長江崚行と眞嶋秀⽃のW主演で贈る“怪物” と呼ばれた少年の物語 世界13カ国で翻訳されたベストセラーを舞台化!

 韓国で40万部を売り上げ、世界13カ国で翻訳された『アーモンド』を舞台化。主演はWキャストで、200名の中から長江崚行と眞嶋秀⽃がオーディションにより選ばれた。

長江「まず原作を読みましたが、広く支持される理由がわかったし、これを演じるんだというプレッシャーを感じました。同時にこの世界観を生きていいんだ
とすごくワクワクもしています」

眞嶋「考えさせられるものがたくさんあって、20代でこの本を読んだ経験はこれからずっと忘れないだろうなという気がします。だからこそ、この作品を幅広い方に届けられたらと思っています」

 失感情症で喜怒哀楽のないユンジェと、短気で荒々しいゴニ。“怪物”と呼ばれた少年達が出会い、人生が動き始める――。この対照的な役柄を、2人が回ごとに入れ替わり演じていく。

長江「どちらの役も自分と重なる部分があって、そう遠くない気がします。ただかけ離れた部分もあって、それを潰していけたらと。なぜ彼はこの台詞を口にしたのか、自分の中で腑に落ちればそこに立てると思うから」

眞嶋「僕は最初にユンジェの視点で物語を読んだので、やはりユンジュの方が入りやすいかも。ゴニは唾を吐き捨ててみせたりと、自分にはない部分が多い。なぜそういう行動をするのか、稽古で突き詰めたいと思います」

 2人はかつて同じグルーブで活動した仲。10代の頃から共に切磋琢磨し活躍の場を広げてきた。

眞嶋「崚行はいつも率先して動いてて、グループの練習中もよくアドバイスをしてくれたよね」

長江「でも僕、一番年下だったんですよ。中学生が高校生にアドバイスをするなんて今なら考えられないし、反省してます(笑)。秀⽃くんは人にはない感性を持っていて、だから同じ役でも僕にはない視点で芝居をするだろうし、すごく楽しみにしています。」

 各々二役をどう演じわけてみせるのか。役者として難度は高く、大きな挑戦となりそうだ。

眞嶋「2人が入れ替わるので周りも混乱しそう(笑)。そういう意味でも僕らが役としてきちんと立っていないといけないよね」

長江「舞台の上でただ真っ白な存在になる瞬間が来ると思っていて、そこを目指していけたらと――。お客様には2人が入れ替わった時の空気感の変化を楽しんでもらえたらいいですね」

眞嶋「役が替われば作品も違うものになるはず。ぜひ2回観てもらえたら嬉しいです」

(取材・文:小野寺悦子 撮影:岩田えり)

ちょっと疲れた時、気持ちを切り替えたい時におすすめなリフレッシュ方法を教えてください

長江崚行さん
 「ひたすらに寝ることです。疲れた身体だとネガティブなアイデアしか出てこない気がするので、好きな食べ物をたくさん食べてたくさん寝て、身体から元気になるようにしています。ポジティブなメンタルを保つ為には、まずはフィジカルから、ですね。
 あとはお笑い番組を観ることですかね。笑うって健康に良さそうだし。笑うことでポジティブなエネルギーをたくさん溜め込んで、『よし、頑張るか!』って前に進む原動力を作れるようにしています。」

眞嶋秀⽃さん
 「身体を動かすことです。疲れを感じる時はクラシックやジャズなどの音楽でストレッチをしたり、切り替えたい時はアゲアゲな感じで踊ったりしています(笑)。
 他には、絵を見ることも自分にとってリフレッシュ方法です。昨年、欲しかった美術の本をまとめ買いしてしまい(セールだったので……)、それを少しずつ読んでいます。こんな場所行ってみたいな〜、この洋服いいな〜、こんな絵自分で描けたらな〜、と色々な妄想をしながら……。
 妄想といえば! 食! 『美味しいジェラートを食べる』ということを今年の目標の一つにしました(笑)。食べに行きたい蕎麦やスイーツのお店を考えるだけでも、リフレッシュになります。」

プロフィール

長江崚行(ながえ・りょうき)
1998年8月26日生まれ、大阪府出身。9歳で芸能活動を始め、2009年から2012年までNHK「天才てれびくんMAX」、「大!天才てれびくん」レギュラー出演。2015年、17歳でミュージカル『ヘタリア』主演に抜擢。最近ではSF 時代活劇『虹色とうがらし』、LIVE S TAGE『スケートリーディング☆スターズ』、ミュージカル『ヘタリア』、今作『アーモンド』と、4作品連続で主演を務める。

眞嶋秀斗(ましま・しゅうと)
1995年8月8日生まれ、群馬県出身。2005年ミュージカル『ピーターパン』で初舞台を踏み、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン、斬劇『戦国BASARA』シリーズで主演に抜擢。その他の主な出演作に、朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』、舞台『結婚しないの!?小山内三兄弟』、ドラマ『KING OF DANCE』、『小山内三兄弟』シリーズ、映画『たまには、大きな声で』、『人狼ゲーム マッドランド』ほか多数。

公演情報

conSept Young Adult #1
『アーモンド』

日:2022年2月25日(金)~3月13日(日)
場:シアタートラム
料:SS席[センターブロック最前3列]11,500円
  SA席[センターブロック中腹]10,500円
  SB席[サイドブロック前方]9,000円
  A席[センターブロック後方]9,500円
  B席[サイドブロック後方]8,000円
  C席[最後方列]7,000円(全席指定・税込)HP:https://www.consept-s.com/almond/
問:conSept mail:info@consept-s.com

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