
推理作家の巨匠S・S・ヴァン・ダインの、探偵 ファイロ・ヴァンスが活躍する名シリーズから、『憎正殺人事件』の舞台化が決定。舞台『ビショップマーダーケース』として、博品館劇場で上演される。探偵・ファイロ役を演じるのは、舞台や映像作品などで活躍中の小南光司。苗字にちなんで、“コナン”の愛称で知られるが、探偵役は今回が初めての挑戦。本作に対する意気込みを聞いた。
「探偵役に挑戦できて嬉しい反面、先輩方が探偵を演じる姿を見てきたのでプレッシャーを感じているのが率直な気持ちです。6月に出演予定のミュージカル『憂国のモリアーティ』で共演させていただく、平野良さんも尊敬する先輩の1人。7年前に同作で共演した時も、役作りはもちろん、とても知性がある方で、本当にシャーロック・ホームズにしか見えなかった(笑)。当時、指をくわえて見ていた自分が、こんな大作で探偵役をやらせていただけることが本当に有難いです」
「役づくりはこれから」としつつも、自身が演じるファイロ役について訊ねると、“頭が切れる人”と小南は即答する。
「僕も追い込まれた方が力を発揮できるタイプなので、そういう部分ではファイロと近いところがあるかもしれません。現時点での僕なりの解釈にはなりますが、彼は人に何かを指示したり、発言する姿がとても楽しそうに見える。場を支配しながら、自分の推理しやすい環境を作っているんですよね。探偵としても役者としても、そんな空気感を体現できるように努めていきたいです」
明るくハキハキと質問に応じる小南は、意外にも人見知りな一面があるという。
「高身長で静かだからか、初対面ではクールに見られることが多くて(笑)。“小南光司”を出すことが苦手なんです。だけど、お芝居の中で役に入り込めば、そんなことはなくて。今回は役柄的にも、その場を引っ張っていかないといけないので、稽古場でも早く皆さんと打ち解けていいものを作りたいです!」
最後にカンフェティ読者へメッセージを聞いた。
「観にきていただいたお客様には、やっぱり楽しんで帰っていただきたい。一緒に作品を作るスタッフや共演者に信頼を置いて、僕はファイロとして自由に、正義感を持って、難解な謎を解けたらと思っています。博品館劇場でお待ちしております」
(取材・文:山田浩子)
プロフィール

小南光司(こみなみ・こうじ)
1994 年12 月12 日生まれ、神奈川県出身。モデルとして活動後、舞台や映像作品などで俳優活動を開始。主な出演作に、舞台『あんさんぶるスターズ! THE STAGE』シリーズ 朔間零役、『東京リベンジャーズ』シリーズ 灰谷蘭役、ミュージカル『1789 – バスティーユの恋人たち-』、映画『BATTLE KING!! Map of The Mind – 序奏・終奏-』など。
公演情報

舞台『ビショップマーダーケース』
日:2026年4月22日(水)〜29日(水・祝)
場:博品館劇場
料:ビショップ席[1〜3列目確保・特典付]13,000円 指定席10,000円(全席指定・税込)
HP:https://zen-a.co.jp/bishop
問:Zen-A(ゼンエイ) tel.03-3538-2300(平日11:00~19:00)
