“晴れ男”徳山秀典が“雨”の名作に挑む!  「ドンは春のような男」 ドンの役作りから見えた、戦隊時代との意外な共通点とは?

 世界の名作映画を、映像や創作的な演出で上演する朗読劇シリーズ最新作は、1952年に公開されたミュージカル映画の金字塔『雨に唄えば』。主人公・ドン役を務めるのは徳山秀典。

 「もちろんプレッシャーや責任感も感じましたが、俳優としてさらに成長したいと考えていた時にお話をいただき『これは挑戦しろということだな』ということで、出演を決めました」

 サイレント映画時代のハリウッドを代表する大スターであるドンの印象を聞いてみた。

 「“ザ・王道”ですね。本当にストレートで純粋な男で、季節で言うと“春”のようなイメージを持っています」

 役作りでは、映画を見直したうえで、声優の友人たちに会ってリサーチしたことを明かした。

 「“声の表現”について語り合いました。明るい役の演じ方や吹替のニュアンスの攻め方などいろいろとアドバイスをもらいました」

 『雨に唄えば』の名場面といえば、土砂降りの雨の中、主題歌を歌いながら喜びいっぱいに表現するシーンだ。

 「プレッシャーではあるんですけど、感情表現を中心に、アーティストとしての歌ではなく、役者だからこそできる、映画に近い表現で歌いたいです」

 ドンがサイレントからトーキーへの転換期に奮闘するストーリーについて、『炎神戦隊ゴーオンジャー』での撮影とオーバーラップするという。

 「戦隊の撮影は独特で、全部アフレコなんですよ。ある程度セリフを間違えても大丈夫でしたが、『次から同録か』と思ってちょっと緊張した覚えがあって、アフレコの重要性を痛感しましたし、この経験は本作に活かされると思います」

 ちなみに徳山は大の“晴れ男”とのことで、こんな大胆発言が飛び出した。

 「もしも本番中に雨のSEが止まったら、僕は“太陽神”に改名します(笑)」

 最後に見どころや注目ポイントを挙げてもらった。

 「観る年齢によって感じ方は違うと思いますが、中学生以上の方ならこのストーリーを理解できると思うんですよ。恋愛要素やコメディ要素もかなりあるので。だから友達やご家族を連れてきて楽しんで欲しいですし、終演後にカフェや自宅で振り返りながら話せるだけの力がこの作品にはあります。良くも悪くも『雨に唄えば』に負けないように演じるので、絶対観に来て欲しいなと思います」

(取材・文:冨岡弘行 撮影:間野真由美)

プロフィール

徳山秀典(とくやま・ひでのり)
1982年1月30日生まれ、東京都出身。1995年に、NHK 大河ドラマ『八代将軍吉宗』でデビュー。以降、映像や舞台のほか音楽活動も精力的に行っている。主な出演作に、ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~ 2011』、『GTO』など。9月17日から、主演・総合演出の舞台『ミュージカル信長~朧炎ノ刻~』(シアター1010)、11月6日から、Vシネクスト『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』期間限定上映予定。

公演情報

Classic Movie Reading『雨に唄えば』

日:2026年8月12日(水)~16日(日)
場:IMAホール
料:S席[特典付]11,000円 A席[特典付]9,900円 A席8,800円(全席指定・税込)
HP:https://singin-reading.com
問:Classic Movie Reading「雨に唄えば」製作委員会 mail:cmrstage@gmail.com

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