アイディアファクトリー(オトメイト)×東映アニメーション×プラス81による新作ゲームが先行舞台化 カゲロウを中心に描かれる『黎明編』 少年たちの闘いを見届けて

アイディアファクトリー(オトメイト)×東映アニメーション×プラス81による新作ゲームが先行舞台化 カゲロウを中心に描かれる『黎明編』 少年たちの闘いを見届けて

 メディアミックスプロジェクトとしてアドベンチャーゲーム「滄海天記」がゲーム発売に先駆けて舞台化される。物語は神々の思惑により翻弄される少年たちの運命を、カゲロウを中心にゲームにつながる序章として描いていく。
 ゲームと舞台でカゲロウ役を演じるのは高崎翔太。ゲームの声優は初挑戦、「不安と楽しみが混ざっています」と吐露する。

 「ゲームと舞台の両方を演じるのは数人ということで、光栄です。舞台だと声の出し方は張り気味になるので、収録で音響さんに『舞台じゃないんだから!』て言われたらどうしよう(笑)。ゲーム原作の舞台化経験は何度かあるので、その経験を活かして頑張っていけたら」

 カゲロウはゲームの主人公・ミナトの実兄。若い役どころを演じるにあたっては、少し戸惑いもあったそうだ。

 「カゲロウは武芸の達人で、日本刀を使うカッコイイ青年。所作をしっかり身につけようと思っています。今作は2・5 次元作品のキャラクターをつくるのではなく、みんなで模索しながら生々しい人間をつくっていきたいと思いますね。華やかな恰好をしていますが泥臭い人間として生きていって、心に刺さるキャラや作品になれば役者冥利につきます。
 ビジュアルからもわかるように、闘いがあって、久しぶりのアクション作品です。松多さんが派手な演出をしてくださると思いますが、楽しくて華やかな中に深い物語が展開されていくはず。楽しみしかないです!」

 脚本・演出には松多壱岱、高崎とはよく知った間柄で心強いという。古事記をベースにした戦国絵巻ということで、期待は高まるばかりだ。

 「天照大御神や須佐之男命などの神々が出てくる世界観です。以前ほかの作品で月読命を演じた時に古事記を調べましたが、神様がとても人間ぽく描かれているんです。嫉妬したり嫌がらせをしたり(笑)、面白いですよね。
 神様役の方々がどんなアプローチになるのか楽しみですし、僕は伊勢神宮によく行くので、天照大御神に舞台で会えるのが嬉しいです。古事記や歴史が好きな方はワクワクできるのかなと思います」

 共演には経験豊かな実力派俳優が揃った。最強の布陣で新たな歴史が幕を開ける。

 「僕にとって挑戦がつまった作品です。疑うことなく真っ直ぐにやっていこうと思っております。少年たちの青春を通して元気になってもらえたら」

(取材・文:谷中理音 撮影:安藤史紘)


そろそろ寒くなり始める季節。冬に向けて準備していること、楽しみにしていることはありますか?

「落ち着いてきたので、今年こそ、雪見温泉に行きたいです。なので、色々調べてます。あと、YouTubeなど見て、鍋のレシピを調べてます。美味しいキムチ鍋が食べたい…… 自分は料理しないので、近所に住んでる友達にレシピを送って作ってもらう予定です(笑)」

プロフィール

高崎翔太(たかさき・しょうた)
 1988年9月21日生まれ、新潟県出身。ミュージカル『テニスの王子様』でデビュー後、『おそ松さんon STAGE』シリーズほか、多くの話題作に出演し、活躍中。近年の舞台出演作に、舞台『甘くない話~ノン・ドサージュ~』、Sanrio Kawaii ミュージカル『From Hello K itty』(主演)、舞台『GRIMM』(主演)など。
 ドラマ『あおざくら 防衛大学校物語』、『癒されたい男』、映画『恋するアンチヒーロー THE MOVIE』(主演)や、CM アサヒ緑健「緑効青汁」、「引越革命」など、多岐に渡って活動している。

公演情報

舞台 『滄海天記』序篇 ~天月、闇に墜つ~

日:2021年12月8日(水)~13日(月)
場:シアター1010
料:S席特典付11,000円
    特典なし9,900円
  A席特典付8,800円
    特典なし7,700円(全席指定・税込)
HP:https://soukaitenki-stage.com/
問:舞台「滄海天記」製作委員会
  mail:suigun2021@gmail.com


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