パントマイムとクラシックのコラボレーション！　「子どものピュアな反応を見るのも楽しみのひとつ」

　パントマイムをベースに世界的に活躍するパフォーマンスユニットCAVAが、この夏マイムとクラシックを掛け合わせた子ども向けコンサートに登場。

丸山「子ども向けのクラシックコンサートはたくさんありますが、マイムとのコラボは新しい挑戦です。パントマイムは視覚的な表現なので、クラシック音楽と組み合わさることで、双方の魅力を引き出し合うことができます。初めてクラシック音楽やパントマイムに触れる方にも楽しみやすい公演になると思います。とくに子どもたちはパントマイムをとてもピュアに観てくれるので、ちょっとしたアクションでワッと盛り上がってくれます。こちらもピュアに演技できて、個人的にも楽しいんです」

黒田「時にはキャラクターになったり、時には人じゃないものにもなったり。生身の人間が演じるギャップもパントマイムの魅力じゃないかと思いますね。今回マイムを初めて観た子どもの心に、大人になっても残る舞台を作りたいです」

　構成にも仕掛けがあり、曲ごとにショートパフォーマンスとしても楽しめる一方、全体としてもひとつの物語になっているという。「大人の方が観ていても伏線回収的な面白さがあると思います」と丸山は述べる。

　コロナ禍の状況下で、久しぶりの舞台公演とあってメンバーの感慨も深い。今作の見どころを聞くと、

田中「パントマイムはテクニックだけが広く伝わっていますよね。鞄を持ったり、壁を作ったり。でも、そのテクニックで何を表現するかはすごく自由なんです。作品にもそれぞれの曲ならではの味が出てくると思います」

藤代「とくに僕たちは５人でやっていますからね。グループならではの阿吽の呼吸や、よくお洒落でスタイリッシュと言われるCAVAらしさを観ていただけたらうれしいです」

細見「例えば、『トムとジェリー』の追いかけっこも僕のなかではマイムです。言葉がなくてもお互いの考えていることや、起こっていることが全部わかりますよね。CAVAでもほぼ毎回追いかけっこのシーンをやりますが、僕自身とくに楽しいポイントのひとつです！」

　パントマイムとクラシックが生み出す化学反応を、ぜひ五感で味わいたい。

細見「目と耳で舞台を楽しむのはもちろん、楽しんでいるお子さんを見て『こんな反応してくれるんだ！』と驚くのも醍醐味のひとつだと思います！　劇場でお待ちしています」

（取材・文：いつか床子　撮影：友澤綾乃）

丸山和彰さん
「世界一周旅行。公演で海外に行く機会もすっかりなくなってしまったので。特に南米や中東などのあまり良く知らない国に行ってみたいです。現地の人とその土地の酒を飲み明かす、そんな毎日を過ごしてみたいです」

黒田高秋さん
「家族の健康!!　どんなにお金があっても、時間があっても、地位も名誉も、健康でなければ意味がないと思うから。自分だけでなく、家族みんなが心身ともに健康で毎日を過ごせる、これに尽きます。Though I just can’t kick smoking………」

藤代博之さん
「もしも願いが叶うなら、身体から羽根が生え、ドローンの様に上空を飛び、世界196各国の景色を空から見てみたい！」

細身慎之介さん
「願い事と言われるとタイムスリップが一番に思い浮かびますね。関ヶ原の戦いとか、江戸城無血開城の西郷隆盛と勝海舟の会談、クレオパトラが絨毯にくるまってカエサルを誘惑したところ、ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂の壁画を描いているところとか。あと、昔の食事とかも楽しみたいです。マンモスの丸焼きとか、見た目も味も豪快そうです」

田中優希子さん
「南の島でぼーっとしたいです。毎年3〜4ヶ月位そういう機会があったら理想です。毎日なんだかんだ忙しく過ごしてしまうので、何にもない所で暫くぼーっと過ごすのが良い気がします。美味しい魚介を食べ、気が向いたら海に入ったり散歩したりのんびり過ごしたいです。泳げませんけども……。とにかく夏が好きなので東京が冬の期間は、暖かい所に住まわせてほしいです」

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