「僕自身がラブソングみたいなところもある」 鈴木おさむ×田中圭の黄金コンビ最新作『母さん、ラブソングです。』

 『母さん、ラブソングです。』のキーワードにちなみ「好きなラブソングは?」と問いかけた時、矢崎広が「ファンの方に向けて歌うのは尾崎豊の『I LOVE YOU』」と答えてくれた刹那、「あ、一緒」と重ねた田中圭に矢崎が「またそうやって、すまそうとして」とツッコんだ途端、ふと漏れたのが「僕自身がラブソングみたいなところもあるから」のひと言だった。「キャッチいただきました!」と盛り上がる取材陣、「いや、それはヤバいよ」と慌てる田中、目を細めて笑う矢崎と、その場の空気の温かさが、新たな舞台の輝きを予見させるようだった。

 鈴木おさむ× 田中圭コンビにより好評を博してきた舞台企画の第4弾となる今回の新作は、かつてヒットを飛ばしたものの現在は落ちぶれたミュージシャンの兄と、彼を支え続ける弟を描く、完全オリジナルの二人芝居だ。

田中「おさむさんの書く脚本の台詞量は軽い暴力だと思うくらい多いので、二人芝居となるとさらにどうなるのかが恐ろしいですが、ずっと感情の動く作品を創ってくれるので、矢崎とその高い壁に挑むんだなと」

矢崎「おふたりの舞台企画の大ファンです。いつか出たいと念願していたので、それが叶ったことがまず嬉しいし、そんな作品が立ち上がっていく現場に圭さんの弟役としていられるのも楽しみです」

田中「僕は一人っ子なので、兄弟の感覚はわからないですけど。矢崎は同じ事務所の後輩のなかでも日頃から弟的存在なので、矢崎が弟役というのはすごくありがたい」

矢崎「おさむさんはよく役者に当て書きをするとおっしゃっていますよね?」

田中「そう言うんだけど、僕は脚本を読むと『全然違うよ』と思う(笑)。まぁ、おさむさんから見る僕にはこういうところがあるんだろうな、という感覚かな」

矢崎「これはファン目線ですけど、おさむさんは圭さんを“同志”と感じているんだと思います。人の気持ちをグッと集めるものが圭さんにはあるから」

田中「矢崎こそ、人にも仕事にもいつも真っ直ぐ向き合っているのがいいよ。そんな矢崎と、素敵な劇場でやらせてもらえるので、『これがエンタメだ』と思ってもらえるものをお見せしたい。そうできるように2人で頑張っていこう!」

矢崎「圭さん自身がラブソングですものね(笑)」

田中「ヤバいこと言っちゃったよなぁ(笑)。劇場でお待ちしています!」

(取材・文:橘 涼香 撮影:間野真由美)

プロフィール

田中 圭(たなか・けい)
1984年生まれ、東京都出身。2000年にデビュー。映画・ドラマ・舞台と多くの作品で活躍している。近年の出演作品に、映画『夏の砂の上』、舞台『Medicine メディスン』、『陽気な幽霊』など。

矢崎 広(やざき・ひろし)
1987年生まれ、山形県出身。2004年にデビュー。舞台を中心に映像作品・ナレーションなど多彩な活躍を続けている。近年の舞台出演作品に、ミュージカル『ボニー&クライド』、『最後の事件』、彩の国シェイクスピア・シリーズ 2nd Vol.3『リア王』など。

公演情報

舞台『母さん、ラブソングです。』

日:2026年7月31日(金)~8月16日(日)
場:東京芸術劇場プレイハウス
料:SS席12,000円 S席11,000円 A席9,000円(全席指定・税込)
HP:https://www.delight-ent.com/lovesong2026
問:ディライト・エンタテイメント https://www.delight-ent.com/contact

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