NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』、『ひよっこ』をはじめ、数々の国民的人気ドラマを手掛けてきた脚本家・岡田惠和と、演出家・田村孝裕のタッグによる舞台作品第3弾『二次会のひとたち』がこの春上演される。本作は結婚披露宴には呼ばれなかったのに二次会の幹事を頼まれてしまった、ワケあり、癖ありな男女4人が繰り広げるコメディだ。そのうちの1人、中内啓介を演じるのは、ミュージカルからテレビドラマまで幅広く活躍中の東啓介。岡田作品への参加は、昨年放送のドラマ『ファイトソング』に続く2回目となる。
出演のお話があったときの率直なお気持ちを聞かせてください。
「本当に嬉しかったですね。ドラマを経てこういうお話をいただくのは凄くありがたいと思います。岡田さんのセリフは馴染みやすいというか、覚えやすいし、喋りやすいんです。なぜかと言われると難しいんですけど……例えば、『なんで?』って訊くにしても、普段は『え?』だけでよかったりするじゃないですか。そういう言葉の扱いが凄く今っぽいというか、リアルなんです」
今回演じる中内啓介は「いわゆるいい奴だが、圧倒的に頭が悪い」というキャラクターとのことですが……。
「(この役をいただいて)ありがとうございます!って思いました(笑)。とても愛のあるキャラクターだなって。みんなが『そこかよ!』ってツッコミたくなるようなところとか、大笑いじゃなくて、思わずフッと笑ってしまうような感じが凄くいい。そういう人って僕も凄く好きなので」
お客さまからも、とても愛されそうなキャラクターですね。
「中内啓介みたいな人って、天然というか、狙ってやっているわけじゃないので、それを演じるってなかなか難しいと思うんですよ。やりがいのある役だなと思います」
ご自身にとって久しぶりのストレートプレイですね。
「凄く楽しみです。ミュージカルとは規模感も違いますし、その場で起きることを大事にしたいなと思っています。お客さまには、4人の会話を覗き見していただく、ありのままを見ていただく、今回はそんな感じなのかなと。ストーリーの中で『え〜っ』と思うようなことは起きるかもしれませんが、決して観ていてしんどくなるような作品ではないので(笑)。お客さまにもぜひラフな気持ちで観に来ていただきたいです!」
(取材・文:前田有貴)
「レコードですかね。祖母の家に行った際に、置いてありまして。昔の曲を聴いたりして、盛り上がったのを憶えています。また新しい曲もレコードで聴いてみたいなと思いました。ですので、レコードが再熱してほしいかなと思います!」
プロフィール
東 啓介(ひがし・けいすけ)
1995年7月14日生まれ、東京都出身。2013年のデビュー以降、ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』、ミュージカル『マタ・ハリ』など舞台を中心に、ドラマ・コンサートなど幅広く出演。最近の主な出演に、『ザ・ビューティフル・ゲーム』、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』など。「舞台のエネルギー源は、お客さまの拍手と笑顔、そして千秋楽のあとの焼肉」とのこと。
公演情報
舞台『二次会のひとたち』
日:2023年4月14日(金)~30日(日) ※他、大阪公演あり
場:紀伊國屋ホール
料:9,000円(全席指定・税込)
HP:https://nijikai-stage.com/
問:キョードー東京 tel.0570-550-799(平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)