「こういう先輩がいたら嬉しい」と思ってもらえる環境作りを 人気BLゲームの舞台化、約6年ぶりの主演に臨む

「こういう先輩がいたら嬉しい」と思ってもらえる環境作りを 人気BLゲームの舞台化、約6年ぶりの主演に臨む

 大人気成人向けBLゲーム『ラッキードッグ1』が新プロジェクトとして舞台化される。CR:5というマフィア組織の下っ端構成員で、刑務所で服役中のジャンカルロ・ブルボン・デル・モンテに、ボスから「収監中の幹部4人を連れて脱獄できたらボスの座を与える」との指令が下されるという物語。主人公のジャンカルロ役を務めるのは榊原徹士だ。

 「主演の話が来た時は『正直、俺で大丈夫?』と思いました。たくさんいらっしゃる原作ファンを裏切りたくない気持ちで、しっかりと応えられるような形でやらせていただきたいです。メインキャストの中では年長組になりますが、後輩キャストから『こういう年上の先輩がいたら嬉しい』と思ってもらえるように、そして演出家さんと気軽に喋りやすい環境作りを心掛けたいです」

 主演舞台は『月夜に舞い上がる桜』以来、約6年ぶり。しかも当時、脚本・演出を務めていた鄭光誠が、本作では総合演出と脚本を担当する。

 「約6年ぶりと聞くと重いですね(笑)。鄭さんと6年越しに組むことが出来て嬉しいです。それに演出の鬼束(道歩)さんは『月夜に舞い上がる桜』で共演していて、稽古から周りを理解して細かいところに気づける方だと思っていたので、とてもワクワクしています」

 原作の印象を聞いてみた。

 「この作品は、好きという感覚が各キャラクターによって細分化されていて、男性目線の世界観で描いているけれど、誰もが当てはまる感覚かなと思っています」

 キャスト&ビジュアル情報解禁の際はSNS等で大きな反響を呼んだ。

 「“バズる”というのはこういうことなんだと実感しました(笑)。衣装さんとメイクさんの力で期待値爆上がりの1枚にしていただきましたし、これだけ反響があると、自分としてもすごくやる気が出ます!」

 最後に意気込みを聞いた。

 「キャストがそれぞれ演じるキャラクターのことを深掘りして本番に臨むので、原作ファンの方たちの期待に応えたいですし、ビジュアルや面白さも多様化されている作品だと感じていて、どの年代の方が観劇しても受け入れられるような素敵な舞台にできればと思います」

(取材・文:冨岡弘行 撮影:インテツ)

11/4は「いい推しの日」。あなたの推しを教えてください(人に限らず)

「えとうさんというYouTuberで、インテリアやVlogをあげている方がいらっしゃるんですけど、その人はすごいリラックスになります。映像の作り方やBGMの選び方、カット割やテロップ。住んでいる部屋の配置とかを参考にして好きなものを悩んで買うというのも、とてもいいなと思います。お香などもえとうさんの動画からメーカーを知って購入したりしました。
 Hibiというお香のアンバサダーを務めていて、それは最近夜に部屋で焚いて癒されています」

プロフィール

榊原徹士(さかきばら・てつじ)
1989年12月6日生まれ、愛知県出身。主な出演作に、舞台『夢王国と眠れる100人の王子様 On Stage』、『Wizards Storia』シリーズ、『破天荒フェニックス~2024~』など。

公演情報

ラッキードッグ1 on Stage』

日:2025年10月17日(金)~25日(土)
場:飛行船シアター
料:ファミーリア席12,000円
  オブザーバー席9,500円(全席指定・税込)
HP:https://www.bulletlive.jp/luckydog1
問:Bullet LIVE https://www.bulletlive.jp/contact

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