プロレス観戦のもう1つの魅力。入場曲を迫力のオーケストラで 新日本プロレスを率いる棚橋弘至が語る、規格外の異種格闘技

 プロレスにとって音楽、特にレスラーたちの入場曲はとても重要だ。そこにフォーカスした公演が『ザ・オーケストラマッチ 新日本プロレス×オーケストラ(京都フィル特別交響楽団)』だ。数々の入場曲を大迫力で演奏するのは、京都フィルハーモニー室内合奏団特別交響楽団。そして規格外の異種格闘技のステージに挑むのは、棚橋弘至率いる新日本プロレスの面々だ。2月にこのマッチアップに挑んだ棚橋は、オーケストラによる入場曲の演奏に、普段とは違う興奮を覚えたのだろうか。

 「もちろんありました。曲に集中できますしね。試合会場では試合を盛り上げるための入場曲ですが、この公演は入場曲が主役。あらためて気づくポイントもありますね」

 当日は出演レスラー以外に、アントニオ猪木・藤波辰爾・長州力・蝶野正洋など、棚橋たちも憧れたレジェンドたちのテーマ曲も映像と共に披露される。

 「試合会場で聴くのとは、また違った印象を受けました。より壮大で荘厳に聴こえました。レジェンドたちの曲に、試合の記憶が紐付いているのは新たな発見で、プロレスに熱中していた頃の熱い想いが溢れてきましたね。プロレスラーは、みなさんの記憶の中で生き続けることができる、ということを感じられると思います」

 棚橋にとって一番心に残る、想い入れのある曲を尋ねると。

 「かつて使っていた『HIGH ENERGY』です。新日本プロレスが盛り上がっていった時代の象徴と言っても過言ではありません(笑)」

 それだけではない。このステージでは、真壁刀義や本間朋晃によるパフォーマンスも用意されているという。

 「真壁さんや本間さんのチャレンジは本当に素晴らしいと思います。何歳になっても新しいことを始められる勇気をいただきます」

 コンサートホールではあるが、プロレス会場と同じように手を叩き、声を上げてレスラーたちに想いを届けたい。それはどうなのだろう。

 「もちろんです! 手拍子でも、選手の名前のコールでも、大いに盛り上がりましょう! みんなで作り上げるのが、プロレスラー、プロレスファンの真骨頂ですからね」

 レスラーのパフォーマンス中は声援・タオルアピール歓迎とのこと。プロレスならではの熱気と、迫力あるオーケストラの演奏が融合する特別なステージを、会場一体となって楽しみたい。

(取材・文:渡部晋也 撮影:新日本プロレス)

プロフィール

棚橋弘至(たなはし・ひろし)
岐阜県出身。子どもの頃にプロレスに親しみ、立命館大学時代にはプロレス同好会に参加。在学中に挑んだ入門テストでは3回目で合格。卒業後に新日本プロレスに入寮。1999年10月にデビュー戦。3戦目で初勝利を飾る。新日本プロレスの若手レスラーを指すヤングライオンの一員として数々の試合に挑み、正統派トップレスラーとして順調に実績をあげ、人気レスラーとして、新日本プロレス、そしてプロレス界を牽引していく。2023年、第11代代表取締役社長に就任。2026年1月4日、東京ドーム大会でのオカダ・カズチカ戦をもって現役を引退。引き続き、新日本プロレスの社長としてプロレス界をリードし続けている。

公演情報

「ザ・オーケストラマッチ 新日本プロレス×オーケストラ(京都フィル特別交響楽団)」
-プロレスVSフルオーケストラによる異種格闘技-

日:2026年7月20日(月・祝)14:00開演(13:00開場)
場:東京国際フォーラム ホールA
料:7,500円 ペアチケット[2枚1組]14,000円
(全席指定・特製プログラム&特製タオル付・税込)
HP:https://classics-festival.com
問:DISK GARAGE  https://info.diskgarage.com

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