
今夏、舞台に鬼太郎が帰ってくる! 前作に引き続き主演を務めるのは、荒牧慶彦だ。
「前回はコロナ禍の影響で、役者人生で初めて公演期間中に中止となり、後に再開できたものの悔しさが残りました。またこうして鬼太郎を演じられることを、嬉しく思います。鬼太郎独自の妖しげな雰囲気は前回わりと掴めたと思うので、新たな物語でも鬼太郎らしさを前面に出していけたら」
荒牧は長く愛される鬼太郎の魅力をどこに感じているのか。
「鬼太郎は幽霊族で、人間と妖怪の中立的立場。優しいけれどときに残酷で、公正なジャッジを下すことができる彼が好きです。多くの方がよく知るキャラクターを演じられることに嬉しさとプレッシャーがありますが、前作で作品ファンの方も楽しんでくださっているのが分かり、励みになりました」
ねずみ男役の大塚明夫をはじめ、豪華キャストが揃った。
「声優として第一線で活躍されている大塚さんが演じてこられた中に、好きなキャラクターが何人もいます。ですから、キャスティングを聞いたときは声が裏返りました(笑)。稽古が楽しみです。あの声で名前を呼んでもらいたいですね! 仲のいい同世代の俳優たちがいるので、僕らが得意な殺陣を見せられたらいいねと話しています」
脚本・演出を手掛けるのは堤泰之。世界征服を企む西洋妖怪の吸血鬼軍団と鬼太郎たちが戦いを繰り広げるというユニークなストーリーに、好奇心を大いにくすぐられる。
「堤さんとのお仕事は、今回が初めて。前回とはまた違った作風になるだろうなと、期待しかありません! 僕は演出家の方とやりとりをするのが好きなので、今回も堤さんが言ってくださることを大切にしつつ、僕からも提案やフィードバックができればと思っています」
様々なメディアミックスで親しまれている鬼太郎だが、舞台版の見どころは?
「舞台は人間が空気感を作り、その場で今、演じているというのが素晴らしいところだと思っています。今回も笑いや怖い場面、緊張するところなど五感で楽しんでもらえるはず。ビジュアル的にもグレードアップして、ちゃんちゃんこがより派手に、ウィッグもより僕に似合うように新たに制作してくださいました。それぞれが上を目指しているなと嬉しくなりました。新たな鬼太郎作品を、楽しみにしていて下さい!」
(取材・文:木下千寿 撮影:間野真由美)

プロフィール

荒牧慶彦(あらまき・よしひこ)
2月5日生まれ、東京都出身。舞台『刀剣乱舞』シリーズ 山姥切国広役や『あんさんぶるスターズ! THE STAGE』シリーズ 朔間凛月役など、人気作品に出演する他、舞台プロデューサーとしても活躍の場をひろげ、ドラマやバラエティ番組にも多数出演。
公演情報
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舞台『ゲゲゲの鬼太郎 2025』
日:2025年8月2日(土)~16日(土)
※他、大阪公演あり
場:明治座
料:S席[1階席・2階席正面] 土日14,000円 平日13,000円
S席こども料金[1階左右上段席、平日12:00公演のみ]6,500円
A席[2階席左右] 土日9,000円 平日8,000円
B席[3階席] 土日6,500円 平日5,500円
(全席指定・税込)
HP:https://gegege-stage.jp
問:明治座チケットセンター
tel.03-3666-6666(10:00~17:00)