
神崎裕也氏による人気マンガ『ウロボロス』を原作に、昨年上演された舞台が新たなキャストを迎え再演される。物語は、兄弟のように育った2人がある事件をきっかけに刑事とヤクザとなり、それぞれの立場から同じ真実を追い続ける宿命と絆を描いていく。刑事・龍崎イクオ役に室龍太、初演を振り返ると。
室「派手なアクションが多く体力勝負でした。神崎先生と劇場でお会いした時、とても感動していただけたのが嬉しくて、今回もそう言っていただけるように挑みたいです」
今回初参加となる三浦涼介はヤクザ・段野竜哉役を演じる。
三浦「役柄が明確なので、ちょっと天然のチャーミングな一面とかコントラストを出せたら。それがハマると芝居に深みが増す気がするので、そういった所を逃したくないですね。原作がある作品は、説明書通りに立っていれば成立してしまう怖さがあり、でもそれなら自分じゃなくていい。たとえ解釈が違うと言われても“自分がやる意味”にたどり着きたい想いです」
室「めちゃくちゃ分かります。台本を読んで『こういう感じやろ』で済ませるような芝居には絶対したくない。その瞬間に出た感情を大事にしたいし、僕がやる意味、室龍太が演じるイクオやったなと。バディものだからこそ、事前のガチガチな準備より、稽古場での融合を大切にしていきたいです」
演出は初演に続き、林明寛が担う。2人からの信頼も厚く、何でも言い合える関係だ。
室「僕は演出家と戦う感覚はあまりなくて、アッキー(林)さんは役者が言ったことを1回やってみよう、と肯定し自由にやらせてくれる。すごく信頼しています」
三浦「カッコつけないところが好きで、別の作品ですが稽古後の飲み屋でお互い言い合って仲良くなりました。それから時間は経っているので、また違う一面があるかもしれないなと」
室「芝居が大好きな人同士、ぶつかり合えるのが一番の贅沢」
三浦「その点、支えてくれるキャスト陣が本当に豪華です。モロ師岡さんをはじめ、僕らの周りを固める皆さんの厚みが凄いから、そこに甘えつつ彼らに恥をかかせない生き様を舞台でお見せしないと」
室「そしてアクションにも注目です。前回よりさらにパワーアップしたものを見せなあかん。お客さまの期待を超えていくために、今から身体作りはしておこうと思います」
(取材・文:谷中理音)
プロフィール

室 龍太(むろ・りゅうた)
1989年5月25日生まれ、京都府出身。関西ジュニアとして長年第一線で活動し、高い演技力と親しみやすいキャラクターで注目を集める。現在は俳優として舞台を中心に活躍中。近年の主な出演作に、映画『天文館探偵物語』、舞台『バウンダリーズ』、『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚~』Vol.4、朗読音楽劇『星の王子さま』、ミュージカル『ダブル・トラブル TAKE2 〜 Hollywood Ending 〜』など。

三浦涼介(みうら・りょうすけ)
1987年2月16日生まれ、東京都出身。多くの話題作に出演、俳優のほか歌手活動も行うなど幅広く活躍中。近年の主な出演作に、舞台『サド侯爵夫人』、『呪術廻戦』シリーズ、『ブラックジャックによろしく』、Reading Musical『BEASTARS』、音楽朗読劇『手紙』など。2026年9月より、舞台『リア王』が控えている。
公演情報

舞台『ウロボロスー警察ヲ裁クハ我ニアリー 再演』
【東京公演】
日:2026年7月2日(木)~5日(日)
場:東京芸術センター 天空劇場
料:11,000円(全席指定・税込)
【大阪公演】
日:2026年7月22日(水)~26日(日)
場:近鉄アート館
料:11,000円(全席指定・税込)
HP:https://event.tiget.net/ouroboros
問:ポニーキャニオン カスタマーセンター https://www.ponycanyon.co.jp/support/inquiry
(平日10:00〜13:00・14:00〜17:00/土日祝・会社の指定日除く)
