【高畑裕太よりコメントあり】ハイワイヤ 第三回公演『GOOD NEIGHBORS』開幕!

【高畑裕太よりコメントあり】ハイワイヤ 第三回公演『GOOD NEIGHBORS』開幕!

高畑裕太が、一人の“変貌”を通して、私たちの中にある“民意”を描く、1年ぶりのハイワイヤ新作公演、『GOOD NEIGHBORS』が、昨日8月19日(水)、下北沢 OFF・OFFシアターで開幕した。

『GOOD NEIGHBORS』は高畑が実際に暮らしていた街で出会った隣人たちとの記憶を起点に生まれた物語。
これまで “社会の片隅で過ぎていく誰かの半生”に注目し、いじめや介護など社会に潜む問題を題材に創作を続けてきた彼だからこそ描ける隣人という絶妙な関係でおこった軋轢を取り上げた意欲作だ。

ハイワイヤ常連の大河日氣・佛淵和哉に加え、菅野恵、鄭亜美、茂手木桜子を招聘し、高畑自らも出演。
他者への恐れや無理解、日常に潜む違和感や不安を丁寧にすくい上げながら、「こちら側」と「あちら側」を隔てる曖昧な境界線を共に見つめられる作品となっている。

主宰・高畑裕太よりコメント

実際に私が住んでいたご近所で起きた事件が基となったこの物語は、いわゆる街の人々の「口伝」と、自身の心に生じた小さな「疑念」という、二つの相反するものをぶつけ合わせるところから走り出していきました。そして両者は、どこをどう繋ぎ合わせようとしても、最後まで噛み合うことはありませんでした。

きっと私たちの実生活の中にも、そのようなことはしばしばあるのだと思います。それでも人間はついつい「共存」を選ぼうとして自らを摩耗し、無理矢理にでも自分の中に「答え」を作ろうとする。けれど、そうして生じた小さな痛みが何層にも重なっていった時、再び前を向いて立ち上がることは、極めて困難なのではないかとも思います。

この作品を最後まで観たとしても、何かの「答え」に辿り着けるわけではありません。むしろ、交われない何かが目の前で混在し続けている、その「気持ち悪さ」こそがこの作品の一番の特徴であり、私が一番嫌っている部分でもあり、何より面白いと感じている魅力でもあります。そしてこの作品を最後まで作り上げてみて、本当はこの物語では何も起こっていないのではないか、と考えました。そんなことはあるはずがないのに、なぜかそんな気がしています。

しかし舞台上では、常に何かが起こり続けています。それこそが『民意』なのか、それともまた違う何かなのか。現代を生きる私たちの中に生じている感覚を可視化し、舞台上で蠢かせるような一幕をお届けできるかと思います。

間違いなく最高傑作です。そしてこの公演は、体力的にも二度とやれない作品になるかもしれません。なので、どうか是非劇場に足をお運びください。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

あらすじ

あなたにとっては、他人ごと。まだそう思ってるうちは──

とある住宅街で暮らす男は、自宅の周りで発生する騒音に悩まされていた。

隣には数年前から統合失調症を患ってしまった女性が住んでおり、毎日のように表通りへ出ては、支離滅裂な言葉を叫んでいた。

やがてそのことは近隣住民たちの間でも問題視されるようになり、男は地域の平穏を取り戻そうと動き始める。

しかしいつまで経っても解決しない隣人トラブルに男は次第に追い詰められていき、少しずつ様子がおかしくなっていく。

そんなある日、向かいに住む青年が、とある奇妙なことに気付いた――。

公演情報

ハイワイヤ 第3回公演『GOOD NEIGHBORS』

【作・演出】 高畑裕太
【出演】 大河日氣/菅野恵/高畑裕太/鄭亜美/佛淵和哉/茂手木桜子
【会場】 OFF・OFFシアター(東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F)

【公演期間】2026年8月19日(水)~8月25日(水)全9ステージ

8/19(水)8/20(木)8/21(金)8/22(土)8/23(日)8/24(月)8/25(火)
14:0014:0014:0014:0014:00
19:0019:0019:0019:0019:00



受付付開始・開場は開演の30分前
未就学児入場不可

【チケット料金】全席自由席・税込

一般/前売 4500円 当日 5000円
U22/前売・当日 3000円 *U22チケットの方は年齢のわかる身分証の提示をお願いします。

【お問い合わせ】ハイワイヤ
MAIL=info_haiwaiya@yutatakahata.com(制作)
HP=https://haiwaiya.jp/2026/good_neighbors

ハイワイヤとは 

ハイワイヤは、2021年5月6日に俳優・高畑裕太主宰の劇団として旗揚げ。以降、主宰・作・演出の高畑裕太を中心に、サポートスタッフの協力の下、活動、運営、企画考案を行う。

主に個人が体験したとある経験をベースに「社会の片隅で過ぎていく誰かの半生」を描く。
生きている中で誰しもに生じる不条理、ストレス、孤独、愛など、人間の普遍的な感覚を呼び起こす作風は、観ている側に強い没入感を与えて、目に見える出来事のみに捉われず、人間が無意識の中に抱えている世界観や、「日常」と「非日常」の狭間にある抽象空間を舞台上に表出することで、常にその時のカンパニーでしか出来ない新しい表現を追求し続けている。作品を通してお客様の「記憶」に深く残り続ける瞬間を作る事を目標とした演劇団体である

「ハイワイヤ」という名称は、高層ビル、峡谷、滝の間など、通常より高い場所にロープを張って行う綱渡り「ハイワイヤー・アクト(Highwire act)」から由来している。

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