アナタを幸せにする世界の伝説シリーズ、通称“アナ伝”が“ファイナル”と銘打ち、5度目の公演を行う。今回登場するのは、歴史に名を刻んだ音楽家たち。生前のモーツァルトが仕組んだ“謎”に若き音楽家たちが挑む青春群像ミュージカルだ。“ピアノの詩人”と呼ばれ、繊細ゆえにスランプに陥るショパンを演じる滝澤諒は、まずはクラシック音楽について学ぶところから始めているという。
滝澤「シリーズものといっても毎回違う伝説を舞台化しているので、独立した1つの作品として楽しんでいただけます。これまでは殺陣やアクションが凄かったと聞いているのですが、今作は会話劇や音楽がメインです。今はクラシックに関して猛勉強中です。そこをきちんと学ばないと、ショパンが何故スランプに陥るほどまで悩んだのかわからないと思うので」
一方、超絶技巧を必要とする難解な楽曲をいくつも残した“ピアノの魔術師”・リストを演じるのは森田桐矢。2.5次元舞台で頭角を現している森田だが、オリジナル作品にはオリジナルならではの楽しみがあるという。
森田「リストはリーダーシップと責任感があって、問題解決能力が比較的高い人物として描かれています。感情をセーブするのが苦手な一面もあって、そこはいかにも芸術家っぽい。2年ほど前からピアノのレッスンに通い始めたので、このような役をいただけるのはご縁だなと。歴史上の人物なのでベースに史実や年表、それこそ伝説はありつつも、オリジナル作品ということで言葉遣いや所作などに自分なりの解釈を入れ込む余地もあるので楽しみです」
芝居をメインとした1部に対し、2部では明るく楽しいライブパートがあるのも魅力。衣裳も変わり、全く違う世界観が描かれる。
森田「黒のロングコートを着るのですが、だいぶ振り切った衣裳です(笑)。1部とは違う雰囲気を見た目からも楽しんでもらえたらと思います」
滝澤「音楽家独特の長髪に煌びやかなロングコートを着ると、マイケル・ジャクソンみたいになっちゃうんです(笑)。本編もそうですが、内容はシンプルなのに登場人物のクセが強過ぎてカオスになるという面白さがあります。端的に表すと、ポップでカオスな作品です。ぜひそれぞれのキャラクターの心情に寄り添ったクラシックの名曲たちを、物語と共に楽しんでいただけたら幸いです」
(取材・文:通崎千穂 撮影:間野真由美)
滝澤 諒さん
「“地方限定”という言葉にもっとも踊らされる民です。もうそれだけで美味しいです。じゃがりこが特に好きで、じゃがりこさん結構地方限定多いんですよ。なんかさん付けすると名前みたいで笑っちゃいますね。すみません。ハイチュウとかも買います。地方限定万歳」
森田桐矢さん
「群馬の名産・焼きまんじゅうです。おばあちゃんの家が群馬にあるのですが、昔大好きでよく食べていた思い出があるので今でも帰ると思い出して食べたくなります。なので帰った時は、すぐ自分で食べる用・おばあちゃんへ買って帰る用・東京に戻った後に食べる用をまとめて買います」
プロフィール
滝澤 諒(たきざわ・りょう)
1998年2月14日生まれ、神奈川県出身。劇団四季 『ライオンキング』ヤングシンバ役で本格的に芸能活動スタート。『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage 有栖川帝統役、『Dancing ☆ Starプリキュア』The Stage 夏目颯斗/キュアロック役、舞台『サイボーグ009』0010 /プラス、シキ役など、話題作に続けて出演。さらに1stアルバム「MY TRACE」を発売するなど、高いパフォーマンス力を武器に俳優・声優・アーティストとして幅広い分野で活躍中。
森田桐矢(もりた・とうや)
1997年4月19日生まれ、埼玉県出身。2019年、中国14都市と東京で公演されたミュージカル『陰陽師』~大江山編~で主演の鬼切役を務める。近年の主な出演に、舞台『魔法使いの約束』シリーズ ラスティカ役、舞台『わたしの幸せな結婚』―帝都陸軍オクツキ奇譚― 五道佳斗役、『Dancing ☆ Star プリキュア』The Stage 月宮爽々奈/キュアソウル役など。
公演情報
音楽劇『ヴィーデン劇場の魔笛~モーツァルト伝説~』
日:2024年9月17日(火)~23日(月・振休) 場:シアターサンモール
料:特典付き1日通しチケット[9/19・21~23]23,000円 各公演チケット9,500円(全席指定・税込)
HP:http://www.ana-den.com/vol5/
問:【チケットお問合せ窓口】Mitt tel.03-6265-3201(平日12:00~17:00)
【公演お問合せ窓口】アナ伝インフォメーションセンター mail:info@ana-den.com