
脚本家・演出家の髙平哲郎によるプロジェクト「笑いの実践集団」第6弾公演は、江戸を舞台にした古典落語5席を、7人の登場人物が10数年にわたり交錯する“1つの物語”として描かれる。上総屋役の松田洋治、上総屋の女房役の北村岳子、只四郎役(Wキャスト)の滝澤諒と高崎翔太に話を聞いた。
松田「落語を題材とした舞台を髙平さんが作る時点で面白いと思いましたし、究極の独り芝居である落語を学ぶために勉強していた時期もあったので、今回勉強し直せるいい機会になると思います。僕が演じる上総屋は、わかりやすく言うと“人材派遣会社社長”です(笑)」
北村「お笑いがとにかく好きで、これまで何度も寄席に行ったこともあり、お話をいただいた時は『待ってました!』という気持ちでした。自宅に落語のDVDがあり、今は役作りを兼ねて観ているところです」
滝澤「約1年前から落語に興味を持ち始めて、寄席に行ったりして、いずれ挑戦してみたいと思っていた矢先のお話だったので、運命的な出会いだなと思います。役者としてまだまだ未熟なので、この作品を通して自分も勉強するつもりです」
高崎「最近はいろいろな落語の作品に出演して、とても落語づいています。演劇とはいえ基本は落語の台本ですし、2人での会話が多いと聞いているので、役者としての地力が試される作品だと思いました」
落語同様、舞台装置を極力排し、役者の芝居によって表現する演出や、場面転換にジャズや北村の歌が入るなど、落語と演劇、さらに音楽を融合した新たな演劇像が観られそうだ。
高崎「落語はハードルが高いという印象はありますが、とてもわかりやすいドタバタコメディだったりもします。若い人にも肩肘張らずに観て欲しいです」
滝澤「僕たちは元犬を演じます。この時点で落語に詳しい方は『あの話だ』と思うかもしれませんね。これから落語を知っていきたい方にピッタリの作品になればと思います」
北村「上総屋の妻を演じますが、それ以外にも場面転換中に歌ったりMC的なことも担当します。若い俳優さんたちも歌うので、是非注目して欲しいです」
松田「落語やジャズと聞くと高齢的なイメージがあると思いますが、だからこそ若い人たちも楽しめる作品になれば素敵だなと思います。昭和の爆笑王のご子息が、絶対にやってくれるでしょう!」
(取材・文:冨岡弘行 撮影:間野真由美)

プロフィール

松田洋治(まつだ・ようじ)
1967年10月19日生まれ、東京都出身。主な出演作に、舞台『おちょこの傘持つメリーポピンズ』、『赤塚不二夫スクラップブック』、『スタンダード・ショート・ロングドロップ』、NHK 大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』など。

北村岳子(きたむら・たかこ)
6月11日生まれ、京都府出身。主な出演作に、舞台『君の輝く夜に~FREE TIME,SHOW TIME ~』、ミュージカル『オリバー』、ミュージカル・コメディ『恋のすべて』など。

滝澤 諒(たきざわ・りょう)
1998年2月14日生まれ、神奈川県出身。主な出演作に、ドラマ『仮面ライダーガヴ』、『Dancing☆Starプリキュア』The Stageシリーズ、ネルケ× 悪童会議プロジェクト『絢爛とか爛漫とか』など。

高崎翔太(たかさき・しょうた)
1988年9月21日生まれ、新潟県出身。主な出演作に、舞台『おそ松さんon STAGE ~ SIX MEN’S SHOW TIME ~』シリーズ、『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』シリーズなど。また新潟県聖籠町の文化・芸能大使を務める。
公演情報

笑いの実践集団 vol.6『芝居落語 EDO GROOVE ― 時の間 ―』
日:2026年5月12日(火)〜17日(日)
場:シアター・アルファ東京
料:SS席[特典付]9,900円 S席7,700円 A席[訳ありシート]5,500円(全席指定・税込)
HP:https://tsuku2.jp/islands
問:アイランズ mail:islandsco2014@gmail.com
