人気カード型恋愛ドラマアプリが初の舞台化! 新感覚の映像技術で魅せる明治浪漫ファンタジー

人気カード型恋愛ドラマアプリが初の舞台化! 新感覚の映像技術で魅せる明治浪漫ファンタジー

 2018年に配信開始以降、明治を舞台にした個性豊かなキャラクター、美麗なイラストが人気を博し、2023年10月に5周年を迎えた人気カード型恋愛ドラマアプリ『あやかし恋廻り』がライセンスアウトし、初の舞台化となる。
 文明開化で華やぐ明治時代の帝都を舞台に、突然陰陽師の力に目覚めた主人公が、前世の縁で結ばれた妖(あやかし)たちと共に大いなる陰謀に立ち向かっていく、明治浪漫ファンタジー。ストーリーは「暁の章 煌牙編」をベースに、アプリでもお馴染みのあやかし達が多数登場する。
 また、「イマーシヴSTAGE」と題し、観客や演者の動きによって映像を動かす没入感のある新感覚の演出も見どころの1つだ。
 本公演で妖の北御門煌牙に扮する工藤大夢、銀之丞役の司波光星、葵役のきたつとむの3人に意気込みを聞いた。

―――人気カードゲームアプリが初の舞台化となります。ゲームをプレイした感想とそれぞれのキャラクターの印象をお聞かせください。

工藤「人、妖(あやかし)、怨霊と様々なキャラクターが登場する人気ゲームの舞台と聞いた時は、バトルシーンがどのように展開されるのか非常に興味が湧きました。
 舞台のストーリーは、自分が演じる鬼の北御門煌牙を中心とした『暁の章 煌牙編』をベースとして描かれます。他の妖との関係性や怨霊とのバトルなどの注目要素を、どのように舞台に反映するのか今から楽しみです。
 最初、鬼と聞いて昔話に出てくるような、金棒を持った印象を持ちましたが、(煌牙が)こんなにシュッとしていて美形なので、初見では鬼だとは思いませんでした。性格は兄貴肌で強く、俺についてこいタイプ。ゲーム内でも面白いことが好きで、行動を賽の目で決めるという一面もあって魅力的なキャラクターです。戦闘シーンも含めて熱く演じたいと思います」

司波「僕自身、乙女系ゲームをやったことがなかったので、まずそこから勉強しようと、目下、アプリを入れて勉強している最中です。まだまだレベルが上がっていないので、全てのストーリーを見られてはいないのですが、恋愛要素とバトルシーンが絶妙に合わさっていて、とても斬新だなと感じました。
 序盤からも沢山のストーリーが準備されていて、舞台となる帝都を警備する『見回り』では、どのキャラクターでどのルートを選ぶかでその後の展開が変わるなど、選択する自由がこのゲームの魅力の1つだと思います。
 自分が演じる銀之丞は、見た目よりもクールで大人という印象です。人間の姿をしている時は『草薙堂』という貸本屋を営んでいるので、知的な雰囲気がありますよね。僕自身が真逆なので、そこから役作りを練っているところです」

きた「配信開始から5周年を迎えるほど、長く愛されているゲームの初舞台作品に関わらせて頂けることは嬉しいの一言です。
 特にバトルシーンが注目されていますが、生身の役者が演じるので、ゲームにはない繊細な表現ができないかと思っています。またゲームでは、主人公の早乙女双葉や妖達が集う憩いの場があるのですが、そこでの妖同士の会話を通して、こんな関係性や過去があったのかと知った時は、まるで自分がそこの住人になったかのような感覚がありました。プレイする度に、新しい発見に満ちていているので、さすが長く愛されているゲームだなと思いました。だから一層、大切に演じたいと思っています。
 演じる葵というキャラクターについては、第一印象、カワイイ!ですね。煌牙が初めて葵に出会った時には『女の子かと思った』と言われるぐらいの綺麗なルックスなのですが、相手の心が読める能力もあって、敢えて人との関わりを避けているなどの闇もあったりするので、とても興味深いキャラクターだなと思いました」

―――最大の見どころは、観客や役者の動きに合わせて映像を動かす新感覚の「イマ―シブSTAGE」と呼ばれる演出ですよね?

工藤「僕も初めて聞いた言葉です。昨今の2.5次元の舞台では、映像を使うことも多々ありますが、『今までにない試み』と聞いて、どういうことだろう?と思いました。もしかしたら、お客さんがお客さんとして観るだけではなくて、その世界の住人としてその場にいるみたいな。だとすれば、すごい没入感ですよね!? 今から楽しみでしかないです!」

司波「確かにどんな世界なんだろうね!? 凄そうなことだけは明らかだけど……(笑)。
 でもお客さんと舞台との間に境界線がないというのは、楽しんでいただく上でも非常に大きいと思います。デジタル技術を駆使した最先端の演出なので、『何度観ても面白い!』と思ってもらえるように、僕らは全力で臨むだけですね!」

きた「いやもう、僕らが単純に映像に負けないように頑張るだけですね! まだこの段階では想像できていませんが、普通の舞台作品を観に行くというよりは、アトラクションに参加するぐらいの気持ちで来て頂ければ、“あや恋”を知らない方でも楽しめると思います。それぐらいの感覚で観てもらいたいですね!」

―――アニメやゲームを原作に持つ舞台作品ならではの難しさ、やりがいはありますか?

工藤「2.5次元舞台は、元々のストーリーやキャラクターがいるじゃないですか。それを人間の自分達が演じるので、自分にしかできない表現は入れつつも、キャラクター像をいかに保つかという絶妙なバランスが大切だと思います。それは2.5次元作品を演じる誰もが思っているはずです。でもそこが難しさでもあり、醍醐味かなと。
 今回はゲームのキャラクターがいて、役者の僕らがいて、そこに最先端の映像演出が加わる。いい形で三者の化学反応が起きたらいいなと思っています」

司波「まずは原作について勉強することから始まりますね。『こういう時に彼はどうするのか?』とキャラクターの気持ちになって考えることを大切にしています。
 僕ら役者は、キャラクターの性格や背景などを最大限に勉強して、忠実に守りながらも、舞台では『こういう一面もあるのか!?』と思ってもらえるように、新しいことに挑戦できたらなと思います」

きた「僕もキャラクターのそのままを届けることを意識しています。お客さんは2.5次元のキャラクターを観に来ているので、あたかも自分がその場にいるかのような没入感に浸ってもらえるような世界観をつくりたいですね。それが出来れば役者冥利に尽きます」

―――最後に読者にメッセージをお願いします。

工藤「初めて尽くしの作品であり、プレッシャーもありますが、舞台化して良かったと思ってもらえるように、そして今後続編が続いていくように、まずは今回の『煌牙編』をゲームのファン、役者のファン、全ての方に満足してもらえる作品にしたいです」

司波「人気コンテンツに出演できる喜びもある反面、しっかり届けないといけないという責任も感じています。しっかりゲームをプレイして研究しつつ、稽古にも励みたいと思います。『また明日も観に来たい!』と思ってもらえることが何より嬉しいことなので、ゲームの世界観を大切にしつつ、舞台ならではのライブの臨場感をお届けできたらなと思います」

きた「僕らが“あや恋”の世界に生きている姿を通して、ゲームをプレイした方も、そうでない方も、観終わった後に『“あや恋”に出会えて良かった』と思ってもらえるような作品にしたいです。是非、劇場に気軽に“見回り”に来てくれたら嬉しいです!」

(取材・文&撮影:小笠原大介)

プロフィール

工藤大夢(くどう・ひろむ)
1994年4月27日生まれ。主な出演作品に、舞台『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』シリーズ 青葉つむぎ役、舞台『CharadeManiacs』廃寺タクミ役、2.5次元ダンスライブ『ツキウタ。』ステージ【ツキステ。】第14幕「Rabbits Kingdom Resurrection」謎の男役、『Collar×Malice -柳愛時編-』御國れい役、『イケメン戦国THE STAGE』シリーズ 前田慶次役、ミュージカル『ピオフィオーレの晩鐘』ロベルト・デ・フェオ役など

司波光星(しば・こうせい)
1998年4月3日生まれ。主な出演作品に、新ミュージカル『スタミュ』月皇海斗役、Stray Cityシリーズ『Club キャッテリア』Stray Brothersメンバー、『KYOTO SAMURAI BOYS』シリーズ 本人役、明治座創業150周年記念 荒牧慶彦 俳優デビュー10周年記念公演『殺陣まつり〜和風三国志〜』関平役、ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』〜KAWAII Evolution〜 寺田如恵留役、WBB 10周年記念公演!WBB vol.18『恋するアンチヒーロー』ブルー役など。

きたつとむ
1997年1月31日生まれ。主な出演作品に、獣愛ブースト音楽劇『Lamento -BEYOND THE VOID-』フィリ役、舞台『チャンバケ』主演・アオ役、ジュエルステージ『オンエア!』シリーズ 光城新多役、舞台『One Night Butterfly』望月隼人役、2.5次元ダンスライブ『VAZZROCK STAGE』シリーズ 名積ルカ役、ミュージカル『スタミュ』スピンオフteam楪&team漣 単独公演『Storytellers』中小路春馬役など。

公演情報

イマーシヴSTAGE
『あやかし恋廻り 暁の章~煌牙編~』

日:2024年5月13日(月)~19日(日)
場:新宿村LIVE
料:S席[前方2列・特典付]15,000円
  A席12,000円(全席指定・税込)
HP:https://ayakoi-stage.sub.jp
問:舞台「あやかし恋廻り」公演事務局
  mail:ayakashi.stage@gmail.com

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