盗みもはたらき、悪事も暴く! 怪盗探偵山猫再び!「暴れてやろうと思います」

 鮮やかな手口で盗みをはたらき、悪事をも暴く天才怪盗“山猫”。神永学が手がける小説シリーズを原作に、彼の活躍を描く舞台『怪盗探偵山猫 the Stage』の新作が上演される。2021年の1月に上演された第1作でも主演を務め、その好演が話題を呼んだ北村諒は「暴れてやろうと思います!」と大いに意気込む。

 「山猫は掴みどころがなく、何をしでかすかわからない飄々とした怪盗。周囲にいる人を引っ掻き回すようなキャラクターなので、暴れれば暴れるだけ盛り上がるんじゃないかなと思っています」

 今回の舞台は東京湾に浮かぶ豪華客船。原作者である神永学による完全新作ストーリーであるという点も、見どころのひとつだ。台本を読んだ北村も「こんなに濃密なものを書いていただいて感謝しかないなと。映画化しても遜色ない壮大なストーリーとなっているので、舞台上でどう表現しようかといろんな妄想が広がります」と想いを巡らせる。

 『怪盗探偵山猫』シリーズは、手に汗握るストーリーや爽快なアクションが盛りだくさんのピカレスク・アクション・ミステリーとして人気を集めている作品。観る人をスカッとさせる痛快さもある一方で、「人間ドラマもしっかり描かれているのが魅力」と北村は語る。

 「山猫の周りでは、それぞれの思惑や信念を持った登場人物たちがぶつかりあいます。でも中心にいる山猫は自分の信念は明かさず、『言うかよバーカ』みたいな感じではぐらかしながら立ち回っているんですよ」

 これまで様々な役を演じてきた北村だが、「怪盗」にはまた特別な思い入れがある模様。

 「怪盗ってロマンがありますよね。言ってしまえば悪者ですが、男の子が憧れるのって悪者なんですよ。山猫はどちらかというと義賊の要素が強く、人を殺さないというルールがあったりもするので、悪事を働きたいわけではないですが」

 そんなロマンも詰め込んだ新たな山猫が活躍する姿を、おおいに期待したい。

 「前回はコロナ禍でピリピリしているタイミングでの公演で、全公演やれたのが奇跡というくらい。観劇できなかった方もたくさんいると思うんです。だからこそ、皆さんにまた山猫を届けられるのがすごく嬉しいと思っています。日頃のモヤモヤやストレスを発散できるような作品にしますので、ぜひ劇場に来てください」

(取材・文:いつか床子 撮影:岩田えり)

新年を迎えるにあたり、まっさらな気持ちで書初め! ……をするとしたら、どんな想いを込めて、何と書くか教えてください!

『温厚篤実』
「制限や対策などをした上で、少しずつですが日常を取り戻してきている中で、演劇も例外ではなく。演劇というものが無くなってしまうのではないか、という恐怖心や先の見えないものに覆われていましたが、これまでと同じとはいかないものの劇場に活気が戻りつつあります。こんなにも変化していく世の中で、変わらずそこにあることがどれだけ尊いものかと思い知らされました。なので、より一層仕事に、人に、応援してくださる皆様に、誠実でいたいと思います」

プロフィール

北村 諒(きたむら・りょう)
 1991年1月25日生まれ、東京都出身。大学時代からモデルとして活動し、2012年『闇の皇太子』で舞台デビュー。以後、話題作に多数出演している。代表作に舞台・ドラマ『弱虫ペダル』シリーズ 東堂尽八役、舞台『刀剣乱舞』シリーズ 薬研藤四郎役、『あんさんぶるスターズ!』シリーズ鳴上嵐役、『僕のヒーローアカデミア』シリーズ 轟焦凍役、『憂国のモリアーティ』シリーズ シャーロック・ホームズ役、メディアミックスプロジェクト『Paradox Live』イツキ役など。
 舞台のみならず映画やテレビ、雑誌など、活躍は多方面にわたり、近作に映画『元メンに呼び出されたら、そこは異次元空間だった』、TVドラマ『ペアキュン』がある。趣味は音楽鑑賞・ファッション・アニメ。

公演情報

『怪盗探偵山猫 the Stage ~船上の狂想曲~』

日:2022年1月20日(木)~30日(日)
場:大手町三井ホール
料:一般席9,800円(全席指定・税込)
HP:https://yamaneko-stage.jp/
問:公演事務局 tel.03-6280-4670(平日11:00~18:00)

インタビューカテゴリの最新記事