この度は、カンフェティにて YOU-PROJECT第24回公演『ぐるぐる-countless traces-』桜守篇のチケットをご購入いただきありがとうございます！
当ページでは、カンフェティでチケットをご購入の方限定！特別インタビューvol.2（全3回連載）をお送りします。松浦友さん、氏田敦さんにお話を伺いました！
――氏田さんのメモをもとに、松浦さんが芝居を作ることになった経緯は何だったのでしょうか。
松浦「コロナなので、感染防止のために一人芝居をしようと企画が立ち上がり、氏田さんとオンラインでミーティングを重ねました。芝居を作るって、僕自身は研究のようだと思っていて、特に発話のメカニズムを理解したいです。今取り組んでいる一人芝居なら、いろいろな発話を一人の俳優で行うので絶好の研究対象になります。とりわけ俳優が他者が書いたセリフを言うときに起こる、言葉の移植に対する拒否反応に興味がありました。優れた戯曲、例えばシェイクスピア作品にはモノローグやダイアローグ、詩、会話などいろんな表現が入っているものです。じゃあ、俳優さん自身が書いてメモした言葉を取り入れたいな、とシンプルに思いました」
――「ソリテュード＜孤独＞一人芝居シリーズ」は最終章を迎えます。今作で心がけていきたいことを教えてください。
プロフィール
氏田敦（出演）
劇団冬芽舎〈休止中〉代表・俳優。
京都市生。劇団京都小劇場を振り出しに活動開始。劇団カオスを経て冬芽舎へ 。劇団の中心俳優として京都を拠点に関西の舞台で活躍。一方で冬芽舎俳優教室(1 ～ 16期)指導。放送芸術学院・大阪アニメーションスクール専門学校の講師(’95 ～’16)など後進の育成指導にも尽力。劇団活動休止後は独り他劇団への出演を続け現在に。
松浦友（演出・プロデュース）
演劇ユニットYOU企画（現YOU-PROJECT）2000年4月設立、11月に演劇ワークショップ開催後、同一戯曲の2年連続上演や6人のジュリエットによる競演、ラジコンカーと女優との共演、パントマイムと朗読の融合、二人芝居を俳優四人でセリフを変えずに上演するなど、W.サローヤン、横光利一、W.シェイクスピア、金明和、ギイ・フォワシイ、平田オリザなどを上演。2019年利賀演劇人コンクール第一次上演審査で、『温室の前』（岸田國士・作）が「作品の世界を最も的確に表現している」と評される。その後毎年、チェーホフ作『ワーニャ伯父さん！』『SOLITUDE・・・ある孤独に関する二つの物語』『ぐるぐる-countless traces-』さくらの森編を上演。
次回は2月20日(月) 配信予定！まだまだお話を伺います。
どうぞお楽しみに。
