4人でしっかりチーム感を作り、キャラクターを魅力的に描きたい 物語が深く、視覚的な華やかさもある音楽朗読劇

4人でしっかりチーム感を作り、キャラクターを魅力的に描きたい 物語が深く、視覚的な華やかさもある音楽朗読劇

 人気オリジナル朗読劇『文豪、そして殺人鬼』シリーズを手掛けるKADOKAWAとハピネット・メディアマーケティングによる本作は、呪われた青年の旅を描いた物語。加藤将は旅する商人・アンヘルト、碕理人はアンヘルトに心を許す奴隷たちのリーダー・カシームを演じる。

碕「音楽朗読劇でダンスもあるかもしれないと聞いて、どうやるのだろうと最初に思いました」

加藤「僕も音楽朗読劇って経験がないんです。でも歌は好きだし、頼れる先輩の碕さんがいる。大船に乗った気持ちで挑みたいです」

碕「キャラクターに僕らの関係性をうまく乗せて、将を支えていけたら。あとは、同じチームの長﨑くんと須藤くんの若いパワーが楽しみです」

加藤「メッセージ性が強い作品ですよね。メインキャラクター4人にしっかり過去があって、セリフの中に色々なヒントが出てくるから深掘りできる。攻めた脚本に攻めた芝居で応えたいです。そして、衣裳が凄く華やかです」

碕「朗読劇の衣裳はそんなに派手な印象がなかったのですが、この作品は凄く華やか。視覚的にも世界に入り込みやすいと思います」

加藤「アンサンブルチームのみなさんも世界観を作ってくれると思うし、照明なども加わって、お客さんに良い景色をお届けできそうですよね」

 歌唱と朗読で進んでいく本作。声が中心となる芝居は、普段の演劇とは違う難しさがあるという。

加藤「声のお芝居ってあまり得意じゃなくて。本から目を離して読みたくなっちゃうんです。今回はセリフ量がとても多いから、周りの空気を感じつつ見失わずに読めるようにしないと」

碕「観ている人は、なんで本があるのに噛むんだ?と思うかもしれませんが。声優さんは凄いなと思います。でも、生の舞台をやっている役者にしかできない朗読劇はあるだろうし」

加藤「キャラクターそれぞれに曲があって、物語としても一人ひとりに見せ場がある。このお話が終わったとき、観た方にアンヘルトがどう生きていくかを想像してもらいたいと思いました」

碕「Wキャストで全然違う作品になると思うので、まずは4人でチームとしてどっしり構えていたいですね。将との久々の共演も楽しみですし、歌もお芝居もしっかりみなさんの心に残るように作っていきたいです」

加藤「音楽朗読劇は僕らにとってもチャレンジ。骨太な物語ですし、お客さまに何か受け取ってもらえるよう頑張るので、ぜひ観に来てください」

(取材・文:吉田沙奈)

プロフィール

加藤 将(かとう・しょう)
1992年9月21日生まれ、兵庫県出身。2012年より舞台を中心に活躍。主な出演に、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン、舞台『刀剣乱舞』シリーズ、『銀河英雄伝説 Die Neue These』シリーズ、ミュージカル『エリザベート』、『ファントム』、『HOPE』THE UNREAD BOOK AND LIFEなど。

碕 理人(さき・まさと)
1991年3月1日生まれ、京都府出身。俳優・アーティストとして活動。主な出演に、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン・3rdシーズン、舞台『銀河英雄伝説 Die Neue These』シリーズ、『ハンサム落語』シリーズ、劇団「ハイキュー!!」旗揚げ公演、NIKKATSU×LEGENDSTAGE CINEMATIC STAGE『東京流れ者』、舞台『パリピ孔明』など。

公演情報

音楽朗読劇『千夜星霜~商人アンヘルトの宴は砂に歌う~』

日:2024年8月21日(水)~25日(日) 
場:あうるすぽっと
料:グッズ付チケット11,000円 
  通常チケット10,000円(全席指定・税込)
HP:https://senyaseisou-stage.com
問:ハピネット・メディアマーケティング舞台担当
  mail:stage_info@hsn.happinet.co.jp

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