長く読み継がれるミステリーの舞台化を手掛けるノサカラボが、世界で最も有名な私立探偵と讃えられるシャーロック・ホームズの冒険譚を、生演奏と生効果音を用いて綴る、贅沢な音楽朗読『Sherlock Holmes#6』を上演する。回を重ねた大人気シリーズでホームズを演じる山寺宏一と相棒のワトスンを演じる水島裕の鉄壁なバディ、そして作・演出の野坂実が、新たな作品へ臨む想いを語ってくれた。
野坂「年1回、シャーロック・ホームズの短編3作品をオムニバスで上演してきたシリーズも6回目になり、今回の『ぶな屋敷』で『シャーロック・ホームズの冒険』に収められている作品をコンプリートすることができます。そこを軸にバランスを見て『孤独な自転車乗り』、『黄色い顔』の3作品での上演を決めました。とことん研究される山寺さん、何か問題が起きかかっても『大丈夫、大丈夫』と泰然としている水島さん。おふたりの個性がホームズとワトスンの根っこに共通しているので、僕も安心して創ることができています」
水島「生の楽器演奏に生の効果音、そして僕たちが同じ舞台で一緒に作品を創っていく空間が贅沢だなと思ってます。特に生の効果音ってそうそうないですから」
山寺「お客様をお迎えするところから効果音がずっと流れていて、そこに演奏メンバーが入ってテーマ曲が流れると、僕らも『さぁやるぞ!』とグッと気持ちが高まります。ホームズは観察力・洞察力に長けていますが、その分欠落しているところもあるキャラクターで。それを補ってくれるワトスンあってのホームズという関係性は、僕が大先輩の裕さんになんの気兼ねもなくものが言えるプライベートも反映されているのかなと」
水島「大先輩ではありません! 山ちゃんとは、しょっちゅう会っているという訳ではないのに、まるで昨日も一緒だったかのように自然に話せるんですよ。とにかく、山ちゃんホームズが大好きでリスペクトもしているワトスンでいたいと思っています。僕も山ちゃんホームズが大大大好きなので」
野坂「ホームズとワトスンの軽妙な会話を今回もたくさん創っていきますし、豪華なゲストも登場しますので、そこから生まれる醍醐味を楽しみにしていただきたいです」
山寺「ホームズもの長・短編合わせて60作品を全て朗読劇にしようという壮大な企画で、僕と裕さんもいくつまでできるか⁉なんですけど(笑)。原作を全く読んでいないという方でも必ず楽しめる作品ですので、ぜひ朗読劇ミステリーの世界を味わいにいらして下さい!」
(取材・文:橘 涼香 撮影:間野真由美)
プロフィール
水島 裕(みずしま・ゆう)
1956年1月18日生まれ、東京都出身。声優・ラジオパーソナリティ・歌手・バラエティー番組出演など多岐にわたる活躍を続けている。2020年、第14回声優アワード 富山敬賞受賞。
山寺宏一(やまでら・こういち)
1961年6月17日生まれ、宮城県出身。声優・ラジオパーソナリティ・俳優・歌手など幅広く活躍。2020年、第14回声優アワード外国映画・ドラマ賞受賞ほか、多くの受賞歴がある。
野坂 実(のさか・みのる)
1974年生まれ、福井県出身。2021年より始動した、世界中にある名作ミステリーを舞台化・上演していく長期プロジェクト「ノサカラボ」をはじめ、翻訳劇・漫画原作舞台・朗読劇など、様々なジャンルの脚本・演出を手がける。
公演情報
TASTE OF SOUND WAVE “Readings with Live music; Sherlock Holmes #6”
日:2026年7月17日(金)~19日(日)
場:日経ホール
料:13,000円(全席指定・税込)
HP:https://nosakalabo.jp/sherlock-06/
問:ノサカラボ mail:info@nosakalabo.jp