秋山真太郎、劇団EXILEとして“有終の美”を飾るプロデュース公演 高橋いさを『バンク・バン・レッスン』を9人で上演!

秋山真太郎、劇団EXILEとして“有終の美”を飾るプロデュース公演 高橋いさを『バンク・バン・レッスン』を9人で上演!

 劇団EXILE・秋山真太郎がエグゼクティブプロデューサーを務める、プロデュース公演第3弾が高橋いさを名作の『バンク・バン・レッスン』に決まった。舞台『THE 面接』、朗読劇『夢から醒めない夢を見よ。』に続き、少人数で構成された珠玉の舞台。今回は何故この作品が選ばれたのだろうか?

秋山「30年前に書かれた今作は、これまでにいくつもの団体が上演している作品。だからこそ、この団体はどういう風に仕上げてくるのだろう?という目で見られるので、ぜひ挑戦したいなと。原作の登場人物は8人ですが、オーディションで出会った伊藤さん、和田さんが、おふたりとも素敵で。どちらともご一緒したいという気持ちから、今回はご許可をいただいた上で登場人物を1人増やし、9人のキャストが舞台上を彩ります」

 小道具を持ち込んでオーディションに挑んだという、伊藤駿九郎と和田崇太郎。2人には奇しくも“縁”があった。

伊藤「ワンシチュエーションコメディに初めて挑戦します。全キャストが舞台上に出ずっぱりで、少し怖いなって思うのですが、台本を読むだけで個性豊かな登場人物たちの動きが想像できる部分がたくさんあり、実際に舞台に立ったらあっという間かもしれない。僕らもビックリしたんですが、一緒に選んでいただいた和田さんとは同じ大学の演劇部の先輩後輩なんです」

和田「オーディション会場で伊藤さんとバッタリ会った時、驚いて一瞬頭が真っ白になりました(笑)。元々完成された濃密な会話劇であるところに、今回僕が演じる役をオリジナルで足していただいたので、プレッシャーもありますが、やれることを全部やって、誰もが楽しめる演劇を目指したいです」

 物語を掻き乱す女性の役には、音楽ユニット・最終未来少女で活躍中の小野緑が選ばれた。

小野「初舞台なので、お腹から声が出るだろうか、長台詞があったらどうしよう……。なんて不安に思っていたのですが、台本を読んでみるとテンポのいい会話が心地いい作品で、楽しみになりました。普段のステージよりもかなり近い距離でご覧いただくことになります。最後まで観ていただくと色々な伏線が繋がってより楽しめるコメディ作品です」

秋山「劇団EXILE・秋山としての最後のプロデュース公演となり、小澤雄太・八木将康も出演してくれます。有終の美を飾れるように、みなさんを目一杯楽しませる演劇をお届けしたいと思います」

(取材・文:通崎千穂 撮影:友澤綾乃)

2024年幕開けです! 今年の野望を1つ教えてください。

秋山真太郎さん
「『STAND FOR ARTISTS』が2周年を迎えます! それに伴ってUI設計など改めてブラッシュアップし、かねてより開発中のスタッフィング機能をリリース目標により円滑で、公正フラットなキャスティングを行えるようにします。製作としては、“芸術と社会”の距離を縮めるべく、少し尖った、芸術性に特化したものも製作していく予定です。楽しみにしていてください!」

小野 緑さん
「今回わたしは初舞台ということで、今年はもっといろんなお仕事に挑戦していきたいです。普段のライブ以外でなく演技やモデルなど、いろんな場面を経験して人生で1番忙しい年にしたいです。アーティスト活動では、去年は初の海外でのライブなども行えたので、東京だけではなく地方や海外など様々な場所のステージに立つのが目標です!」

伊藤駿九郎様さん
「今年の野望は、“ミュージカルに出演したい”です。先日観た劇団四季の公演がとにかく楽しくて、それからずっとサントラをヘビーローテーションしたり、カラオケで真似したりして余韻に浸っています。それだけ人を惹き込む魅力がある世界に、自分も飛び込んでみたいという想いが強くなりました。俳優としての幅を広げたいという意味でもミュージカルに出演したいです」

和田崇太郎さん
「ただ1つ、“俳優として生計を立てること”です。会社を辞める前も後も、ずっと自分は“職業:俳優”と名乗りたい、でもこれを自分は仕事と言えるだろうか? そんな葛藤を抱え続けてきました。そうなる為に会社を辞めてからのこの3年は特に、様々な角度から積み重ねてきた自負があります。なので来年こそ、その道のプロとして、自分の職業は俳優ですと胸を張って言えるよう、飛躍の1年にしたいです」

プロフィール

秋山真太郎(あきやま・しんたろう)
俳優として活躍する一方で、2019年には『一年で、一番君に遠い日。』で小説家デビュー。現在は株式会社七十八の代表取締役として、総合芸能情報プラットフォーム「STAND FOR ARTISTS」の立ち上げなど、幅広く活動。2023年7月からはプロデュース公演も行っている。

小野 緑(おの・みどり)
次世代リアリスティックユニット・最終未来少女のメンバー。小野個人のTikTokでは再生数400万超えを達成。フォロワーの分母は20万人を超え、次世代のアイドルとして今後が期待されている。

伊藤駿九郎(いとう・しゅんくろう)
theatre PEOPLE PURPLE、KING&HEAVYに所属。近年の主な出演に、映画『野球部に花束を』、舞台『ON AIR ~この音をキミに~』など。秋山が生み出した「STAND FOR ARTISTS」でのオーディションで今作への出演が決まった。

和田崇太郎(わだ・そうたろう)
関西小劇場での活動後、上京。YouTubeチャンネル「しゅくろーから夜ふかし【しゅくかし】」に“そうたろー”名義で出演。映像作品に出演する傍ら、自身が脚本・監督を務めるショートドラマをYouTubeで公開している。伊藤と同じく「STAND FOR ARTISTS」のオーディションで今作への出演が決定。

公演情報

舞台『バンク・バン・レッスン』

日:2024年2月7日(水)~11日(日・祝)
場:シアター・アルファ東京
料:特典付き9,000円
  一般8,000円(全席指定・税込)
HP:https://bankbanglesson.jimdosite.com/
問:「バンク・バン・レッスン」運営
  mail:info.bankbang2024@gmail.com

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