レジェンド級の“売れない○○”も登場⁉ Barすぱいすが1日限りの大復活 イマーシブ体験が味わえるお祭り騒ぎに!  

レジェンド級の“売れない○○”も登場⁉ Barすぱいすが1日限りの大復活 イマーシブ体験が味わえるお祭り騒ぎに!  

 森川智之と河本啓佑がMCを務め、人気声優たちをゲストに迎えエピソードトークを繰り広げるバラエティ番組『あんた売れないわよ!』(通称:あん売れ)。番組内の名物であるコントドラマでは、森川扮する“とおるママ”が経営するBarすぱいすに人気声優が“売れない○○”として来店。“とおるママ”は河本扮する店員の“カズキ”と共に、ゲストたちのお悩みをズバズバと解決していく。
 テレビ放送は2024年末に終了したが、この度“真の最終回”と銘打ってリアルイベントが行われ、一ツ橋ホールが“Barすぱいす”として臨時開店する。来場者全員は“作品の一部”としてイマーシブな体験ができ、さらに後日発売されるBlu-ray・DVDのエンドクレジットにも名前が列挙されるという。そんな大掛かりなイベントを前にして、“とおるママ”と“カズキ”の心境やいかに――。今回はこれまでの番組での思い出も振り返りつつ、2人にインタビューをさせてもらった。

―――イケボのママに叱られたい人が集まる「Barすぱいす」ですが、 とおるママとカズキさんがこれまでで1番叱りたくなってしまった来店者(ゲスト)はどなたでしたか?

とおるママ「うーん……まあ基本的に叱りたいゲストはそんなにいないんだけど、そうねぇ……中の人の名前で言うけど、ショウ・ハヤミ(※ライバル店の店主・天海優として来店した速水奨)かしら。最終回で、テーブルクロス引きをやった回のゲストだったんだけど、本当はゲストのショウ・ハヤミがバシッと決めて、私が『悔しい~~!』ってやるつもりだったのが、逆になっちゃったので、ビックリしちゃったのと『あれぇ??』って思ったわ(笑)」

カズキ「ゲスト側ではなくて、僕を含めたBarすぱいす側のメンバーを叱りたい反省すべき回がありました。第2回のゲストに(※売れないモノマネ芸人“小森川智之”として)武内駿輔くんがゲストに来てくれた時に、彼はめちゃくちゃいろいろなモノマネを大汗かきながらやってくれたんですけど、まだ第2回でBarすぱいす側も慣れていなかったので……正直、もっといい形で披露させてあげたかったなと思っています。そこが反省点ですね。その後は慣れてきて、ゲストを受け入れやすい環境になってきましたが、あの頃はまだ甘かったなと思っています」

―――Barすぱいす開店当初 (第1回放送時) に比べて現在では、とおるママとカズキさんがお互いに抱いている印象は変わりましたか?

とおるママ「全然変わっていないわ。むしろなんというか、愛が、LOVEがパワーアップしたというか。私のワガママをカズキが形にしてくれて、その中でカズキのいろいろな面も見えてきて……今まで以上に凄く好きになったわ。ただ最近は1人でゴルフにばっかり行っちゃって、そこだけは直してほしいけど。それ以外は完ぺきだと思うわ」

カズキ「短い期間ながらいろいろなことがあったので……初めよりはママのことをよく知れたかなと思うし、ママ自身にも僕のことを知ってもらえたかなと思うので、絆が深まったと思います。これからも、とおるママへの愛をアピールしていこうと思います」

―――“売れない○○(自由人)”がよく来店するBarすぱいすですが、とおるママとカズキさんが思う、 “売れるために必要なもの”とは?

カズキ「ママのお話を聞く機会が多かったので、そこで本当にいろいろなものを吸収させていただいたんですけど、ママの自信というか、ぶれない心は凄いなと。自分がやると決めたことをしっかり自信を持ってやり通すメンタルが非常に大事だなと思いました。あと、1つ1つの物事に対してあたふたせずに、周りを自分の世界に引き込むところも……ママを見ていて、売れるにはこういう素質が必要なんだなと思いました」

とおるママ「うーん……売れるために必要なものはやっぱり……人脈ね」

スタッフ一同「(笑&拍手)」

とおるママ「頻繁にBarすぱいすに来ないとダメね。いろいろな人が来るお店だから、そこで自由闊達にコミュニケーションをとって、次に繋げる力が必要だと思うわ。ちょっと昭和な考えかしら。でもバーってそういうところだと思うわ」

―――“飲みニケーション”ということでしょうか?

とおるママ「あなたも言葉のチョイスが古いわね(笑)。そうね、今の若い子にはなかなか飲みニケーションが受け入れられるかどうか分からないけど……ある程度年齢を重ねた時に、必ずああいう時間も大切だったなって思う時がくるはずよ」

―――井上和彦さん、関智一さん、沢城千春さんは本イベントで『あん売れ』初出演になります。3人についての印象を教えてください。

とおるママ「3人とも売れてるわね。そうね、これはとおるママの“中の人”的な意見ですけども……1人飛び抜けたレジェンドがいらっしゃるので、扱いづらいわ(笑)。関くんと沢城くんは私的にはお世話をしている後輩なので、今度のイベントでは沢山面白いことができると思うけど。レジェンドをどういう風に扱うかは、ちょっと私の中では迷っているところがあるんだけど……そこはもう制作スタッフに丸投げして、責任を負わせようと思うわ(笑)」

カズキ「この質問は“中の人”視点で……井上さんは大昔にとあるお仕事でガッツリお世話になったことがありまして、ママと同じくリスペクトすべき大先輩です。この方のような声優を目指して頑張らないといけないなと思います。関さんもお仕事で1度関わらせていただいたことがありまして素晴らしい方で……とおるママと同じく、売れるために必要なマインドを持っていらっしゃる。何に対してもアグレッシブで、受け入れ耐性がある方です。沢城さんはちょこちょこ会うのですがいつも『おー久しぶり!』と気のいい挨拶をしてくれます。どんな時でもフラットで、優しく接してくれる方です。会うたびに他愛ない話をする仲なので、今回のイベントでご一緒できるのも楽しみですね」

―――最後に、本イベントにお越しくださる皆様に一言メッセージをお願いします。

とおるママ「皆さん、お久しぶりです。とおるママです。今回、本当の最終回を、生でやらせてもらうことになりました。歌にダンスにコントにバトル、そしておそらく罰ゲーム。みんなに喜んでもらえる舞台にします! もう一度だけ、わたしたちの馬鹿騒ぎに付き合っていただけたら幸いでございます。ぜひ皆さん一ツ橋ホールに集合してください! その日はそこがBarすぱいすとして開店しております。ご来店お待ちしております!」

カズキ「今回のイベントはBarすぱいすの、ママの集大成だと思っています。沢山のお客様の前での大きなチャレンジになると思いますけど、精一杯頑張ります。もう1度だけ、僕らと一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです」

(取材・文:通崎千穂)

プロフィール

とおるママ【CV:森川智之(もりかわ・としゆき)】
1月26日生まれ、神奈川県出身。声優事務所・アクセルワン代表取締役。デビュー以来、数多くの作品に出演し、二枚目キャラから最近では父親役など幅広く担当。トム・クルーズらをはじめ人気ハリウッド俳優の吹き替えでも知られる。主な出演作品・キャラクターに、『犬夜叉』奈落、『ファイナルファンタジーVII』セフィロス、『鬼滅の刃』産屋敷耀哉、「スター・ウォーズ」シリーズ オビ=ワン・ケノービ、『ズートピア』ニック・ワイルドなど。

カズキ【CV:河本啓佑(こうもと・けいすけ)】
11月18日生まれ、岡山県出身。プロダクション・エース所属。2013年放送のアニメ『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』にて初主演を務める。近年の主な出演作品・キャラクターに、『美男高校地球防衛部LOVE! LOVE!』別府月彦、『怪獣8号』出雲ハルイチ、『魔法使いの約束』ヒースクリフなど。吹き替えでは韓国の俳優・パク・ボゴムをよく担当している。

公演情報

舞台『あんた売れないわよ!+1.0』

日:2025年4月27日(日)
場:一ツ橋ホール
料:【一般席】 S席10,800円 A席8,800円
   B席6,800円
  【BD/DVD付きチケット】 VVIP席28,800円
   SVIP席26,800円 VIP席22,800円 
   STS席19,800円
  (全席指定・特典付・税込)
HP:https://antaurenaiwayo.com/2nd-event
問:アミューズメントメディア総合学院
  mail:kikaku@amgakuin.co.jp

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