この度は、カンフェティにて「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2022」のチケットをご購入いただきありがとうございます!
当ページでは、カンフェティでチケットをご購入の方限定!特別インタビューvol.3(全3回連載)をお送りします。ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(以下:JCDN)代表・佐東 範一さんにお話を伺いました!
――佐東さんがこのアワードを通して目指していることはありますか。
コンテンポラリーダンス作品、そして「振付家」という存在をもっともっと知って欲しいということがあります。
コンテンポラリーダンス作品というのは、抽象的ゆえに、よく分からないと言われることも多いのですが、それぞれダンスという手法でないと表現できない世界を創り出しています。ダンス作品の振付家は、動きを振り付けるだけではなく、全体の演出と構成を担っています。そこには現代社会を映し出すことや、哲学や思想など様々なものが含まれています。そして「こう観るのが正解」ということも無いです。それが分かりにくいということに繋がるのかもしれませんが、ある意味それぞれの見方がその人の正解だと思います。だからこそ人それぞれ違うところから話が始まったり、人や社会を考えるきっかけになったりする。そのようにダンス作品が味わい深いものだという認識を広げていけたらと思います。それがコンテンポラリーダンスという、同時代に生まれたダンスの意味なのではないかと考えています。
――佐東さんが代表を務められているJCDNでは普段どんな活動をされているのでしょうか。
プロフィール
佐東範一(さとう・のりかず)
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)代表・三陸国際芸術祭プロデューサー。
1980年舞踏グループ「白虎社」の創立に参加。以後’94年の解散までの国内公演、海外ツアーにて舞踏手兼制作者として活動。96年アメリカ・ニューヨーク、ダンス・シアター・ワークショップにて1年間のアートマネージメント研修。’98年から3年間の準備期間を経て、2001年NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)を京都にて設立。ネットワーク型NPOとして、「踊りに行くぜ!!」(2000-2016)、「ダンスファイル」製作、「ダンスリザーブ」運営、「国際ダンス・イン・レジデンス・エクスチェンジ・プロジェクト」(2011-2017)開催、「コミュニティダンス」の普及(2008-)、「小中学校へのダンスアーティスト派遣」(2011-)。2011年東日本大震災以降、三陸地域にて「習いに行くぜ!東北へ!!」、2014年より「三陸国際芸術祭」を開催。ワークショップ・公演のコーディネートなど日本全国にて社会とダンスをつなぐ様々な活動を行っている。
最後までお読みいただきありがとうございました!
皆様のご来場をお待ちしております。