60年代のグラムロックスターと現代の孤独なシンガーの時空を超えた物語 ライブさながらの熱狂と感動のストーリーが会場を包み込む

60年代のグラムロックスターと現代の孤独なシンガーの時空を超えた物語 ライブさながらの熱狂と感動のストーリーが会場を包み込む

 韓国で2024年と2025年に上演され、客席を熱狂と涙で包み込んだ“永遠のグラムロック・ミュージカル”『ETERNITY(エタニティ)』の日本上陸が決定。日本版キャストの1人で、60年代の伝説的グラムロックスター・ブルードットを演じる小池徹平は、韓国版を観劇した感想を「とても熱量の高い舞台」と話す。

 「8割くらいが歌のシーンという印象で、ロックのライブみたいに会場全体が盛り上がっていました。3人の役者とバンドメンバーというシンプルな舞台ですけど、とにかく楽曲がめちゃくちゃカッコ良くて、キャラクターも魅力的。歌の合間にストーリーがうまく組み込まれていて、日本版ではどうなるんだろうと想像を膨らませながら楽しみました」

 上演台本と演出を手がけるのは河原雅彦。小池とは、同じくロックを題材にしたミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』の演出で仕事を共にした間柄だ。

 「『ロッキー~』は相当ぶっ飛んだ作品でしたけど、今回はもっと繊細で真面目な内容なので、僕がまだ見たことのないリーダー(河原)の一面が見られそうです。日本版ならではのオリジナリティを絶対に出してくるはずだと期待しています」

 訳詞は、小池が主演を務めたミュージカル『どろんぱ』でも作詞を担当した森雪之丞。

 「4月にお会いしたとき、今『ETERNITY』書いてて、かなり良い感じだよ。とおっしゃっていて。リーダーと雪之丞さんがタッグを組むことでどういう化学反応が起きるのか、とても楽しみです」

 ブルードット役は小西遼生とのWキャスト。彼に憧れる現代のロックシンガー・カイパーには小野田龍之介と伊藤あさひが同じくWキャストで、そして過去と現在を繋ぐ神秘的な存在・マーマーを美弥るりかが演じる。

 「コンサートでご一緒したことがある龍之介君以外は、初共演の方ばかり。ブルードットとカイパーが、全然タイプの違う2人によるWキャストなのも面白いところで、役者冥利に尽きると感じています」

 そんな小池が「新しいジャンルのミュージカルになりそう」と胸を膨らませる本作で、ロックコンサートの楽しさに目覚める観客も続出しそうだ。

 「そう思います。逆に、普段はライブしか行かないよっていう音楽好きのお客様も楽しめる舞台だと思うし、ライブは1・2日とかで終わっちゃいますけど、ミュージカルは長く公演が続くので、ぜひ何回もリピートしていただきたいですね」

(取材・文:西本 勲 撮影:岩﨑真子)

プロフィール

小池徹平(こいけ・てっぺい)
1986年生まれ、大阪府出身。2001年、第14回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し、翌年にドラマ『天体観測』で俳優デビュー。2005年にはウエンツ瑛士との音楽デュオ「WaT」でデビューし、NHK 紅白歌合戦に2度出場を果たす。2012年からは舞台でのキャリアも重ね、特にミュージカルの話題作に数多く出演。2016年に上演された『1789~バスティーユの恋人たち~』、『キンキーブーツ』での演技が評価され、第42回菊田一夫演劇賞を受賞した。近年の主な出演舞台に、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』、『ロッキー・ホラー・ショー』、『ある男』、舞台『西遊記』、『リア王』など。

公演情報

ミュージカル『ETERNITY(エタニティ)』

日:2026年7月10日(金)~26日(日)
  ※他、愛知・大阪公演あり
場:東京建物 ぴあ シアター
料:S席13,500円 一般A席9,500円
  U18席[18歳以下]4,800円
  ※要身分証明書提示(全席指定・税込)
HP:https://musical-eternity.jp
問:ぴあ https://w.pia.jp/a/d-contact/

Advertisement

インタビューカテゴリの最新記事