10月18日(水)~22日(日)、CBGKシブゲキ!!にて上演される舞台『白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます』、先日稽古場にて行われた鳳蝶役の高岡薫、レグルス役の藤松宙愛、マリア・クロウ役の都築里佳の座談会を稽古場写真と一緒にお届けいたします。
――― 稽古が始まり後半戦になりましたが、今どのようなお気持ちですか?
高岡「鳳蝶は凄くセリフが多くて、それだけでも大変ですけど、まだまだ自分の中で納得いっていない部分が多すぎて、これから頑張っていかなきゃなって思っています。
まだ、違う!これじゃないんだけどなぁ!と感じながら、より良い鳳蝶になりたいなって思っているところです。でも凄く楽しいです」
藤松「後半戦といってもまだ2日目!(笑)」
都築:「私も3日目!(笑)まだ前半戦。(笑)」
藤松「まだ様子見というか、掴み掴み皆どうなのかなって見ながらやるので必死!」
都築「私がようやく雰囲気に馴染めて来たかなってところだから、宙愛ちゃんは。(笑)」
藤松「そう!初日来て、1回バーッて通してもらって。次の日オフだったから、とりあえずダンスとセリフ頑張って皆についていかなきゃってめっちゃ練習して今日が2日目。今日から本当のスタートって感じ。」
――― 見せない努力があるのでしょうか?
都築:「私が入ってきた時には、他のキャストの皆さんが完璧になっていたので、追いつかなきゃって。」
藤松「しかも、皆さんが出来上がってくれていたからこそ、自分も溶け込めやすく、できるようになるのが早いと思った。遅れての参加申し訳なかったけれど、私からしたら凄く助かった。(笑)
1からのところよりも、出来上がっているところに入る方が自分の伸びが早い気がする。私も頑張ろうと思えました。」
都築「今回、話を展開させるキーパーソンの立ち位置ではあるので、そこを上手く表現できたらと思います。鳳蝶と最初に会った時の「何この子」みたいなところから、鳳蝶を認めるまでの心の変化を表わせていけたらと思っています。」
――― お2人から見て、座長はいかがでしょうか?
藤松「すでに完成度高いのに、まだまだ上を目指していく姿を間近で見せてもらえて、凄いなと思うから、私も頑張ろうって思います。そういう姿見せてくれるのが初日から分かったから、人柄の良さが出ていてよかったなって。緊張して入るから安心した。」
都築「周りのことを見て考えてくれている姿が、鳳蝶そのものだなって思ったので、ただただついて行くだけ。(笑)ついて行きたいって思える座長です、るんるんは。
勝手にるんるんって呼んじゃった。(笑)」
――― 座長として意識していることはありますか?
高岡「座長関係なく全力で取り組むことは忘れずにしています。周りの方とのコミュニケーションは頑張って取りに行かないとと思う。人見知りはしちゃうけれど皆と仲良くなれるように頑張ろうと意識はしているのですけれど、まだ大層なことできていないなっていうのはあります。(小声)」
――― 役作りや作品の中で、これから頑張ろうと思っていることはありますか?
都築「マリアって結構ツンケンツンケンしていて。私は、人懐っこいねって言われるけれど、意外と心開くとツンケンしちゃうので、ツンケンしているところを出すのは得意だと思っている。
目がりあがっていて、気が強そうな顔しているし。(笑)そういうところを出そうと思っています。
気にしていることは所作で、手をお腹のあたりで組んだり、ちょっとした時にスカートを持ってみる素振りをするように意識しています。」
藤松「私は、役作りを特別やっていなくて、今回の役やりやすいなってところがあります。男の子なので、男の子っぽい立ち方や細かい動きはこれからもっと深めていけたらいいなって思っています。
半年前くらいまでアイドルをしていて、かわいく見えるようにやろうって思っていたんです。逆にそれが表現の振り幅を狭くしてしまっていのですが、今回それを突破して全部の壁を振り払おうと思ってここへ来たのです!
話かけづらいと思われることがあって、稽古外の時間もいっぱい話して仲良くなれるように、柔らかい雰囲気を大事にしていきたいなと思って、今までと違う気持ちで稽古に入っていきました。」
高岡「私は、ひたすら漫画を読んで鳳蝶くんってこういう子なのだろうなって、考えていたりする。
鳳蝶くんって凄く礼儀正しいけれど、心の声は活発で良い意味でうるさいなって思うところは似ている部分があるなと思います。
鳳蝶くんは本当に礼儀正しい子で、伯爵家の長男ってこともあるので、子供らしさってところはあまりなく、大人でいるように頑張ろうと思います。
今までの役の中で、お転婆キャラがしっくりきていたけれど、お転婆ではないのでふとした時にイェイってならないように思いつつ、抑えつけずにフリーになれるにはどうすればいいのか考えています。
鳳蝶くんはだいぶふくよかなので、歩き方とか立ち姿とかどうしたら自然にできるか、まだまだ研究していきたいなというところです。」
――― 全編通して、ここ見てほしいというところはありますか?
都築「私がお気に入りなのは、ロッテンマイヤーさん以外のメイド達がそそくさとあることを準備するシーンで、そこが本当に面白くて、横でいつも笑っています。かわいいし面白いので、観てくださる方もクスっとできるシーンだなって思います。」
藤松「私は、ゲストパートがどうなるのだろうって思って、まだ未完成なので何とも言えないのですけど、日によって大きく変化があると思うので、そこが凄く楽しみ。」
高岡「私は百華公主様にとあるミュージカルの演目について説明するところがあるのですが、百華公主様がとってもいい反応をしてくださるので、私もそれに負けずに熱を伝えてどんどん盛り上がっていけたらいいなと、もっと頑張っていけたらと思っています。」
都築「ここも横で見てて笑っちゃう。本当に良いリアクション。(笑)ステージ上にいなくてよかったなって思うくらい笑いがこらえられない。(笑)」
――― 最後に意気込みやお客様へのメッセージをお願いします。
都築「私自身、宙愛ちゃんと一緒で半年前にアイドルグループを卒業して、卒業後初めて舞台に出させていただくので、新しいスタートを切った私の「頑張っていくよ」という気持ちを届けつつ、より良いものにできるように全身全霊で演じていきたいと思っております。温かい目で見守ってくれたら嬉しいです!よろしくお願いします。」
藤松「私は、福岡と東京拠点と言いつつ、福岡の方が多かったのでいっぱい応援しに来てほしいなという気持ちと、これから映像メインにしていきたいなと思っていて、もしかしたら最後の舞台になるかもしれないので、会えるうちに本当に会いに来てほしい。
今までとは一味二味違う私をお見せできるように、色々取っ払って頑張っているので、そういう頑張っている姿を見てほしい!かな!(笑)」
高岡「アイドルを2ヶ月前に卒業してそこから初めての舞台で、しかも2.5次元は初めてなので、新しい挑戦というものがあり、今まで演じてきた子達とは違う一面、また新しい一面を見せられたらいいなって思います。
来ていただいた方に楽しんでいただけたら嬉しいですし、明日もちょっと頑張ろうとかこの舞台観に行けてよかったなって、その後もたまに思い出していただけるような舞台を届けられるように頑張っていきます!」
【公演あらすじ】
伯爵家の長男にして肥満児・鳳蝶は、腹違いの可愛い弟・レグルスの明るい未来を守るため、領地経営に日々奮闘中。
両親に見放された寂しい境遇だけど、エルフの家庭教師・ロマノフや、庭に住む神様・百華公主など個性豊かな大人たちに囲まれて楽しく暮らしている。
ある日ロマノフと一緒に帝都に赴いた鳳蝶は、オペラ歌手のマリアと出会う。
劇場ではなんと彼女を巡る『毒混入事件』が勃発!
事件解決のために奔走しているうちに、鳳蝶のもとにさらに大きなミッションが舞い込んできて――!?
幼い兄弟の領地経営ファンタジー、待望の舞台第2弾!
舞台『白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます』
原作:やしろ『白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます』(TOブックス刊)
原作イラスト:keepout
漫画:よこわけ
脚本:沙川りさ
演出:野元凖也
プロデューサー:神田明子
製作:TOブックス企画製作部
キャスト:
高岡薫
藤松宙愛
鳳翔大/石井美絵子
安藤千伽奈/大森莉緒/篠原望/真宮涼/桜井理衣/中島明子
都築里佳
八音/詩月かりん/花沢詩織
林杏優/稲田有梨
日程:2023年10月18日(水)~22日(日)
会場:CBGKシブゲキ!!
チケット:
最前列(S席) 12000円(全席指定/税込)
一般席(A席) 7000円(全席指定/税込)
公式サイト:https://www.tobooks.jp/shirobuta-stage2023/
公式X:https://twitter.com/shirobutastage2
© Yashiro / TO Books.