舞台ならではの展開や迫力ある殺陣など、見どころは盛りだくさん　魅力的なキャラクターたちが織り成す謎と苦悩の物語

　蒼月海里による小説『咎人の刻印』をもとにした舞台シリーズ第2弾『咎人の刻印～レミニセンス～』の上演が決定。許されざる罪を犯し、罰とともに〝異能〟を得た「咎人（トガビト）」たちを、舞台ならではのストーリーで描く。前作に引き続き出演する松田昇大と、初参加となる彩凪翔が意気込みを語る。

松田「新メンバーも参加していますから、前作より盛り上げたいです。座長としての立ち居振る舞いもそうですし、お芝居もしっかり見せていきたい」

彩凪「今までにない役で苦戦する予感がありますが、皆さんと一緒に作り上げられたら」

　今作はどんな魅力あるストーリーになっているのだろうか。

松田「脚本を７割くらい読み進めても展開が読めないストーリー。そして今回も殺陣は1つの見どころです」

彩凪「私が演じる蘭は記憶喪失ですし能力もわからない。謎だらけで、最後まで山場があります。他にも川隅美慎くん演じる東雲さんなど、苦悩する人がたくさん出てくることに魅力を感じます」

　共演経験がある2人だが、がっつり芝居をするのは今回が初めてだという。

彩凪「前に共演した作品のイベントで、昇大くんの気配りがありがたかったです。今回は先輩的な存在なので色々教えてもらいます！」

松田「殺陣もお芝居も凛としている印象ですが、ご本人は意外と天然。一緒にお芝居するのが楽しみです」

　新キャストも多数加わるが、2人は誰に注目しているのだろうか。

松田「W主演の（赤羽）流河とは1年振りなので楽しみですね。今回はずっと一緒にいるわけじゃないので、外から流河を見られるのもワクワクします。あと、殺陣をつけてくださる中村誠治郎さんがめちゃくちゃ格好良いです！」

彩凪「推してる（笑）。初めましてのキャストさんが多いので楽しみですね。キャラクターとしては、マドロミ（大西桃香）が気になる！」

松田「僕は、重光（荒木健太郎）がおいしいというか、やってみたいなって思いますね」

　シリーズ第2弾ではあるが、今からでも追いつけるそうなのでご安心を。

彩凪「舞台オリジナルのストーリーなので、原作が好きな方もこれから観る方も楽しめると思います。最後まで先が読めないストーリーをぜひ観届けてください」

松田「第2弾を観てから1作目を前日譚として観るのもアリですからね。殺陣も芝居も盛りだくさん。原作とはまた違う生き様を楽しみにしてほしいです」

（取材・文：吉田沙奈　撮影：立川賢一）

彩凪 翔さん
「斬りまくりの1年！　年始から4作品の舞台とクリスマスの自身のディナーライブに出演させていただきますが、5作品中4作品に立ち回りのシーンがありました。おそらく宝塚歌劇団時代よりもひたすらに闘っていた1年でした。毎回共演する皆さんの殺陣の技術に圧倒されながら、少しずつスキルが身についていたら嬉しいです。2024年も舞台で皆さんにお会いできることを楽しみにしています!!」

松田昇大さん
「1番大きな出来事として挙げられるのは4年間演じてきたヒプステの山田二郎役を卒業した事です。初めて役者としてこの世界に入った作品で、最後の最後まで出演していた作品なので思い入れが大きいですね。個人的にも住む場所が変わったりと変化の大きな一年だったかと思います。ここからが人生の勝負だなと強く思える一年になりました」

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