東山義久率いるDIAMOND☆DOGSが、７年ぶりにCRUISING SHOW『Promise You』を上演！ ダンスと歌、ショートプレイで綴るライブショーで、D☆Dのステージでお馴染みの長澤風海が本作で初めて脚本に挑戦する。
東山「風海との初共演は２０１０年の『DANCE SYMPHONY』。付き合いはメンバーより古くて、色々な修羅場を一緒にくぐり抜けてきましたね（笑）」
長澤「当時はカナダから帰国したばかりで、バレエで生きていくんだと信じてました。でもD☆Dと出会い、一つのジャンルでは通用しないと知って。僕の初体験はいつもD☆Dで、振付や歌もそう。初めて歌った時は緊張で震えっぱなしでした（笑）」
脚本を手掛けることになったのは一年半前の何気ない会話がきっかけだったという。
長澤「脚本を書いてみたいと思いたち、シナリオ講座に通っていたんです。その話を覚えてて下さって、今回声をかけて頂きました。ただ実際書き出すと自分の
語彙力のなさに気づき、書いては消しの繰り返し。脚本家って凄いなって思いました（笑）」
東山「第一稿を読んで、純粋に凄く嬉しかったです。“自分ならこう言うだろうな”っていう台詞が書かれてて、それは僕らのことをよく知ってるから書けたものだし、愛を感じましたね」
二人の付き合いは公私に渡り、互いに相手へのリスペクトを口にする。
東山「風海は一つの事を突き詰めるタイプで、そこは凄く尊敬してる。ただ彼には色々な可能性を試して欲しいし、そのために僕の経験で役に立つことがあれば
伝えたいと思っていて……」
長澤「以前東山さんが言った『夢は一杯ある方がいい。自分にどれだけ可能性があるか探したい、だから常に挑戦する』という言葉がずっと胸に残っていて。脚本にしてもそうですが、僕も色々挑戦しようと思っています」
D☆Dの現メンバー７人でCRUISINGSHOWを披露するのは今回が初。とりわけ新鮮な舞台になりそうだ。
長澤「自分の心をしっかり文章に乗せ、みなさんに楽しんで頂けるような作品にしたい。それが一つの光となって、お客様の気持ちが少しでも明るくなればと心
から願っています」
東山「博品館劇場は僕らの聖地。こんな時だからこそ命を宿した作品を作るのが使命だと信じ、僕らの伝えたいことを必ず届けると約束したい。その想いを感じ
て頂けたら嬉しいです 」
（取材・文：小野寺悦子 撮影：間野真由美）
プロフィール
東山義久（ひがしやま・よしひさ）
大阪府出身。大学卒業と同時に初舞台を踏む。『エリザベート』
（小池修一郎演出）のトートダンサーを務め注目を集める。2003年DIAMOND☆DOGSを始動、リーダーとして舞台構成・総合演出も手掛ける。近年の主な出演作に、舞台『CLUB SEVEN -ZERO III-』、『ALTAR BOYZ』、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -track. 3-、『DRAMATIC MUSICAL COLLECTION 2020』、『モーツァルト‥‥ -オレは誰だ!!-』、『ELF The Musical』、『ODYSSEY』、ミュージカル『イヴ・サンローラン』、『戯伝写楽2018』、『サロメ』、『エジソン最後の発明』、『レ・ミゼラブル』など。
長澤風海（ながさわ・かざみ）
静岡県出身。クラシックバレエを学び、カナダにバレエ留学。オペラカンパニーで活躍し、バレエを中心にさまざまな舞台やミュージカルに出演、さらに振付も手掛ける。主な出演作に、Super“D- ☆”Cruising Show DIAMOND ☆DOGS 2011『DOKIDOKI SAMBA NIGHT』、『ニジンスキー～神に愛された孤高の天才バレエダンサー～』、東京シティ・バレエ団『ダブル・ビル』「L’ Heure Bleue」、ミュージカル『メリー・ポピンズ』、『ドリアン・グレイの肖像』、『ODYSSEY』、『アルジャーノンに花束を』、『This is 大奥』など。
公演情報
SUPER“ D-☆” CRUISING SHOW 2021 DIAMOND☆DOGS
『Promise You』
日：2021年7月28日（水）～8月4日（水）
場：博品館劇場
料：8,800円（全席指定・税込）
HP：http://theater.hakuhinkan.co.jp
問：博品館劇場 tel. 03-3571-1003
