男たちの欲望と裏切りが錯綜する、ダークトーンのスタイリッシュなステージ それぞれがまだ見ぬ世界へとチャレンジする、完全オリジナル作品

男たちの欲望と裏切りが錯綜する、ダークトーンのスタイリッシュなステージ それぞれがまだ見ぬ世界へとチャレンジする、完全オリジナル作品

 12月に博品館劇場で上演される舞台『夜想曲 ノクターン』は、東山義久と北翔海莉という魅力的なキャストを軸に展開する新作。その構成・演出を務めるのは、多岐に渡るジャンルの作品で演出を手掛け、高い評価を集める宇治川まさなりだ。

宇治川「13年に義久主演の『BOLERO』の構成・演出をさせてもらったのがご縁。若い頃から光るものを感じる存在でしたが、『BOLERO』では作品を担うリーダーシップや座組を盛り上げていく明るいエネルギーも感じ、魅力的な男性になったなとしみじみ。久しぶりの共同作業が非常に楽しみです」

東山「宇治川さんと前回ご一緒したのはダンス公演でしたが、今回は芝居メインの作品。言葉での表現に関し、宇治川さんからどんな演出が受けられるか、ワクワクしています」

 作品のキーワードは“哀しき男たちの欲望、嫉妬、裏切り”。1920年代のアメリカやイタリアのスタイルをモチーフに、架空の“TOKYO”を舞台に、DIAMOND☆DOGSらしいスタイリッシュなカッコよさを生かしつつ、男たちのダークな欲望渦巻く世界を描く。

宇治川「各キャストの魅力を生かすという意味でも、あて書きすることになると思います。D☆Dメンバーの色をうまく入れて構成したいですし、義久もたくさんの役を演じてきているが、これまでにない一面を引き出したい。北翔さんにはミステリアスで妖艶な謎の女を演じていただく考えです」

 紅一点である北翔海莉は、新たな挑戦に緊張と期待を見せて微笑んだ。

北翔「舞台で大勢の男性の中に女性一人で立つというのは、初めての経験。また自分では、宇治川さんがおっしゃるような“夜の女”的要素はまったくないと思っているので(笑)、従来のイメージにない一面を宇治川さんに新しく作っていただければ、嬉しいですね」

東山「北翔さんは持っているオーラが“陽”で、そしてパーフェクト! 歌、ダンス、芝居、全部できる方です。僕もわりと器用な方だと思っていましたが、北翔さんには到底敵いません。タップがお得意ですよね? 今回はぜひタップを踊っていただこうと、宇治川さんとお話ししているんです」

北翔「そうなんですね! 以前の共演では、稽古場を経て舞台に上がられてからも大きく変化していく東山さんの姿に、背中を押されました。今回もたくさん勉強させていただきます」

宇治川「義久と北翔さんには、物語を象徴するようなダンスを踊ってもらいたいなと構想中。これもぜひ、楽しみにしていてください!」

(取材・文:木下千寿 撮影:間野真由美)

そろそろ寒くなり始める季節。冬に向けて準備していること、楽しみにしていることはありますか?

宇治川まさなりさん
「冬に向けて準備していること! それは絶賛、『夜想曲 ノクターン』です(笑)。公演が終わったら来年の作品準備をしながら、今年の年末は実家の大阪に久しぶりに帰りたいなと思ってます。早く海外旅行が出来る日が来るのを楽しみにしてます!!」

東山義久さん
「世界が健康を取り戻したなら、弟の家の屋上でダウンジャケット着ながら魚を焼いて、メンバーのギターと一緒に大声で歌いたい」

北翔海莉さん
「足首は、夏場はもちろんですが、冬は特に、肘を冷やさないようにしています。これを心掛けてから、もう何年風邪を引いてないでしょうかね。簡単なことなので、皆様にも是非お勧めしたいです!」

プロフィール

宇治川まさなり(うじがわ・まさなり)
演出家・劇作家・脚本家。1986~1996年、石坂浩二率いる劇団にて主演・振付・演出を行う。その後、2.5次元作品やストレートプレイ、ミュージカル、ダンス公演など多彩な舞台を手掛け、第一線で活躍を続ける。

東山義久(ひがしやま・よしひさ)
1976 年3月21日生まれ。20代から舞台を中心に活動を始め、圧倒的な存在感と表現力を武器に多方面で活躍。『DIAMOND☆DOGS』の旗揚げ以来、リーダーとしてグループを率いる。

北翔海莉(ほくしょう・かいり)
3月19日生まれ、千葉県出身。1998 年、84期生として宝塚歌劇団に入団し、宙組公演『シトラスの風』で初舞台を踏む。2015 年、星組トップスターに就任。2016年の宝塚歌劇団退団後は、舞台を中心に多くの作品に出 演、精力的に活動中。

公演情報

KIRARI SHOW ACT☆PARADISE THEATER 
『夜想曲 ノクターン』

日:2021年12月5日(日)~12日(日)
場:博品館劇場
料:9,800円(全席指定・税込)
HP:http://www.hakuhinkan.co.jp/theater/
問:博品館劇場 tel. 03-3571-1003

Advertisement

舞台・演劇カテゴリの最新記事