独自のスタイルで物語世界を綴る意欲的ステージの第3弾 各々が責任を背負い、活き活きと仕事をする姿が僕の喜び

独自のスタイルで物語世界を綴る意欲的ステージの第3弾 各々が責任を背負い、活き活きと仕事をする姿が僕の喜び

 PEaCE PROJECTが独自のスタイルで届ける絵本朗読LIVE。次に上演する作品は『星の王子さま』だ。演出・出演の佐藤アツヒロに公演に寄せる思いを聞いた。

 「プロデューサーが、第2作は『星の王子さま』がいいと言ったことから始まりました。作品を僕なりに解釈して、難解なことは大前提ですが、それでも分かりやすく伝えたいと思い、台本で分かりづらさを感じた部分は直しました。かつ、作品特有の敢えてちょっと難しく表現するテイストは多少残すようにしています。観客の方それぞれに何か感じるところがあればいいなと思っているので、僕が殊更に演出する必要はないと考えています」

 近年は演出家としての活躍も目立つ佐藤に、演出のやりがいについて尋ねた。

 「僕が演出をするときは、みんなが楽しく仕事をしている現場にしたいと思っていて。それぞれの役割分担がハッキリしていて、一人ひとりが力を発揮できる、そんな現場になったらいいなと。例えば今回のビジュアル撮影は、髪型は自由で本人の好きな髪型としました。衣装は“白”と大枠のイメージだけ決め、あとはスタイリストさんにお任せ。僕が指定すると、それがゴールになってしまいますが、託せばそれぞれが責任を背負って考えます。みんなが楽しく活き活きと仕事をしている姿を見るのが僕は好きだし、その先でみんなが見せてくれるゴールは、いつも僕の想像を超えてきます。自分で言うのも何ですが、僕は仕事を振るのがうまいのかも(笑)」

 日替わりキャスト総勢17名による、ここでしか観られない物語世界に期待は増すばかり。

 「役者が他の役者と現場で会う時間は、高め合える時間でもあると思います。若いメンバーですから、お互いに色々盗み合い、楽しく成長して、充実した時間を過ごしてくれたらいいなと思っています。そういう現場を作れていることが、僕自身の喜びにも繋がっています。僕が10~20代の頃は、責任ある大人が場を作って自由にさせてくれて、僕はそこで思いきり暴れ回り、自分がやりたいことをやれるのが楽しかった。自分が責任ある大人の立場になった今、若い人たちがもっと冒険し、“自分は何をやりたいか”を積極的に発信できる場を作ってあげたい。絵本朗読LIVEがそういう場として、定着していけばいいなと思っています」

(取材・文:木下千寿 撮影:立川賢一)

プロフィール

佐藤アツヒロ(さとう・あつひろ)
1973年8月30日生まれ、神奈川県出身。1987年8月に、アイドルグループ・光GENJIのメンバーとして、「STAR LIGHT」でデビュー。2022年、内海光司とのユニット・U&Sを結成。俳優として、様々な舞台作品に出演を重ね、2018年からは演出家としても活躍している。

公演情報

絵本朗読LIVE『星の王子さま』

日:2026年2月19日(木)~3月1日(日)
場:浅草花劇場
料:11,000円(全席指定・ドリンク代別・税込)
HP:https://www.peaceproject-z.jp
問:アイエス・フィールド
  mail:event.toiawase.isf@gmail.com

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