妥協なき進化！　井川勇樹と笠原織人が語る“アクバト”の今と未来　「役者×殺陣」で魅せる！　“唯一無二の圧倒的エンタメ” │ シアターウェブマガジン［カンフェティ］

　役者達による役者達の為の役者達にしかできない“唯一無二の圧倒的エンタメ”、通称“ アクバト”のシリーズ第4弾がまもなく開幕する。

井川「初演は、“やれた”という実績が自分の中に深く残って。これは続けたい、続けていかなくてはいけないと。自身が創り上げる表現の場として全てをグレードアップさせながら、唯一無二の作品を積み重ねてきました」

　シリーズ全てに出演している笠原織人に本作の印象を聞くと。

笠原「最大の魅力は、企画をまとめる井川の熱量がすごいこと。自分を全部出し、貢献したいと思わせてくれます。公演の度に進化して、一緒に作っている感覚があり、楽しみながら成長できる実験場です」

　自由な表現の象徴として、2人でテーマ曲を製作した。

井川「織人さんは作曲や楽器演奏もされます。殺陣とダンスに加え、より魅せるための“音楽”には織人さんしかいないという確信がありました」

　笠原との出逢いは出演舞台を観た時とのこと。その芝居に衝撃を受け共演を熱望した。

笠原「お互い助け合って高め合っていける、本当に良い関係で作品づくりができていますね」

　今作のテーマは「学園」。何かが起きそうな予感で期待が高まる。

井川「アクバトとは、役者×殺陣。役者が殺陣をすることに意味があり、よりキャストの個性や人となりを最大限に魅せる為に前シリーズでは“和”や“執事”といったテーマをつけてきました。今作のシリーズⅣでは更に個性や新要素を詰めようと、テーマを学園の“派閥”・“クラス別”としました」

笠原「深読みしたくなるキャスティングで、何の集団なのかお客様に想像してもらいワクワクする仕掛けも作っています」

　笠原は井川に役どころについて尋ねると「いつも通りの笠原織人でいてくれ」と言われたという。

笠原「それが一番大変なんですが（笑）。でも4回目は今まで以上に自由にやらせてもらおうかなと。そしてプロジェクトの見どころの1つとして“即興殺陣チャレンジ”があります」

井川「全員集合のお楽しみコーナーで、僕がキャストに即興で殺陣をつけ、キャストはガチ初見で数回通して披露します」

笠原「裏側を見られる面白さと、普段かっこいい役者たちが殺陣付けで焦っている貴重な姿が見られます！」

井川「今はアクバトに出演してくれたキャストの魅力をより引き出し、輝かせることにやりがいを感じています。“井川にしか創れない作品”を創る為、アクバトは一切妥協すること無く進化し続けます。“唯一無二の圧倒的エンタメ”をお楽しみに！」

（取材・文：谷中理音　撮影：立川賢一）

1/24～30は「全国学校給食週間」だそうです。
あなたが好きだった給食のメニューを教えてください。

井川勇樹さん
「小学生の時の給食の「ピーマンの肉詰め」です。当時ピーマンが大嫌いでいつも残していたら担任の先生がピーマンさんが泣いちゃうよって言ってくれて、可哀想だなって思い、泣きながら食べてた記憶があります。それから好き嫌いすることなくご飯を大事に食べるようになりました。今でもご飯さん食べたら喜んでくれるかな？ってたまに思い出しちゃいます。皆さんも嫌いな食べ物をどうしても食べなきゃいけない時、是非考えてみてくださいね？」

笠原織人さん
「学生時代からそもそも食にあまり興味がなかった僕ですが、甘党なのは昔から変わらなかったので、揚げパンが出た日は揚げパンのおかわりをするくらいには好きだった覚えがあります。では、何故揚げパンだったのかというと、僕の通っていた学校のクラスでは甘党派が少なかったおかげで、揚げパンが余ってしまっていたので、捨てるのは勿体ないと思いいただいていました。大人になった今はなかなか食べる機会が減ってしまいましたが、未だに学校給食で出た揚げパンの甘過ぎるほどの甘い味は忘れられません」

プロフィール

井川勇樹（いかわ・ゆうき）
1996年7月13日生まれ、愛媛県出身。舞台を中心に、俳優や殺陣振付師として活躍中。『ACTORS×BATTLE』シリーズプロデュース。主な出演作に、ゼロテラ / 001＋『新約クラド』、朗読×ACT『アイディール・セミナー』シリーズ、チバテレ『房州電撃!!ライデンマル真紅の侍、ムラサメ編』など。

笠原織人（かさはら・おりと）
1992年2月29日生まれ、埼玉県出身。俳優の他、バンド・Fam us Colors. のギターとしても活躍中。2002 年1 月、蜷川幸雄演出の舞台『身毒丸ファイナル』でデビュー。主な出演作に、『テイルズオブザステージ- ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』、舞台『ヨルハ』シリーズ、『スタンドマイヒーローズ』、『鬼神の影法師』シリーズ、映画『TELL M E ～ hideと見た景色～』など。