ほろびて『光るまで』上演決定!

2025年10月30日(木)〜11月3日(月・祝)浅草九劇にて、ほろびて新作公演『光るまで』の上演が決定しました。
出演者は藤代太一佐藤真弓佐藤滋藤井千帆

消えた。
もうダメかな。
光るまで待ってみようか。
光らないかもしれないけどさ――

消えたもの。終わったもの。
そこにあったもの。
煌々と輝いているものではない、今や古びてしまったあらゆる。時間はいつだって流れ、もう消えてし
まったなら立ち去るのがいいかもしれない。次の場所には、新しい出会いがいくつもあるのかもしれない。けれど。
けれど。見つめたい。通り過ぎてしまえるそこで、ここで、じっと。
消えてしまった、ものを、だったものを見つめる。
私はもう一度、それを見たいんだ。

◆細川洋平コメント

不在と喪失を受容するまでの時間を描いた『公園まであとすこし(以下、公園)』という作品があり、
その再演を考えていたのですが、自分の心が、その作品の全く別の側面を見たいといいました。過去に
書かれた言葉を元に、あたかも目の前に、今あるかのように演じていく演劇という行為を、自分なりに
押し広げてみる。発話や行いの中に、どのような形で今の社会に漂う不在や喪失が現れてくるのかを解
明する。上演を通じて、思索そのものを行う。そこに、ふしぎで、切実で、しょうもない、人間の在り
方が浮かび上がってくるのではないかと感じています。『公園』を原案として作成しつつ、完全に独立
した新作を上演します。
どうぞよろしくお願いいたします。

■作・演出 細川洋平

■出演
藤代太一/佐藤真弓/佐藤滋/藤井千帆

◆公演概要

■タイトル: ほろびて『光るまで』
■公演期間: 2025年10月30日(木)~11月3日(月・祝)
■会場: 浅草九劇(東京都台東区浅草2-16-2 浅草九倶楽部 2階)

■作・演出: 細川洋平
■出演: 藤代太一、佐藤真弓、佐藤滋、藤井千帆

■スタッフ
照明:賀澤礼子
音響:尾林真理
舞台監督:西廣奏
宣伝美術:酒井博子(coton design)
被写体:浅野千鶴
記録写真:明田川志保
制作:大橋さつき、ほろびて

■協力: ダックスープ、DASH、株式会社ギフト、バードレーベル、レトル、猫のホテル、青年団、滋企画
■提携: 浅草九劇
■助成: 公益財団法人 セゾン文化財団
■主催・企画製作: 一般社団法人BOOKSO/ほろびて

=ほろびてとは=
細川洋平が2010 年より始動させた演劇カンパニー。
2015 年より小さな舞台空間での創作をはじめ、見過ごされる人々を主題にした作品を多く発表。「物
語」の構造を疑いながら、演劇という枠組みの更新へ向けた思索を続けている。
『あるこくはく』で第11 回せんがわ劇場演劇コンクール(2021)グランプリ、劇作家賞(細川)を受
賞。2023 年度、次世代を担う若手劇団のためのプログラム「芸劇eyes」に選出。2024 年2 月『セン
の夢見る』を東京芸術劇場シアターイーストで上演。2025 年5 月『ドブへ INTO THE DITCH』を
吉祥寺シアターで上演。
カンパニーメンバーは細川洋平と藤代太一。


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