関西在住の十代の男子10人で結成された演劇ユニット「神戸セーラーボーイズ」。昨年４月に始動し、新神戸のAiiA 2.5 Theater Kobeを拠点にこれまで4本の公演を行ったほか、様々なイベントやコラボ企画で爽やかな魅力を振り撒いている。年長メンバーの明石侑成と塚木芭琉がインタビューに答えてくれた。
明石「僕が一番年上なんですけど、年齢が離れている子ばかりの中で、最初はあまり自分を出せていませんでした。でも少しずつ殻が破けてきて、今は居心地のいい場所だと感じています」
塚木「グループを結成してからは、メンバーと一緒にいる時間が家族よりも長いくらい密な関係です。侑成くんは結構ほんわかしたキャラで、グループの優しいお兄ちゃん的な存在。中学生のメンバーからは同い年のノリで話しかけられています（笑）。僕はそれを俯瞰で見ていることが多いですね」
神戸セーラーボーイズの舞台は、等身大の自分たちを投影した“SF（セミフィクション）公演”と、著名な物語をアレンジした“定期公演”に分けられる。どちらも邦楽のカバーやメンバーの自作曲など、歌をフィーチャーした演出が特徴で、アイドルのコンサートのような楽しみ方も可能。そうした部分と、核となるストーリーの共存が彼らの持ち味だ。
塚木「お客さまが入ると、大きな劇場が急に狭く感じるんです。それくらい距離感が近く、みなさんが楽しんでくださっている空気がこちらに伝わってきて、もっと頑張らなあかんなと思う瞬間もあります」
明石「初めて舞台に立ったときはもうガチガチでした。でもお客さまが反応してくださると嬉しいし、モチベーションも上がります。ちょっとずつ楽しさも感じるようになってきましたね」
今年も３月の公演を皮切りに様々な展開を予定。さらに大きくなる彼らを追いかけるのは、今からでも遅くない。
明石「公演ごとに“ここが成長してるな”と感じることが、観てくださる側にとって楽しいところなのかなと思います」
塚木「僕たちにしか出せない空気感とか色みたいなものを、ぜひ観てほしいですね」
（取材・文＆撮影：西本 勲）
明石侑成さん
「僕が思う関西のおすすめスポットは、やっぱりユニバーサル・スタジオ・ジャパンかなって思います！ 僕自身も年間パスを持っていて、普段からよく遊びにいっています（笑）あの空間にいる時だけは何も考えずに素直に楽しめる所がいいなと思います！ ぜひ関西にお越しの際は足を運んでみてください！」
塚木芭琉さん
「奈良県出身の僕が思う関西のおすすめスポットは、奈良公園です！ 穏やかな街並みや歴史的建造物は奈良公園にしかない魅力だと思います。建物一つひとつに歴史を感じる凄く素敵な場所です。そして、何より鹿がたくさんいます！ 鹿せんべいという鹿用の餌があるのですが、1枚持つだけで360°鹿に囲まれます。少し疲れたりした時にはかわいい鹿が本当に癒しです（笑）。 お疲れの時、リラックスしたい時、鹿の人気者になりたい時はぜひ一度行ってみてくださいね」
プロフィール
明石侑成（あかし・ゆうせい）
2005年1月20日生まれ、兵庫県出身。メンバーカラーは朱色。高校の文化祭で舞台を経験したのをきっかけに、演技に興味を持つ。「歌とダンスは初心者からのスタートで、必死に食らいついています。ずっと野球をやっていたので、グループの中での動き方はそのときの経験が生かされているかもしれません」
塚木芭琉（つかき・はる）
2005年11月4日生まれ、奈良県出身。メンバーカラーは青。第34回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト・ファイナリスト。ファミリーマートサイネージ企画「Clip voice」出演中。「小さい頃から人前に出るのは好きなタイプでした。今年で高校も卒業するので、いつも以上に全力で舞台に向き合いたいと思っています」
公演情報
神戸セーラーボーイズ SF（セミフィクション）『Boys×Voice 403』
日：2024年3月15日（金）～17日（日）
場：AiiA 2.5 Theater Kobe
料：6,000円（全席自由・整理番号付・税込）
HP：https://www.kobesailorboys.com/
問：ネルケプランニング 公式HP内よりお問い合わせください
