この度は、カンフェティにて劇団BDP『リアの食卓』のチケットをご購入いただきありがとうございます!
当ページでは、
カンフェティでチケットをご購入の方限定!特別インタビューvol.1をお送りします!
全3回連載で、公演への意気込みや舞台裏などをお伝えしてまいります!
このインタビューだけの内容ですので、ぜひお楽しみください。
脚本・演出の獄本あゆ美さんにお話を伺いました!
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「リア王」が現代のホームドラマに?!
――まず、シェイクスピアの有名戯曲『リア王』を現代の高齢化社会の観点から捉えた脚本ということで、脚本執筆のきっかけは何だったのでしょうか。
13年前の私の父の脳内出血での入院、そこからの介護生活がきっかけです。その頃に、リア王をあらためて読みましたら驚きました。悲劇ではなくて、リア王はなるべくしてあのような運命になったのだと思ったのです。本人の高齢化ゆえの頑固さと愚かさと未熟さによって、娘の悪事を招いたように読めました。400年以上前の戯曲ですが、姉二人の生き方は自己実現と現状の承認欲求の間でもがき苦しむバリキャリ女性のようです。姉二人の邪な愛というシチュエーションは、今回の脚本にはありませんが、男親と娘の関係の難しさや、苦労したであろう妻が亡くなりその後のリア王が老成できなかった辺りが、キモになっています。
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