この度は、カンフェティにて劇団俳優座「対話」のチケットをご購入いただきありがとうございます！
当ページでは、カンフェティでチケットをご購入の方限定！特別インタビューvol.2（全3回連載）をお送りします。森 一 さん、山本 順子 さん、斉藤 淳 さん、八柳 豪 さんにお話を伺いました！
――本作では、日本ではまだ馴染みのない方も多い「修復的司法」が取り扱われます。改めて「修復的司法」とはどのようなものなのでしょうか？
森「元来はニュージーランドのマオリ族が自分達の問題解決の方法として使っていたもので、問題を抱える当人同士とその問題に関わりのある人達が一堂に介し、仲裁人を仲立ちとして問題解決を図っていたことが起源です。それを隣の国であるオーストラリアの司法が『修復的司法』として制度化したものです。これは読んで字のごとく ”互いの関係を修復する” という方法で、裁判で正誤をつける方法とは異なった問題解決の仕方です。問題を皆で話し合って解決の道を探り、問題を抱えた当人も修復の後、再びコミュニティーの中に共存することを目標とします。現在ではこの方法はヨーロッパにも波及しているようで、主に青少年の犯罪に大きな効果が見られるんだそうです。日本では ”仲裁” という形でじわじわと浸透してきています」
――演出するうえでこだわっていきたい点はありますか。
プロフィール
森 一（もり・はじめ）
大阪府出身。1978年劇団俳優座入団。
俳優座として舞台、テレビ、映画などで活躍するとともに、舞台演出も手掛ける。
＜近年の演出作品（劇団俳優座）＞
■2022年『京時雨濡れ羽双鳥／花子』
作：田中千禾夫
■2021年『面と向かって』
作：デヴィッド・ウィリアムソン／翻訳：佐和田敬司
＜近年の出演作品（劇団俳優座）＞
■2021年『雪の中の三人』
作：エーリッヒ・ケストナー／演出・上演台本：小山ゆうな
■2015年『春、忍び難きを』
作：斉藤憐／演出：佐藤信
山本 順子（やまもと・じゅんこ）
東京都出身。1984年劇団俳優座入団。
＜近年の出演作品（劇団俳優座）＞
■2021年『戒厳令』
作：アルベール・カミュ／訳：中村まり子／演出：眞鍋卓嗣
■2020年『火の殉難』
作：古川健／演出：川口啓史
斉藤 淳（さいとう・あつし）
千葉県出身。1999年劇団俳優座入団。
＜近年の出演作品（劇団俳優座）＞
■2020年『マクベスの悲劇』
作：ウィリアム・シェイクスピア／翻訳：近藤弘幸／演出：森一
■2019年『七人の墓友』
作：鈴木聡／演出：佐藤徹也
八柳 豪（やつなぎ・たけし）
東京都出身。2003年劇団俳優座入団。
＜近年の出演作品（劇団俳優座）＞
■2021年『戒厳令』
作：アルベール・カミュ／演出：眞鍋卓嗣
■2021年『インク』
作：ジェイムズ・グレアム／翻訳：小田島恒志／演出：眞鍋卓嗣
次回は2月3日(金) 配信予定！まだまだお話を伺います。
どうぞお楽しみに。
