巧妙な伏線が笑いと感動とともに回収されていく脚本で徐々にファンを獲得し、上演台本を300冊売り上げた異例の朗読劇『夢から醒めない夢を見よ。』や、俳優・別所哲也、チェリスト・宮田大らとの共演が話題となった朗読劇『THE MOST DISTANT DAY FROM YOU』などで知られる、アキシン・ザ・CEOの新作朗読劇『刻め!秒針よりも速く!!』の上演が決定。
今度の舞台は“小劇場”。弱小劇団「センダガヤ」を軸に、演劇界の問題に切り込んだエンタメファンタジーコメディとなっている。お揃いの劇団Tシャツでビジュアル撮影を終えた赤澤遼太郎と小波津亜廉に本作への意気込みを聞いた。
小波津「ちょっと盛れている証明写真を撮ってもらったような不思議な撮影でした(笑)。僕らは普段、作品ごとに新しいカンパニーが出来て、そこで出会いと別れを繰り返しますが、“劇団”というと“同じ釜の飯を食う”に近いイメージがあります。役者それぞれが劇団内で役割を持ち、同じメンバーでいくつもの作品を作る。朗読劇でどこまでリアルに“劇団あるある”を再現できるか、挑戦ですね」
赤澤「『夢から醒めない夢を見よ。』にも出演させていただいたので、アキシン・ザ・CEOさんの作品は2作目です。今作は演劇の世界を描くということですが、いい意味でアンダーグラウンドでリアルな小劇場界隈の雰囲気が出ています。普段よく出演させていただく2.5次元の舞台のキラキラ感とは対極かも。ファンの皆さまは驚かれるかもしれませんが、僕は凄く楽しみにしています」
劇団の座長・森山を演じる小波津は、自身は座長向きの人間ではないという。
小波津「僕は俯瞰で物事を見るタイプなので、どちらかというと参謀ポジションだと思います。森山は、座長だけど年齢は劇団内で1番上ではなく、上と下に揉まれながら、中間管理職として皆の意見を聞いています。僕も人の悩みを聞くのは得意なので近いところがあるかもしれません」
一方の赤澤は、語り部役ということだが、果たして……。
赤澤「朗読といっても声の技術では声優さんたちに敵わないので、僕らは俳優らしく舞台で培ってきたものを活かしていかなければなりません。とはいえ、アキシン・ザ・CEOさんの朗読作品は、朗読劇と言いつつもその枠に収まらないので、今回も何が起きるか最後までわかりません。僕自身もドキドキです(笑)。壮大な作品になる予感がしているので、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです」
(取材・文:通崎千穂 撮影:間野真由美)
赤澤遼太郎さん
「梨が大好きで、良くお取り寄せしているのですが、今年は“新甘泉”という品種に出会い、あまりの美味しさに感動しました! 兎に角、甘くてジューシーで、来年も絶対頼もうと思
います! 読者の皆さまにもオススメの梨があったら、是非教えて欲しいです(笑)」
小波津亜廉さん
「無くしたと思っていたイヤホンを見つけた時です。気に入っているイヤホンで、かれこれ2年ぐらい使っていいます。1度紛失し買い直した経験から、2度目はないと自分に言い聞かせ管理していましたが、見事に紛失。2度目の紛失で大きなショックを受けた次の日。カバンの底から発見して大歓喜して、1人でガッツポーズをとったのが最近あったラッキーな瞬間です」
プロフィール
赤澤遼太郎(あかざわ・りょうたろう)
1997年1月11日生まれ、神奈川県出身。近年の主な出演に、MANKAI STAGE『A3!』シリーズ 七尾太一役、『マッシュル-MASHLE-』THE STAGE シリーズ マッシュ・バーンデッド役、ミュージカル『コードギアス 反逆のルルーシュ 正道に准ずる騎士』枢木スザク役など。
波津亜廉(こはつ・あれん)
1991年8月23日生まれ、沖縄県出身。近年の主な出演に、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage シリーズ 神宮寺寂雷役、『マッシュル-MASHLE-』THE STAGE 2.5 ライオ・グランツ役、『SK∞エスケーエイト The Stage』シリーズ 愛抱夢役など。
公演情報
朗読劇『刻め!秒針よりも速く!!』
日:2024年11月27日(水)~12月1日(日)
場:シアター・アルファ東京
料:SS席[特典付・枚数限定]15,000円
S席[特典付]12,000円
一般席[特典付]9,000円
一般席8,000円(全席指定・税込)
HP:https://info-kizame.jimdosite.com
問:株式会社七十八
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