『モモ』で知られる、ミヒャエル・エンデの遺作を、ドイツ児童文学の名手 ヴィーラント・フロイントが書き継ぎ、完成させた『ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス』が、音楽劇として初めて舞台化される。
田中「子どもが観ても楽しいけれど、大人も引き込まれるような奥深い物語です。外の世界が怖くて部屋に閉じこもっているロドリゴの姿は、大人が感じている焦りや不安を見事に捉えていると思います。そして、そうした恐れは、クニルプスとの出会いによって、自分を偽り続けることへの恐れへと変わる。“恐れの根本には愛がある”ということがテーマとして描かれています」
水江「それぞれの場面が印象的で、心に残るシーンがたくさんあります。ただのファンタジーではなく“自分らしく生きる”ことを教えてもらえる作品です。深読みするほどエンデの哲学が感じられるので、ぜひ大人の方にも楽しんでいただければと思います」
田中が演じるロドリゴは、大悪党と恐れられながら実は臆病な騎士。
田中「自分を守るために武装していたり、可愛らしいところもあるので、きっと共感してもらえるキャラクターになると思います。物語前半のロドリゴは、うじうじと悩んでばかりいますが、そこから変わっていけることや、心優しい臆病な人も素敵だということを伝えていきたいです」
一方、水江が演じるのは、大悪党を夢見る少年 クニルプス。
水江「クニルプスは、まっすぐな性格で、それが彼の一番の魅力です。エンデは、『何歳になってもそのまっすぐな気持ちを持っていてほしい』ということを書いているので、それを大切に届けたいと思います」
「日生劇場ファミリーフェスティヴァル2026」で上演される本作は、初観劇の子どもたちにもぴったりな作品だ。
水江「私は、子どもも大人も楽しめる作品への出演が夢の1つでした。最初に観た舞台のインパクトはずっと残るものだと思いますし、私も初めて観たミュージカルが役者を目指すきっかけになりました。当時の劇場の空気感や匂いは今でも心の中に残っています。初めて舞台を観るお子さまにとって、この作品がそうしたものになればいいなと思います」
田中「劇場は、まるで迷宮のようで、ちょっと怖いけれど不思議な空間が広がる面白い場所。その魅力もぜひ味わっていただきたいです。全く新しい音楽劇で、歌あり、踊りあり、人形劇ありの楽しい舞台です。ぜひご期待ください」
(取材・文:嶋田真己 撮影:NORI)
田中美央さん
「トッピングは大きなマンゴーです。“果実の王様”と呼ばれる位、立派で瑞々しいマンゴー。私が大好きなのが一番の理由ですが“王様”っていうところがね。きっとロドリゴ・ラウバインも大好きだと思うので」
水江萌々子さん
「私は珈琲がすごく好きなので、いろんなブレンドのコーヒーが楽しめるかき氷を作りたいです。それと個人的にかき氷に白玉が入っているとテンションがあがるので、白玉と甘みをプラスしてソフトクリームものせたいですね。かき氷は夏のイメージが強いですが、春夏秋冬いつ食べても楽しめるように、季節の果物も一緒に添えたいです」
プロフィール
田中美央(たなか・みおう)
1996年、東宝ミュージカル『王様と私』(日生劇場)に出演。主な出演作に、映画『ゴジラ-1.0』、『キングダム 大将軍の帰還』、『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』、『雪風 YUKIKAZE』、『Demon City 鬼ゴロシ』など。ディズニー作品『ラプンツェル ザ・シリーズ』ランス役など、アニメや映画の吹替出演も多数。
水江萌々子(みずえ・ももこ)
2003年、東京都出身。2025年3月、東京音楽大学声楽科特別演奏会コース卒業。2024年12月、帝国劇場公演よりスタートしたミュージカル『レ・ミゼラブル2024-2025』にて、コゼット役でデビュー。
公演情報
日生劇場ファミリーフェスティヴァル2026
音楽劇『ロドリゴ・ラウバインと従者クニルプス』
日:2026年8月1日(土)・2日(日)
場:日生劇場
料:大人 S席5,000円 A席4,000円 子ども S席2,500円 A席2,000円(全席指定・税込)
HP:https://famifes.nissaytheatre.or.jp/2026rodorigoundkunirps/
問:公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場] tel.03-3503-3111(11:00~17:00)
20名限定! S席大人5,000円(全席指定・税込) → 3,900円 +カンフェティポイント付き