「琉球恋慕 琉球古典芸能と二十五絃箏の出会い」の東京公演が開催決定!!

「琉球恋慕 琉球古典芸能と二十五絃箏の出会い」の東京公演が開催決定!!

沖縄本土復帰50年の今、届けたい伝統がある――
大盛況の沖縄公演を経て、東京公演が開催決定!!

沖縄の音楽は、聴く人の心を吹き抜ける爽やかな風のようで、その心地よさには、魂の記憶を呼び起こすような懐かしさがあります。
歌舞伎や能の作品の音楽監督としても活躍し注目を集める、二十五絃箏者・中井智弥と、実力派琉球古典芸能者が出会い生まれた、珠玉の作品『琉球恋慕』。
2021年2月に開催し、満員御礼となった国立劇場おきなわ公演に続き、東京にて開催決定。
「琉球古典曲」、「仲風節」から「沖縄POPSメドレー(島唄・涙そうそう)」まで。
さらには能「黒塚(安達原)」と琉球古典舞踊「かせかけ」の世界を重ねた新作「琉球情炎」を初お披露目。
伝統を重んじつつ現代へと音を紡ぐ、沖縄屈指の演奏家達入魂の演奏をお楽しみください。

■琉球古典芸能とは

琉球古典芸能は、舞踊、歌三線、箏、笛、胡弓などからなる琉球王朝より受け継がれてきた芸能で、中国や日本の文化を吸収しつつも琉球独自に発展を遂げてきました。
その芸能も昨今、創作作品が作られ主に若手実力派達が担っています。
中でもその中枢にいる実演家は真の古典芸能を受け継ぐもので、彼らだからできる”今に生きる琉球古典芸能”があるのです。
次世代にこの芸能を託すため、斬新・美しい・格好いい・感動する本物の芸で魅せる舞台です。

■演目解説<音楽監督 中井智弥>
 新作「琉球情炎

能「黒塚(安達原)」の鬼婆の伝説と琉球古典舞踊「かせかけ」の世界を重ねた作品。

2021年2月12日に国立劇場おきなわで沖縄の古典界の花形のアーティストとの共演「琉球恋慕公演」を行いました。
沖縄の伝統楽器や琉球舞踊に二十五絃箏が加わり、新たなアプローチで琉球の伝統芸能の美しさや格好良さを舞台美術とともに魅せる試みです。大成功を収めた琉球恋慕公演。我々は一つの舞台を作り上げた満足感で一杯でした。

その余韻が冷めやらぬときに次作の事が頭をよぎりました。組踊のような新作を作りたいー。
沖縄にない題材で創作を考えました。それが黒塚、安達ヶ原の鬼婆の話です。
能を題材にすでに二十五絃箏二面で黒塚を書いていますが、「どうして鬼婆となったのか?」という前段階の話を題材にしようと思いました。

能の黒塚での見せ所は糸巻の段。
糸巻きを巻きながら自分の哀しい人生を語る老女のシーンが印象的です。
琉球舞踊にも「かせかけ」という”大好きな人に薄い布を編みましょう”という糸巻きを持ちながら舞う舞踊があります。
糸巻きがどちらもキーワード!二つの作品を重ねて新たな作品を作ろうと思いました。

もともと組踊という芸能は、能や歌舞伎などを取り入れて沖縄独自の発展をしました。
今回の情炎もそんな流れを汲み取りたく、黒塚の世界観を取り入れることにしました。
沖縄の芸能は生々しい表現を嫌うそうで、鬼婆の生々しい表現は舞台美術や音楽で表現しようと思いました。
「かせかけ」の音楽は非常に美しく名曲です。
この良さを万人に伝わるよう二十五絃箏でアレンジし、鬼婆が娘のためにその昔編んだ布の思い出のシーンに起用しました。
美しい思い出の場面を幻想的音楽と舞台美術により、物語を締めます。
舞台の最後に、琉球古典芸能の素晴らしさを堪能してもらう仕立てを考えつきました。

タイトルの「情炎」とは、炎のように燃え上がる欲情をさします。老女の姫を守るための執念、また鬼婆になって人の生き血や肝を欲することから「琉球情炎」と名付けました。

物語を通して、琉球古典芸能の素晴らしさを感じていただけましたら幸いです。中井智弥渾身の一作です。ご期待ください。

■公演概要

琉球恋慕 琉球古典芸能と二十五絃箏の出会い

【日時/会場】
2022年 4月22日(金)
昼の部 ◇ 13:30 open/14:00 start
夜の部 ◆ 18:00 open/18:30 start
渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール

【出演】
佐辺良和(琉球舞踊)
仲村逸夫(歌三線)
森田夏子(胡弓)
入嵩西諭(琉球横笛)
池間北斗(琉球箏)
中井智弥(二十五絃箏)

【チケット料金】
<全席指定>
前売:¥5,000(税込)
当日:¥5,500(税込)
 ※学生は当日学生証提示で3,000円キャッシュバック
チケット販売中!

【公式HP】
https://udo.jp/concert/ryukyurenbo2022

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