
舞台作品で強烈なキャラを演じ、ドラマ『未来のムスコ』、『今際の国のアリス』シーズン3などで注目の俳優・難波なうと脚本家・蓮戸良による新演劇プロジェクト「ツギタシ」の第1回公演が8月に上演される。
難波「プロジェクトを立ち上げる際、私と同世代で同じように演劇を観て育った良さんと一緒にやりたいと思って、最初に声を掛けました」
蓮戸「私は書くことが大好きだけど喋るのが苦手で、なうさんは書くことよりも喋った方が伝えやすいとおっしゃっていて、交流していくうちに互いの性格や得意分野が真逆だということがわかりました。今では、互いの弱点をわかり合っているので、制作を進めるにあたって頼りやすくなりました」
今回の公演では、とある地方の駅前にあるストリートピアノを舞台に、3つの物語が展開する。
蓮戸「ツギタシのコンセプトに絡めて、いろいろな仕掛けを考えた上で3つの物語を書くことにしたのですが、いざ脚本に落とし込もうとするとなかなか苦戦して、ちょっと後悔しています(苦笑)。でもちゃんと完成すれば、コンセプトを考えていたこと込みで大成功できると思いますし、1つの作品にいくつもの物語を書くスタイルが元々好きという点では、こういう形にして良かったなと思っています」
豪華俳優陣は難波がキャスティングした。
難波「今まで出会ってきた中で、特に私が触発される方々に集まっていただきました。私1人の力だけでなく、今演劇界で大活躍されている方々にご協力いただき、改めて、これまでの繋がり、横の繋がりの大切さを実感しました」
最後に本作への意気込みや今後のプロジェクトの野望を聞いた。
蓮戸「同世代であり、憧れる部分が大きい難波なうを『どう魅せるか』という結果を出したいです。また、最初の打ち合わせ時点でストーリー案を5、6本ほど用意していたのですが、それくらい書きたい話がまだまだたくさんあるので、今後の公演で実現できたら嬉しいです」
難波「今回グッズやビジュアル制作において演劇界隈ではない方々に関わっていただきました。私たちが新しく継ぎ足していく演劇の可能性はもっとあると思っているので、今後の展開でも演劇以外の方にご協力いただく機会を大切にしたいです。堤さん・わっしーさん・シュガーさん・宮ちゃん・舞さん・吉森さんという強烈なスタッフさんを『今までの技だけじゃ対応出来ないぞ!』と悩ませるぐらいの“攻めの姿勢”で臨みたいです。『協力』で入っていただいた心強い方々のお力もエネルギーに変換して、難波なうと蓮戸良、2人にしかできない『ツギタシ』芝居になればと思います」
(取材・文:冨岡弘行 撮影:間野真由美 ヘアメイク:樅野知子)

難波なう さん
「苦手なんです、こういうお題。『愛と希望の詰まったツギタシかき氷!』みたいな回答が正解なのかな、いや違うか、おしゃれなシロップの名前とか言えたらかっこいいのかな。本音で言えば、練乳まみれのかき氷にチョコチップを砂利みたいに敷き詰める一択だ!なんて言えないか。プロデュース……になるかな、もう一度食べたいのは、抹茶が苦手な私の横でいつも宇治金時を頼むばあちゃんからもらう、練乳のところだけのかき氷。それが、何よりも大好きだったかき氷のトッピングです」
蓮戸良 さん
「小学生の時、近所の氷屋が夏限定でかき氷を売っていました。汗だくで自転車を走らせて食べに行き、食べて、また自転車を走らせて、帰る頃には再び汗だくになっていました。あの頃は、涼しさよりも、色のついた甘いシロップに価値を見出していたのだと思います。今、自分がかき氷をプロデュースするなら。ゴロゴロと果実が乗っているものは食べるのに苦戦するので、シンプルにシロップだけで。舌に緑やら青やらの色がついてしまっているか、そんなことを気にせず食べたいのでシロップは透明なもので。甘いものが個人的に苦手なので味のないもので。氷に水かけただけのモノになってしまいました。今の自分は、それでよいです。甘さより、涼しさで」
プロフィール

難波なう(なんば・なう)
1995年10月21日生まれ、東京都出身。2011年、『真夏の夜の夢』で舞台デビュー。以降舞台を中心に出演歴を重ね、近年では映像作品にも活動の幅を広げている。主な出演作に、青春の会『熱海殺人事件』、『ダブルブッキング 2nd!』、サルメカンパニー『水の間の子供たち』、Netflix シリーズ『今際の国のアリス』シーズン3、TBSドラマ『未来のムスコ』など。趣味は離島巡りで、国内外70以上の島を訪問。りとふる公式アンバサダーや離島専門ライターとしての活動も行う。

蓮戸 良(はすど・りょう)
「ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン」のYouTube動画の編集を担当したことがきっかけで、2020年に同ユニットの映像作品『校長先生の卒業写真』の脚本を担当。『赤坂ビーンズクラブ』でショートストーリーの脚本を複数提供。2023年からは、ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン『羊町シリーズ』(ジグスタ)に参加し、二人芝居の脚本を毎年4~6本提供している。
公演情報

ツギタシ 第1回公演『ソラ使っちゃって』
日:2026年8月26日(水)~30日(日)
場:新宿シアタートップス
料:S席7,000円 A席5,000円
U25[25歳以下]4,000円 ※要身分証明書提示(全席指定・税込)
HP:https://www.ruby-parade.com/lp/tsugitashi2026
問:ツギタシ製作委員会
mail:tsugitashi2026@gmail.com
