ストアハウスコレクション「父と暮せば」カンフェティ購入者限定!特別インタビューvol.1

ストアハウスコレクション「父と暮せば」カンフェティ購入者限定!特別インタビューvol.1

この度は、カンフェティにて ストアハウスコレクション「父と暮せば」 のチケットをご購入いただきありがとうございます!

当ページでは、カンフェティでチケットをご購入の方限定!特別インタビューvol.1(全3回連載)をお送りします。西山水木さん、関根麻帆さん、龍昇さんにお話を伺いました!


――まずは今作の意気込みをお願いします!

西山「すでに関根麻帆さんと龍昇さん、ストアハウスさんの意気込みがもの凄く、演出としてお声がけいただいた事の重大さに恐れ慄いています(笑)。
 若輩の頃から井上ひさし作品にはお世話になってきました。井上先生には非常に可愛がっていただきました。今も『センセイ』とお呼びできることが誇らしいです。センセイから未来への大切な贈り物をお預かりしたのだと思います。小さいけれど伝わる声で、井上先生の言霊をお届けしたいです。
 思えば、美津江は私の両親と同い歳です。私は、両親の『幸せで申し訳ない』感に晒され、自己評価の低い世代です。父は大腸癌の手術の傷を撫でながら何度も『やっと少しは切腹できた』と言いました。認知症の母は今まさに父(私のとうに亡くなった祖父)を蘇らせ『お父ちゃん!お父さん…』と呼びかけ暮らしています。今も身近に、世界中にいる、そんな『申し訳ない』人たちの心に、そっと暖かく灯を点したい、そんな願いで作ります」

関根「先日広島に行き、直爆(直接被爆)された方のお話を伺ってきました。お話を伺っている中で “被爆体験を語り継ぐ人が年々減ってきていることが心配だ” とおっしゃっていました。その方は、足腰もとてもしっかりとしていらして本当にお元気で、はっきりとした口調でお話をしてくださいましたが、やはり92歳とご高齢でした。
 今、77年前の出来事はペンの力や、報道の力で多く語り継がれています。私にできることは演劇の力で語り継ぐことです。被爆者の方の苦しみは今も続いています。終わることはないのです。今後、ただの『歴史』としてこのことを風化させてはいけない。そういう想いで取り組んでおります」

龍昇「ロシアのウクライナ侵攻により、世界に分断化が進み、核の危機が目の前に迫っている今、なんとしても核戦争を回避しなければなりません。せめてこの作品を上演することが、演劇人の使命と思っています」

――西山さんは演出のオファーがあったときいかがでしたか。

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プロフィール

西山水木(演出)
佐賀県出身。桐朋学園芸術短期大学演劇専攻卒業。 1978年に劇団青年座に入団。 退団後、「 E. Dメタリックシアター」を経て「ラ・カンパニーアン」「下北澤姉妹社」などのユニットのほか「プリエールプロデュース」「加藤健一事務所」「こまつ座」などで俳優として、また作家・演出家としても活動。 海外公演も行い、高い評価を得ている。初日通信大賞 助演女優賞受賞(1988/89年)。読売演劇大賞 優秀女優賞(1997年)。

関根麻帆
3歳からバレエを始め、14歳でイギリス・エルムハーストバレエスクールに単身留学。劇団青年座研究所を経て劇団四季入団。「魔法をすてたマジョリン」での主演を初め代表作多数。四季退団後、ミュージカルからストレートプレイまで幅広く活動している。

龍昇
演劇団(現・流山児★事務所)に在団後、1985年龍昇企画設立。
以後俳優兼プロデューサーとして年1~2本のペースで着実に作品を発表し続けている。ひとりの役者が、作家・演出家・キャスト・スタッフを雇い、プロデュースするというスタイルは、日本の演劇界においては珍しいといえよう。
これまでも様々な作家(平田オリザ・平田俊子・前川麻子・犬井邦益・天野天街・佃典彦)や、演出家(佐藤信・岡本章・松本修・福井泰司・大橋宏・木村真悟・柴幸男・西沢栄治など)と手を組み、演じ、生み出された作品は多岐に渡る。
「アジアミーツアジア」「フィジカルシアターフェスティバル」等、各フェスティバルの実行委員を継続的に務める。
2017年、佐藤信らとともに「若葉町ウォーフ」を設立、理事として運営に参加している。

次回は1月6日(金)配信予定!まだまだお話を伺います。
どうぞお楽しみに。

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