田村由美による名作ＳＦ漫画『7SEEDS』が、西田大輔の脚本・演出で舞台化される。巨大隕石が地球に衝突し、人類が滅亡する――この予測に対し、各国首脳らは「7SEEDS計画」と題した策を講じていた。その計画は選抜した才能ある若い男女７人１組を四季の名が付いた５チームに分け冷凍保存し、人類の種を残すというものだった。
今回描かれるのは、末黒野花を主人公とした“春のチーム”の物語。花たちと途中から旅を共にする“冬のチーム”の新巻鷹弘を演じるのは田口涼。そして物語のストーリーテラーも担う研究員・ 村上を佐藤たかみち、同じく研究員・柴田を久保侑大が演じる。
田口「実はコロナ前に声を掛けていただき、原作を読みました。漫画が好きでいろいろ読みますが、トップレベルにおもしろくて。好きと言うのを5年我慢したので、舞台化が発表されてほっとしました（笑）。各々の恋愛模様も楽しみなポイントですね」
久保「サバイバル系の物語が好きなので、出演が決まって嬉しかったです。そこに僕と佐藤くんが演じる研究員というキャラクターがどう食い込んでいくのかワクワクしていています。爪痕を残せる存在にしたいです」
佐藤「お話をいただいてすぐ原作を読みました。こんなに引き込まれる物語を描く田村先生は凄いです。村上がどうストーリーに絡むのか。ストーリーテラーの役割も担っていると言われたのでとても楽しみです」
魅力的なキャラクター揃いの作品だが、3人は役作りについてどう考えているのだろうか。
田口「筋トレをしています。新巻は15年サバイバルしていたキャラクターだからもっと日焼けしておきたいです」
佐藤「僕らは『7SEEDS計画』の研究員ということで、きちんと世界を理解していなきゃいけない。何回も原作を読み込もうと思っています。ビジュアル撮影ではとにかく猫背で姿勢を悪くと言われました」
久保「同じく、まずは原作をしっかり読むことですね。役割を考え、研究しながら稽古に向かいたいです。僕は金髪にキャップという珍しい研究員ですが、研究員らしくピシッと立って撮影しました」
田口「僕らもスタッフさんも大好きな作品。原作のおもしろさを損なわず、素敵なものを作って次に繋げていきたいです」
佐藤「村上と柴田が物語に良いスパイスを入れられるように、久保さんとニコイチで頑張ります！」
久保「サバイバルの世界をどう演出するかも楽しみですし、原作に忠実でありつつ、舞台ならではの要素が入った素敵な作品になると思います」
（取材・文：吉田沙奈 撮影：平賀正明）
田口 涼さん
「考えることくらいですかね。前に進むことを考え続け、今は少し周りの人の幸せを願いながら前に進める道を考える日々です。がんばります」
佐藤たかみちさん
「5年くらい前から自分のスキルアップのために日々やったこと、観た作品、読んだ本などノートに書き残しているので、これからも続けていきたいと思っています。あと、中学3年生の夏から週刊少年漫画雑誌を買い続け、カラーページ、好きなシーン、表紙を切り抜きしてファイリングしてるのでそれも続けていきたいですね（笑）」
久保侑大さん
「カンフェティ発行20周年おめでとうございます!! 20年間続けてきたことは大半当たり前のような私生活の事になってしまうので、今後20年間といわずさらに続けていきたい事はお芝居や歌などのパフォーマンスです。自分が幼少期の頃に一度諦めてしまっていた夢だったので、次こそは諦めず今回の『7SEEDS』含め、たくさんの人にエンタメをお届けして続けていきたです」
プロフィール
田口 涼（たぐち・りょう）
1989年2月18日生まれ、京都府出身。主な出演に、MANKAI STAGE
『A3!』／MANKAI MOVIE『A3!』シリーズ、舞台
『桃源暗鬼』シリーズ、『機動戦士ガンダム00-破壊によ
る覚醒-Re:(in)novation』など。
佐藤たかみち（さとう・たかみち）
1998年3月21日生まれ、埼玉県出身。主な出演に、『映画刀
剣乱舞 -黎明-』、ハイパープロジェクション演劇『ハイ
キュー!!』東京の陣、舞台『ブルーロック』シリーズなど。
久保侑大（くぼ・ゆうだい）
1999年1月7日生まれ、神奈川県出身。主な出演に、ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン、舞台『MAGIAGIA―マギ
アギア―』シリーズ、ミュージカル『東京リベンジャーズ』
シリーズなど。
公演情報
舞台『7SEEDS～春の章～』
日：2024年12月20日（金）～29日（日）
場：こくみん共済 coop ホール／スペース・ゼロ
料：特典付12,800円 特典なし9,800円（全席指定・税込）
HP：https://officeendless.com/sp/7seeds_stage/
問：Office ENDLESS
mail：info@officeendless.com
