【製作発表レポート】ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』世界最高傑作がこの夏上演!

【製作発表レポート】ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』世界最高傑作がこの夏上演!

ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』製作発表が2月17日(土)クラブeXで行われた。

本作は、映画「BILLY ELLIOT」(邦題「リトル・ダンサー」)を原作として、2005年にロンドンでミュージカル版を開幕、オリヴィエ賞4部門、トニー賞10部門を制覇。その後、2017年日本初演、2020年再演、そして今回で3回目の日本上演となる。

長期にわたるオーディションで1000人を超える応募者の中から選ばれ、ビリー・エリオット役を掴んだのは、浅田良舞石黒瑛土井上宇一郎春山嘉夢一の4人だ。製作発表では「エレクトリシティ」のパフォーマンスが披露、ロイヤルバレエスクールを受験したビリーが、面接官から踊っている時の気持ちを聞かれ、その思いを表現する名場面。通常は一人で踊るが、この製作発表のために4人編成の特別バージョンとなった。

質疑応答では、ビリー・エリオット役の4人に加え、お父さん役の益岡徹鶴見辰吾、ウィルキンソン先生役の安蘭けい濱田めぐみ、おばあちゃん役の根岸季衣阿知波悟美、トニー役の西川大貴、ジョージ役の芋洗坂係長、オールダー・ビリー役の永野亮比己山科諒馬が登壇した。

パフォーマンスを終えたビリー役の4名は「パフォーマンスが無事に終わってほっとしています。緊張しましたが、楽しくきれいにできてよかったです。」(浅田)、「自分の踊りをお見せできて最高でした。緊張したけど、拍手をいただいてほっとしました。」(石黒)、「パフォーマンスでは好きなダンスができて楽しかったです。気持ちは最高です!」(井上)、「舞台裏では緊張していたけど、踊り出したら楽しくて、まるで天国に行ったみたいでした。」(春山)と初々しさも交えながら語った。

また、オーディションのきっかけとレッスン時のことを聞かれ、「所属しているバレエスタジオの先輩二人がビリーになったから。オーディションではそれまでやったことがなかった器械体操やタップができて楽しかったです。」(浅田)、「加藤航世くんと渡部出日寿くんのビリーを観て、やりたいなと。タップがみんなより遅れていて、まだ頑張りが必要だなと思います。」(石黒)、「『リトル・ダンサー』のDVDを見て素晴らしいと思い、ビリーをやってみたいと思いました。オーディション期間はみんなと仲良くできて楽しかったし、いろんなことに挑戦して、「なぜこんなことができるんだろう?」と自分でも驚いています。」(井上)、「バレエを始めた頃に観て感動して、絶対ビリーになりたいと思いました。夢を諦めないところが僕と似ています。タップもたくさん練習して、少しずつできるようになって嬉しかったです。」(春山)と語った。

お父さん役には3回目の出演となる益岡と初参加の鶴見が出演、「(魅力は)ビリーたちの踊りに全てが語られていますね。さびれた炭鉱町に広がる、大人たちの閉塞感や失望。そこで次世代を担う子供が、希望と夢を持って羽ばたこうとする、その姿が感動的です。」(益岡)、「2017年の初演を観た時、本当に感動しました。僕が観たお父さんは吉田鋼太郎さん。今回、自分の休演日のタイミングに益岡さんバージョンを客席からしっかり観たいと思います。」(鶴見)とそれぞれのビリー・エリオットに対する想いを語った。

ビリーにバレエを教えるウィルキンソン先生役の安蘭、濱田は「前回も4人のビリーと一緒にやって、初日から千秋楽まで彼らが成長する姿を間近に見て感動しました。」(安蘭)、「実は、2005年のロンドン初演のトライアウトを観ました。1幕終わった時に感動して立ち上がれず、2幕終わったら立ちすくんでしまって、それくらい感動しました。」と自身の体験を交えながら、本作の魅力を語った。

発表会最後には、ビリー役の意気込みを聞かれ「自分の名前に入っているように、良く舞いたいです。」(浅田)、「常識を打ち破るビリーになりたいです。」(石黒)、「皆様を楽しませるように、エネルギーを出していきたいです。」(井上)、「お客さんに希望を与えられるビリーになるように頑張ります。」(春山)と意気込んだ。

東京公演は東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)にて、7月27日(土)から上演、大阪公演はSkyシアターMBSにて、11月9日(土)より上演。

公演情報

■公演名:Daiwa House presents ミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』

■脚本・歌詞:リー・ホール
■演出:スティーヴン・ダルドリー
■音楽:エルトン・ジョン

出演:ビリー・エリオット(クワトロキャスト) 浅田良舞 石黒瑛土 井上宇一郎 春山嘉夢一
   お父さん(ダブルキャスト) 益岡徹 鶴見辰吾
   ウィルキンソン先生(ダブルキャスト) 安蘭けい 濱田めぐみ
   おばあちゃん(ダブルキャスト) 根岸季衣 阿知波悟美
   トニー(兄)(ダブルキャスト) 西川大貴 吉田広大
   ジョージ 芋洗坂係長
   オールダー・ビリー(トリプルキャスト) 永野亮比己 厚地康雄 山科諒馬 ほか
公式サイト

【東京公演】
■公演日程:オープニング公演 2024 年7 月27 日 土))~8 月1 日 木
      本公演 2024 年8 月2 日 金))~10 月26 日 土
■会場:東京建物Brillia HALLHALL(豊島区立芸術文化劇場)

【大阪公演】
■公演日程:2024 年11 月9 日 土))~24 日 日
■会場:SkyシアターMBS

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