舞台は現代、大都市東京。剣を手にした奴らがやってくる ヨコオタロウ×松多壱岱による爆裂エンタテインメント、再び。

舞台は現代、大都市東京。剣を手にした奴らがやってくる ヨコオタロウ×松多壱岱による爆裂エンタテインメント、再び。

 戦国時代から江戸の世までの間に活躍した剣豪達が剣の腕を競う『爆剣』。個性溢れるキャスト達と迫力の殺陣を満載したあの舞台が帰ってくる。しかも今回は現代の東京に剣豪達が転生し、そこで闘いを繰り広げるというのだから驚きだ。
 主役である小野善鬼は前作に引き続き黒木文貴が、そして新
撰組の近藤勇には、まさに今、伸び盛りの松原凛が登板する。

黒木「主役を務めた前作のキャッチコピーは“全員最強。全員狂人。あとグルメ。”でしたが、今回は“ 現代× 東京× 転生×武将× グルメ”とさらに増えてます(笑)。時代物から現代劇になり、より人間味があるメッセージ性の強い作品になるかと思います。もっともこれはプロットを読んだ段階での予測ですが(笑)」

松原「黒木さんとは『ヨルハ』で立場が同じ役を引き継いだことがあるし、さらに他のみなさんも自分が観て、憧れた人達ばかりですからすごく光栄です。でもどうも僕にはヨコオさんの作品では汚しメイクの役がまわってきます。『ヨルハ』の時も今回も、近藤が現代で転生するのがホームレスで汚しメイク(笑)。さらに僕、今回は脱ぐらしくて(笑)。宣伝素材の撮影前日にお聞きしたので、撮影中ずっとパンプアップしていました(笑)

黒木「良い身体していますよ(笑)」

 そして『爆剣』という勇ましいタイトル通り、作品の魅力のひとつは凄まじい殺陣。おそらく前作を越える殺陣シーンが期待できそうだ。
黒木「普段舞台で刀を振る機会はありますが、前作は善鬼の人格が3つあって、それぞれに刀の振り方が違ったのでそこは苦戦しました。今回はどうなるのか、演出の松多さんは無いだろうって言うんですけど、まだわからない(笑)」

松原「僕も舞台で刀を振りますが、普通の刀ではなくて変わった武器が多いです。殺陣師の小栗さんに振付けてもらうのも初めてだし、みなさん上手な方が多いので緊張しています」

 前作以上の迫力が期待できる『爆剣』。2 人からメッセージをもらった。

黒木「転生がテーマですが、人生は一度きりです。勇気を出して劇場に会いに来てくだされば幸いです。キャスト一同、精一杯頑張ります」

松原「本当に色々なことが起きている昨今ですが、舞台を観ている間は楽しんでもらいたいです。誠心誠意込めて頑張ります」

(取材・文&撮影:渡部晋也)

プロフィール

黒木文貴(くろき・ふみたか)
鳥取県出身。ゲームを舞台化したメディアミックス作品や現代劇、時代劇など幅広いジャンルの舞台に多数出演。さらに「東京ゲームショウ」、「次世代ワールドホビーフェア」などのイベントでMC を務めたり、テレビ・映画・CM等で精力的な活動をみせている。前作でも主役を演じ、得意の殺陣を披露した。

松原 凛(まつばら・りん)
山口県出身。卓越した身体能力でパルクールやアクロバットに親しみ、ジャパン・アクション・エンタープライズに47 期生として所属。アクションを武器に映画・テレビ等
でも活躍する他、舞台作品にも数多く参加。今作と同じくヨコオタロウ原作・脚本の舞台『ヨルハVer1.3a』にも出演している。

公演情報

『爆剣 ~東京転生死合~』

日:2022年2月23日(水・祝)~27日(日)
場:六行会ホール
料:9,900円 ※入場時特典付(全席指定・税込)
HP:https://shirokuro-stage.com
問:株式会社イルカ
  mail:info-yorha@ilca.co.jp

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