自然を愛し、平和を願う心の美しさを伝える名作を再び上演 感謝する気持ちに気づいて、優しい心を育んでもらえたら

自然を愛し、平和を願う心の美しさを伝える名作を再び上演 感謝する気持ちに気づいて、優しい心を育んでもらえたら

 本格的な創作ファミリーミュージカルを、長年にわたり子どもたちに提供している児童劇団・劇団東少。2025年の年末は、自然を愛し、平和を願う心の美しさを伝える、人々の絆が深まる感動のミュージカル『白雪姫』を上演する。今回、W主演の込山榛香と飛龍つかさに、オファーに対する想いを聞くと。

込山「私は2024年夏以来、2回目の白雪姫役です。前回、たくさんの子どもたちが素直な心で、楽しそうに観てくれていたのが印象的でした。そして親御さんも『久しぶりに楽しい時間を過ごせた』と言ってくださったのが本当に嬉しかったです。今回もまた皆さんに楽しみを与えられる公演ができたらと思っています」

飛龍「初めて劇団東少の作品に出演させていただけることがとても光栄で、嬉しい気持ちでいっぱいです。私は榛香ちゃんの白雪姫を拝見していたので、今度は自分もそのステージに立たせていただけるのだと身の引き締まる思いがあります」

 宝塚時代、男役として活躍していた飛龍。劇団東少で、王子様役を男役が務めるのは今回が初となる。

飛龍「責任の重大さを感じております。ただ、男役という概念にとらわれずに、王子様に見えるように努めてまいりたいと思います。宝塚歌劇団の男役として培ってきた見せ方やお衣裳のさばき方など、自分が学んできたものは全て出していきたいと思いますし、このファミリーミュージカルの中で自分がどう存在すればみんなが素敵に見えるのか、バランスを考えながらお稽古に励みたいと思います」

込山「先日、ビジュアル撮影で初めて飛龍さんとご一緒したときに、嬉しい言葉をたくさん言ってくださいました。『かわいい』と何度も褒めてくださって、初めて相手役にドキドキしました(笑)。褒めてくださることが自信にも繋がりましたし、ご一緒できることが心から楽しみです」

 多くの人から愛されている『白雪姫』。劇団東少では花を愛する白雪姫と王子の物語として描かれる。

飛龍「愛が大きなテーマです。この作品を通して、周りにいる人たちや何気ない物事に感謝する気持ちに気づいてもらい、優しい心を育んでもらえればと思います」

込山「白雪姫は、幼い頃にお母さんを亡くして教わることができなかったことを、小人たちに出会って学んで成長していきます。成長できることへの感謝、教えてくれる人への感謝、そしてそれが愛なのだということを、この作品を通して感じてもらえたらいいなと思います」

(取材・文:嶋田真己 撮影:間野真由美)

1/24~30は「全国学校給食週間」だそうです。あなたが好きだった給食のメニューを教えてください。

飛龍つかささん
「中学生まで野菜が食べられなかったのですが、カレーライスだけは美味しく食べられたので、カレーライスの日はいつも楽しみでした! あとはフルーツポンチです! フルーツが大好きなのと、特別な感じがしてすごくワクワクしたのを覚えています。(今は何でも食べられるようになりました!)」

プロフィール

込山榛香(こみやま・はるか)
千葉県出身。2013年、AKB48第15期生オーディションに合格し、2025年2月まで活動。在籍時より、CMやドラマ・映画・舞台など幅広く活躍。近年の主な出演作に、ILLUMINUS 舞台『純血の王女』2022、舞台『月よ女王に嗤え』、映画『鈍色ショコラヴィレ ビエンナーレ』など。

飛龍つかさ(ひりゅう・つかさ)
東京都出身。2012年、宝塚歌劇団へ入団。2022年の退団後、日中合作音楽劇『李香蘭- 花と華-』川島芳子役に抜擢され、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』ジュディ・ナイトレー役で声優デビュー。俳優・声優としてのキャリアをスタート。2025年4月には、ミュージカル『薔薇王の葬列』に主演するなど、舞台を中心に精力的に活動している。

公演情報

「グリム童話」より ミュージカル『白雪姫』

日:2025年12月20日(土)〜23日(火)
場:三越劇場
料:プレミアム席[前方席・特典付]6,200円
  一般席4,800円(全席指定・税込)
HP:https://www.tohshou.jp
問:劇団東少
  tel.03-6265-7070(10:00~17:30/土日祝休)

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