関智一とノサカラボによる、こだわりのルパン・シリーズ第3弾　美しいヒロインとルパンの愛と冒険ミステリー！

　演出家・野坂実によるノサカラボと、声優・関智一の人気企画第3弾、朗読劇『アルセーヌ・ルパン#3 緑の目の令嬢』が上演を迎える。本作は映画『ルパン三世 カリオストロの城』のもとになったと言われている。緑の瞳を持つ美女を中心に起こる事件と冒険をスピーディに描いていく。この物語を3作目に選んだ理由を尋ねた。

野坂「関さんは普段から色んなことを受け止めてくれて。女性ファーストで愛情が深く、その姿を見ているうちに、ルパンと関さんがもの凄くリンクしまして。そういう意味でルパンの恋愛や恋の話を先にやりたいと思いました。『緑の目の令嬢』は、始めから最後まで令嬢とルパンの恋愛が描かれる物語なので、このタイミングに上演を決めました」

関「今作では、ルパンはスマートな紳士貴族のラウールとして現れます。ルパンは恋多き人物ですが、イメージよりも女性を尊重していて愛情深いところがあります。僕も色々なところで育てていただいた
50代、多少は女性に優しくできるようになりました（笑）」

　今回は女性を守る、新しいルパンにも会えそうだ。

野坂「今でも印象に残っているのは、ある夜の街で女性が男性に突き飛ばされて。女性が倒れた瞬間に関さんが男性との間にスッと入って、大丈夫ですかと！」

　野坂との仕事について関は、「なんか心地良い。ちゃんとしているところと、いい加減なところ、空気を読む感じも似ている」と絶賛。最強コンビが贈るクオリティの高い作品と安心感に納得だ。また、関はキャスティングにも協力している。

関「皆さんキャラクターが立っているので声はイメージしやすいですが、野坂さんのシリーズは『ルパン』に加え他も展開しているので、あまり被らないようにと苦労はしています。お忙しい方が多い中、今回も素敵なキャストの出演が叶い嬉しいですね」

　お馴染みの相棒・ルブラン役の木村良平に加え、高橋李依、伊藤美来、竹内栄治、金光宣明、諏訪部順一、井上和彦ら豪華メンバーで挑む。

野坂「如何に関さんに遊んでもらえる環境を、僕が作れるかどうかがポイント。お客様に“このシリーズは毛色が違う。ここに来れば、素敵なものが観られる”と思っていただけるかは、どれだけ進化させて拘ったかに大いに懸かっていると思っています」

関「1人の人生を長く演じることは楽しいです。ルパンの冒険、挫折や再起をお客様と共有し、永く愛されるシリーズに育てていきたい気持ちです」

（取材・文：谷中理音　撮影：山本一人（平賀スクエア））

野坂 実さん
「青汁。ありがたいことに、お休みが月に1日あるかないかで、1日の生活サイクルが、10～13時、14～17時、18～22時でまわっています。ですので、殆どの昼食と夕食が外食になってしまい、脂っこい食事が多くなりがちです。演出家は現場に行くのが仕事です。毎月違う稽古場になるので、行く場所が都度変わります。なので、食事の確保が難しいこともあります。いつでも健康に、どんな現場にも行ける様、体調管理のために青汁は欠かせません」

関 智一さん
「おもちゃのコレクション、映画の小道具など。今までコレクションしてきた2万点ほどのおもちゃや映画の小道具などを、倉庫を借りて所狭しと飾って保管している。映画の小道具などは、劇用車が特に大きなもので、１台をレーシングチームの車庫を借りて保管している。今後このたくさんあるコレクションをどうするかが悩みどころ」

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