メリー・ポピンズとの出会いで、子どもの心に帰って笑顔に！　ミュージカル『メリー・ポピンズ』が、4年ぶりの再演　

　2018年・2022年に上演され、大盛況のうちに幕を閉じたミュージカル『メリー・ポピンズ』が再演決定！　前回に続きメリー・ポピンズを演じる濱田めぐみと笹本玲奈、そして新たに座組に加わる朝夏まなとが顔を揃えた。

濱田「上演する度、お客様との繋がりが強い演目だと感じます。ラストでお客様の顔を見ると、心の底から笑顔を浮かべていて、メリーとしては安心して旅立つことができます。またあの感覚を味わえるのが嬉しく楽しみです」

笹本「大好きなディズニー作品にまた携わることができるだけで幸せです。再びめぐさん（濱田）と同じ役をやらせていただけること、そして新たにまぁちゃん（朝夏）とご一緒できるのも凄く楽しみ！　色々教わりたいと思っています」

朝夏「初演を拝見し、映画の世界がこんなに凄い舞台になるんだと驚きました。セットも音楽も素晴らしく、メリーの言葉が心に響き『頑張ろう！』という気持ちになれる素敵な作品です」

　1964年に劇場公開され、今も愛され続けている『メリー・ポピンズ』。その魅力とは？

濱田「メリーの言動に触れると、普段は蓋をしている自分の中の子どもの部分が解放されるんです。心が求めていたものに目を向け、前向きな気持ちになれるところが魅力的！」

笹本「子どもの心を抑えて生きている大人の世界ですが、メリーから“無理して大人ぶらなくていい”と気づかせてもらえました。有名な楽曲を生で聴けるのも見どころではないでしょうか」

朝夏「夢に溢れた作品でありながら、現実にもちゃんと繋がっていて、子どもの心を思い出したり、大切な人に会いたくなったりする。普遍的なものが詰まっているからこそ、長く愛されているのだと思います」

　歌とダンスがふんだんに盛り込まれ、見応えたっぷりのステージが繰り広げられる。

濱田「元々クオリティが高い作品なだけに、歌も振付も難しいです。習得には時間が掛かりますが、その先に心が自由になるような喜びがあります。演じ手の表現と装置や衣装が舞台に揃った時は、もう圧巻です！」

笹本「覚えなければいけないことがとても多く、稽古中の記憶がほとんどないくらい（笑）。前回の経験を踏まえ、今回は自分の中から出る、メリーとしての軸をしっかり持って挑みたいです」

朝夏「お話を聞いていると不安になりますが（笑）、『何でも教えるから！』と言っていただいているので心強いです。稽古で一つひとつ、やるべきことをクリアし、私らしいメリーを見つけられたら」

（取材・文：木下千寿　撮影：平賀正明　ヘアメイク：〈濱田〉住本由香　〈笹本〉真知子（エムドルフィン）　スタイリスト：〈濱田〉尾関寛子）

濱田めぐみさん
「クリームシチューです。にんじん・じゃがいも・たまねぎ・グリーンピースなどが入っていました。私の通っていた学校では、クリームシチューはスペシャル感のあるメニューで、出るとみんな盛り上がっていました。配られる量はあまり多くなかったので、少しずつ大事に味わって食べていたのを思い出します（笑）」

笹本玲奈さん
「フルーツポンチが大好きでした。パイナップル・りんご・ぶどう・さくらんぼなど、子どもが喜びそうな果物がたくさん入っていましたね。給食にはデザートが必ずついていましたが、フルーツポンチの日はおかわりが争奪戦になるぐらい、大人気のメニューでした」

朝夏まなとさん
「私はパックタイプの牛乳！　小学校のときは身長を伸ばしたかったので、あまった牛乳をもらう“牛乳じゃんけん”には必ず参加しては、勝ち取っていました。その成果か、本当は160㎝ちょっとぐらいで止まりたかったのですが、172㎝まで伸びました（笑）」

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