5年越しの片思いが結実! 宝塚合格級の興奮で挑む夢の役への決意 お客様ご自身の人生に何かを受け渡せるような作品

 1990年代のイギリスを舞台に、多様な価値観や過去の因縁に向き合う会話劇『スカイライト』。教師 キーラ役の咲妃みゆは、5年前のナショナル・シアター・ライブで観劇した時の衝撃が忘れられないと言う。

 「圧倒的な会話劇と、そこに凝縮された感情の波、そして社会的な壁に打ち震えまして、観劇後1週間は興奮が収まりませんでした。“30代のうちにこの役を演じたい”という夢をずっと抱いていたので、出演のお話をいただいた時は、夢が叶った喜びと興奮で、宝塚音楽学校に合格した時と同じくらいの衝撃でした(笑)」

 かつての不倫相手 トム役に山路和弘、その息子 エドワード役を中山翔貴が演じ、演出は杉原邦生が務める。

 「山路さんとは2度目の共演になります。前回は親子を演じさせていただき、今回はまた違う役どころでご一緒できるのが楽しみです。山路さんの幅広い表現を間近で学ばせていただきたいです。中山さんは今回初共演ですが、若くしてこの会話劇に挑戦されるのは素晴らしいことだと思います。彼の柔軟な感性から生まれる表現に、私もハッとさせられることがたくさんあるはずです。杉原さんは創作を心から楽しむ方という印象で、自分を追い込んでしまいがちの私に杉原さんが風穴を開けて助けてくださるんじゃないかと思います。信頼を寄せて挑みたいです」

 役作りや注目ポイントに関しても聞いてみた。

 「これまでにいただいたことのないセリフ量なので、まずは記憶力を鍛えておこうかと(笑)。絶対にやり遂げるという強い気持ちをエネルギーに準備を進めたいです。あと、会話を繰り広げながら様々な“手作業”が同時に進んでいくのも物語のポイントなので、そこにも注目して欲しいです」

 最後にこの作品を観た後、お客様にどのような気持ちになって欲しいか聞いてみた。

 「3人の未来が交わるのか、それとも離れていくのかはお客様の想像に委ねられますが、“人生は続いていく”という余韻とともに、何かを持ち帰っていただけるような作品だと思います。現代社会がベースになっているので、きっと身近な物語のように感じていただけるのではないでしょうか。ご自身の人生に思いを馳せていただければ嬉しいです」

(取材・文:冨岡弘行 撮影:NORI)

プロフィール

咲妃みゆ(さきひ・みゆ)
1991年3月16日生まれ、宮崎県出身。2010年、宝塚歌劇団入団、月組に配属。2014年、雪組トップ娘役に就任。2017年7月に宝塚歌劇団を退団。2021年、ミュージカル『NINE』、『GHOST』で第46回菊田一夫演劇賞を受賞。2024年、舞台『少女都市からの呼び声』で第31回読売演劇大賞 優秀女優賞を受賞。主な出演作に、ミュージカル『ケイン&アベル』、『クワイエットルームにようこそ The Musical』、『レッドブック~私は私を語るひと~』、舞台 KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote』、『Yerma イェルマ』など。

公演情報

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『スカイライト Skylight』

日:2027年1月20日(水)~31日(日) ※他、神戸公演あり
場:KAAT 神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉
料:一般7,000円 U24チケット[24歳以下]3,500円 高校生以下割引1,000円
  ※他、各種割引あり。詳細は下記HPにて(全席指定・税込)
HP:https://www.kaat.jp/d/skylight
問:チケットかながわ tel.0570-015-415(10:00~18:00/年末年始を除く)

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