ベネツィア×コメディ×魔法バトルの大劇場エンタメ舞台! ベネツィアを舞台に描かれる、少女の甘い魔法の物語。ダンスや殺陣、視覚演出も必見!

ベネツィア×コメディ×魔法バトルの大劇場エンタメ舞台! ベネツィアを舞台に描かれる、少女の甘い魔法の物語。ダンスや殺陣、視覚演出も必見!

 演劇、ダンス、笑いを届ける若手クリエイティブ集団、ぱすてるからっとがプロデュースする最新作は、“水の都”イタリアのベネツィアを舞台に、ショコラティエ(チョコレート菓子職人)たちに巻き起こる、魔法バトルとアクションを交えたドタバタコメディ。2023年10月に上演された『水上のゴンドリエーラ』と世界を共にする本作は、殺陣やオリジナル振付ダンスに加え、他団体では類をみないレーザービームライトを用いた視覚的演出など、“2.8次元の魔法バトルファンタジー”としてさらに進化を遂げた1本になりそうだ。

ダブルキャストとして、主人公のショコラティエ、リーチェを演じる木村佳奈枝と持田千妃来、そして前作からの続投となるスぺラ役でエンディングのダンス振付も担当する白石彩妃と、本作では新キャラクターのジュスタ役に挑む山腰美月に意気込みを聞いた。


―――前作『水上のゴンドリエーラ』と世界を共にする続編ですが、本作から初めてみる方でも楽しめる作品となっています。これから稽古に臨まれるとのことですが、前作を踏まえた本作の世界観など、その魅力について教えてください。

木村「イタリアのベネツィアが舞台ということもあって、異世界に自分が入り込んでいく感覚が合って、今から稽古が楽しみです。子供の頃にお菓子屋さんになりたい夢があったので、今回、ショコラティエになる夢が1つ叶いました。そこにコメディと魔法の要素が加わるストーリーなので、読者の方と同様に、一体どんな世界になるんだろうとワクワクしています。ぱすてるからっとさんの舞台は、オープニングやエンディングでのダンスシーンもストーリーに沿った振付があってとても凝っているので、演出面も楽しみにして頂けたらと思います」

持田「私も前作は観ていないので、まっさらな感覚で本作に臨みますが、ショコラティエ達のお話ということで、ほのぼのとした印象を受けました。私がぱすてるからっとさんに出させてもらったほとんどの公演で殺陣があったので、今回のほのぼのとした作品に殺陣がどんな形で絡んでくるのか今は想像できませんが、物語の中に魔法の調理器具が出てくるので、そこを巡るバトルが展開されるのかな?と想像を掛け巡らしているところです。ここのショコラトリーの制服を着たいという理由で別の国からやってきた主人公のリーチェには学生のような印象を受けました。性格もせっかちということなので、そこで働くマイペースなショコラティエとの出会いを通してどんなストーリーになっていくのか楽しみですね」

白石「前作『水上のゴンドリエーラ』に出演した時は、ベネツィアの世界観をどのように表現するのか想像できなかったのですが、公演が始まって衣装を着てステージに立ってみると、舞台セットや演出を通して、イタリアのベネツィアが見事に表現されていてとても感動しました。ぱすてるからっとさんのダンスがすごく評価が高いので、振付としてもすごくやりがいがありますね。今回もお客さんやキャストの皆さんにも楽しんでもらえるような振付を考えています。またキャストとしては、あの世界に同じスペラ役として戻れるのをすごく楽しみにしていますし、ショコラティエの世界にまた成長したスペラがどんな形で関わることができるのか是非注目してもらえたら嬉しいです!」

山腰「前作ではパトリシアというゴンドリエーラの役でしたが、本作ではショコラティエのジュスタを演じます。役を通してイタリアの象徴的な職業を演じることができるのは醍醐味ですね。前作で印象に残っているのは、水の都ならではの水面の演出です。舞台で水を表現するのは難しいと思うのですが、水上に浮かぶゴンドラを漕ぐシーンは照明も駆使しながら、見事に表現されていたと感じましたし、本作でも是非注目して頂きたい部分です。今回演じるジュスタは、老舗ショコラトリーで働いていて、リーチェ達のライバル的な存在ですが、どこかでリーチェ達を気にかける優しい一面も持っていて、役としても魅力的なので、演じられるのが今から楽しみです」

―――ぱすてるからっとさんならではの特色や見どころについて教えてください

持田「私はダンスシーンですね。ダンスに自信があるキャスト陣による“ガチダンス選抜メンバー”は、他の団体さんの公演ではなかなか見られないので、ダンスをやってきた身としては毎回楽しく踊らせてもらっています。ぱすてるからっとさんは今回3度目の出演ですが、毎回選抜メンバーに選んで頂いているので、今回もかなり気合が入っています!」

木村「私はぱすてるからっとさん2度目ですが、キャストの皆さんの仲の良さを感じています。キャスト同士で『ここ少し遊んでみようよ』という話合いもあったりして、自由に楽しみながらお芝居をしている印象を持ちました。パステルさんだからこそ創り出せる空気感が好きなので、今回も稽古から楽しみにしています」

白石「前作でゴンドリエーラのキャストがお揃いの制服を着ていて、それがすごく可愛くて、怪盗役の私としては羨ましく思ってました。本作でもショコラティエの制服が可愛いと聞いているので、華やかな衣装も楽しみの1つだと思います。私はたぶん、全身黒づくめだと思いますが」

一同「(笑)」

山腰「私は殺陣ですね。前作ではゴンドリエーラたちが艇を漕ぐオールを武器に戦っていて、珍しい武器での殺陣シーンはかなりインパクト大です(笑)。なので、『次はどんな武器が出てくるんだろう』と楽しみにしてくださっているお客さんも多いと思います。今回はショコラティエなので、特大ホイッパーや麺棒とか出てくるんでしょうか!?毎回、新鮮な要素が入ってくるので、是非ご期待ください!」

―――最後に読者にメッセージをお願いします

白石「本作に出演することが決まった時に、ファンの方に『またスペラに会える!』と喜んで頂けたので、再会を楽しみにしている方も今回初めてスペラと出会う方も、水の都ベネツィアで、愉快な仲間と共にお待ちしていますので、是非劇場に会いにきてください!」

山腰「前作に続いての出演が決まった時、前作で演じたパトリシアが出てこないことを沢山の方に惜しんでもらえたことにとても驚きました。本作ではジュスタを、前作のパトリシアを上回る役に出来たらと思いますし、美しいベネツィアの世界観やドタバタコメディとダンス、そして最後にちょっぴり心に残る素敵なストーリーを楽しんで頂けたら嬉しいです。是非劇場にお越しください!」

持田「ドタバタコメディで笑ってもらいながら、ぱすてるからっとさんの強みである殺陣やダンスと見どころが沢山つまった作品です。個人的ですが、恐らく26歳最後になるであろう舞台に主演として立たせて頂けることは大変光栄です。気持ちを込めて演じますので、是非多くの方に観て頂けたら嬉しいです」

木村「ぱすてるからっとさんはお芝居も殺陣もダンスあって、お客さんも盛りだくさんのエンターテインメントからもらえるパワーが沢山あると思うので、沢山楽しんで帰って頂けたら嬉しいです。個人的にはいつか立ちたいと思っていた憧れのビッグツリーシアターに主演として出させてもらえるので、精一杯頑張ります!是非楽しみにしていてください!!」

(取材・文&撮影:小笠原大介)

プロフィール

木村佳奈枝(きむら・かなえ)
京都府出身。ぱすてるからっと過去作では『裏白雪姫物語』W主演出演。他、フライドBALL企画『うらがわの事件簿』W主演出演など、舞台・映像・CMなど数多く出演。

持田千妃来(もちだ・ちひら)
新潟県出身。ぱすてるからっと過去作では『時計塔のレイラ』主演出演。他、アニメ『ゲキドル』各務あいり役など、舞台・声優など多く出演。

白石彩妃(しらいし・さき)
ぱすてるからっと過去作では『水上のゴンドリエーラ』W主演出演。他、舞台・映像など数多く出演。

山腰美月(やまごし・みつき)
ぱすてるからっと過去作では『The Witch~魔法使いの日記~』、『水上のゴンドリエーラ』出演。「ミスヤングチャンピオン2020」優秀賞受賞。他、舞台出演・グラビア出演など数多く出演。

公演情報

ぱすてるからっとproduce 舞台『橋の下のショコラティエ』

日:2024年9月19日(木)~23日(月・振休)
場:シアターグリーン BIG TREE THEATER
料:S席[特典付]6,500円 A席・車椅子席5,500円(全席指定・税込)
HP:https://pastelcarat.web.fc2.com
問:劇団ぱすてるからっと mail:pastelcarat_info@yahoo.co.jp

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