田村孝裕が2014年、劇団青年座に書き下ろした『台所の女たちへ』を、下北沢 ザ・スズナリでONEOR8が上演する。作・演出を務める田村と、過去に田村演出の舞台に出演したことのある田中真弓と榊原郁恵に話を聞いた。
田村「劇団青年座の創立60周年を記念した公演のために書いた作品です。せっかくの60周年なので、台所を舞台に女性たちの60年の歴史を紡ぐ物語にしたいという思いから着想しました。いつかまた上演したいと思い続けてきたのですが、なかなか上演する機会に恵まれず、それならばONEOR8で引き取って上演をしようと。ただ、この作品には男性キャストが1人しか登場しないので、そうなると恩田隆一か山口森広しか出られない究極のスウィングという意味でも、今回は2チーム制にしました。個性の違うキャストさんたちが集まっているので、全く違う面白さがある作品になるのではないかと楽しみです」
「恩田組」には田中、「山口組」には榊原が出演。田中は葬儀の喪主を務める妻・美代、榊原は愛人の京子を演じる。
田村「パブリックイメージとは違う役を提供したいなと思っていたおふたりです。真弓さんはいつも元気でチャーミングな方ですが、今回は背負うものがある役で、普段とは違う姿を観られたらと思います。そして、郁恵さんは儀之介の愛人として登場する役です。素行の悪い女性を郁恵さんが表現したら面白そうだなと思っています」
田中「実は、青年座さんで上演されたこの作品を拝見しているんですよ。めちゃくちゃ演出が面白くて、とても印象に残っていました。お話を聞いて、あの作品だ!と。もともとONEOR8が大好きで、いつか出たいと思っていました。なので今回、出演できることが本当に嬉しいです。恩田さんは、さまざまな役を演じられる幅広い役者さんなので、ご一緒するのが楽しみです。絶対に面白いものになると思うので、楽しみにしていてください!」
榊原「高畑淳子さん主演の『雪まろげ』に呼んでいただいたときに、田村さんからすごく珍しい役をいただきました。今回も、田村さんから『できると思いますよ』と言っていただいてお引き受けした役です。普段とは違うタイプの役なので、どこまでできるんだろうという不安はありますが、田村さんに委ねればきっと良いものになるだろうと思っています。それぞれの組のカラーをしっかりと出していければと思っていますので、ぜひ両組を観ていただけたらと思います」
(取材・文:嶋田真己 撮影:NORI)
プロフィール
田村孝裕(たむら・たかひろ)
東京都出身。脚本家・演出家。舞台芸術学院演劇部本科を卒業後、同期9人で劇団「ONEOR8」を旗揚げ。劇団全作品の作・演出を務めるかたわら、舞台『世襲戦隊カゾクマン』シリーズ、『サザエさん』『また本日も休診〜山医者のうた』などの外部公演を数多く手掛ける。
田中真弓(たなか・まゆみ)
東京都出身。劇団作品などに出演する傍ら、1978年、『激走!ルーベンカイザー』高木涼子役で声優デビュー。『ドラゴンボール』のクリリンや『ONE PIECE』のモンキー・D・ルフィ等の役で人気を獲得する。しかしながら本業は女優であり、年間7本ペースで舞台作品に出演。また、劇団「おっ、ぺれった」の主宰を務める。
榊原郁恵(さかきばら・いくえ)
神奈川県出身。1977年1月1日にデビュー。1981年~1987年にかけて、ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』初代ピーター・パンを務める。テレビドラマ、舞台のみならずバラエティ番組でも広く活躍。
※『榊』は正しくは“木へんに神”と表記します
公演情報
ONEOR8公演 『台所の女たちへ』
日:2026年9月26日(土)~10月12日(月・祝)
※他、北海道公演あり
場:下北沢 ザ・スズナリ
料:一般6,500円
U-25[25歳以下]4,000円
※他、電子チケット特別価格あり。
詳細は下記HPにて
(全席指定・税込)
HP:https://wp.oneor8.net
問:ONEOR8 mail:oneor8info@gmail.com
32名限定!一般 6,500円 → 5,100円 +カンフェティポイント付き!