願いします!」

プロフィール

湯浅敦士(ゆあさ・あつし)
日本大学芸術学部演劇学科卒。他局を経て、2021年にBS松竹東急に入社。BS松竹東急の演劇や音楽の編成、お酢偏愛番組『お酢きびと』などのプロデューサーを担当。プライベートでも舞台の脚本を手掛けるなど、演劇を愛する気持ちに満ちている。

吉田祥二(よしだ・しょうじ)
シアター情報誌[カンフェティ]編集長。早稲田大学第一文学部卒。在学中に劇団を旗揚げし、以来約10年に渡って同劇団の主宰・脚本家・演出家を務める。2004年に「エンタテインメントを、もっと身近なものに。」を理念に掲げ、ロングランプランニング株式会社を起業。趣味は登山(縦走)。

【放送局】 BS松竹東急(BS260ch/総合編成無料放送)
【局公式Twitter】 @BS260_official

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